《シャドウアクティビティ》第3話 他の奴らと同じじゃんか
「お前...一何の能力だよ?」
俺の放った火を一切聞かない加藤に俺は問いかけた。
加藤のからは煙がまだもくもくと出ている。
俺の問いかけに加藤は沈黙だ。
「おい!答えろよ!」
唾を飲み込む。
「う〜ん?」
加藤は顎に手をやり考えだすと、5秒ほど黙ってまんべんな笑みで答えた。
「緒かな!?」
「はぁ?」
困する俺の様子に加藤は気づいたのか、不気味な笑みをこぼしながら
「ごめんね!僕そろそろ學校行かなきゃ...」
俺から立ち去ろうとする加藤に俺は必死で止めた
「おい!待てよ!」
そんなの構い無しに加藤は俺に背中を向けると手を上げ
「楽しかったよ!また今度どこかで會おうね!」
いつもの俺なら必死で後を追っただろう。
今日はどうしてか、足が思うようにかない...
怖がってるのか...
こんなの中學生の時以來だ。
なんか怖いな。 
俺は自分をしだけ過信しすぎてたのかもしれないな。俺はエスパーだ。 
ノーマルだのエスパーだの區別されるのがすごく嫌いだ。
俺がエスパーじゃなかったらさっきのカツアゲ現場は、見て見ぬ振りをしただろう。 當然だ。
俺には力がない。
この能力を過信してどこかで自分は他の人間とは違う。
俺が弱いノーマルを救ってやらなきゃと、心のどこかで思っていたのかだろうか? 
これでは、他のエスパーだのノーマルだの區別する奴らと変わんないじゃん
本當に嫌になる
なんとか地面を這いつくばっていた足は生まれた子鹿のように脆く地面にをつく。
「くそ!...」
地面にをつけながら下を向き頭を抱える。
そんな狀態が1時間ばかり続き。 
學校には2限目から登校したのだった。
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