《シャドウアクティビティ》第21話 岡本の報告
岡本の後を追う俺は異常な景が目にる
見張りが昨日と同様誰もいないのだ。
人はチラホラ見えるが昨日俺が來た時とは違い誰も口などに固まっていない。
そんなに余裕があるのか?
こんな外から見て目立つ建昨日の俺と同様に來る奴らもいるだろう。
ショッピングモールは、口も複數存在するはずだ。
それなのに見張りも誰もいないのは異常すぎる。
岡本の後を歩いているうちに大広場についた。
岡本の足が舞臺の正面を向かって止まる。
俺も岡本と同様舞臺の正面に向かって止まる。
周りには50人の程の宮崎の仲間たちが靜かに舞臺の方を向いて待っていた。
その様子は顔を下に向けて大人しくただ宮崎を待っているものもいれば、張を押し殺しているようにじるものもいた。
「お前一番大変な時期に來ちまったな」
岡本とは周りの奴らとは違い不気味な笑みを浮かべている。
「一今からなにが始まるんだ?」
「狩だよ! 狩」
「その狩って言うのは何なんだ?」
「何だお前? 大想像つくんじゃないのか? 」
俺は岡本の言うとうり大想像がついていた。
多分狩と言うのはプレイヤーを見つけては殺し、あるいは捕虜として捕まえるのだろう。
しかし、俺たち以外のプレイヤーもバカじゃない。狩と言ってもこちら側が有利な響きがするが向こうも全力で抵抗してくるだろう。
當たり前だ。 命がかかっているんだ。
中途半端な覚悟では俺は殺されるかもしれない。
向こうがまだノーマルだったらありがたいがエスパーだって全然いる可能はある。
クソ! 何でこんな事に巻き込まれるんだ。
冷や汗が止まらない。
そんな俺の様子を見て岡本はニヤニヤと白い歯を俺に見せ笑っている。
「クククお前は今日死ぬかもしれないな」
「そうかもな」
俺はこの狩には參加せずにこっそりと逃げる予定だ。 當然姿が見つからなければ向こうも死んだと判斷するだろう。
しかし、この狩って言うのは団行なのか? できれば個人行の方がありがたいが恐らく団だろう。
今裏切り者探しに必死な宮崎はこんなチャンス與えるわけがない。
クソ! 狀況は最悪だ。
そんなことを考えていると微かに足音が聞こえる。
足音が聞こえると周りにいた仲間たちは一斉に顔を舞臺の方に向けた。
足音がどんどん近づいてくる。
やがて宮崎が現れる。あの足音は宮崎のものだったのか。
宮崎は舞臺の階段を1段1段とゆっくり上がりやがてこちら側が上から見下ろす。
15秒ほどこちらを睨むように覗くとようやく重く閉ざされた口を開いた。
「親なる同志たちよ! 今日は同志諸君が楽しみにしていたであろう狩の時間だ」
宮崎は話を続ける。
「同志諸君は知っていると思うが俺は毎月3位に500ポイントも支払っている。 それは同志諸君が狩でポイントを集めてきてくれるおかげでな」
「同志諸君は、ポイントを俺に支払い俺はここの安全を確保している。ここはこのフロアで一番安全な空間とも言えるだろう。
それを作っているのは誰だ?」
宮崎は、俺たちに問いかけるように言う
「宮崎さんです!」
この質問は毎回するのか? 仲間たちは一斉に宮崎の名前を言う。
「そうだ! 俺だ。俺のバックには3位もいるが俺も相當強い。安心してここで暮らしていけ。 しかし、昨日岡本から面白い報を聞いた」
宮崎は岡本の方を見てニヤリと笑っている
岡本も宮崎につられるように笑う。
「昨夜、渉材料として大事に扱っている捕虜(山田)と接したものがいる」
宮崎の言葉を聞いて俺の額から冷や汗が出る。
まさか..バレたのか..
岡本にチクられた? 岡本の方をチラリと見ると岡本は手で顔を隠しながら肩が揺れるほど笑っている。
「まさか...」
おれがそう小さく呟くと宮崎は軽く飛ぶ。
やばい! 瞬間移する気だ。
俺は目をつぶる。
殺される!!
そう思っていたが俺の目の前に宮崎は現れる事はなく全く違う相手の目の前に現れた
「お前? 裏切ったな?」
「は?何のことだよ?」
宮崎はニヤリと笑いながらその男の頭を摑む。
「本當の事を言え」
「は?いやマジで何のことかわからないですって」
顔を摑まれながら男は必死に宮崎に言い返す。
「そうか? なら死ね」
そうゆうと宮崎は一気に手に力をれる
嫌な音がこちらまで聞こえてくる。
ミシミシミシ
「ああ!!!!いてぇぇぇぇ」
男は必死に暴れるも宮崎は涼しい顔で男の頭を握りしめる。
男は暴れながらもポケットからカッターナイフを取り出す。
すると宮崎の腕めがけて思いっきり振りかざす。
 カッターナイフは宮崎のに刺さるどころか芯が折れて床に転がる。
「は?何だよこれ」
「悪いな! そんなおもちゃじゃ俺は殺せねぇ」
プチュンと嫌な音を最後に男は喋らなくなった。
宮崎はポケットからハンカチを取り出し手についたを拭き取るともう一度舞臺に登る。
「裏切り者は許さねーこいつみたいになりたくなければお前ら全力で働け!いいな?」
「はい!」
一斉に仲間たちがそうぶ。
岡本の方を見るとまだ手で顔を隠しながら肩を揺らすほど笑っていた。
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