《シャドウアクティビティ》第28話 処刑の時間

「テメェは絶対に許さねぇ 」

「おいおい! あのヘタレ振りは演技だったのか? よくこの短時間で仕上がってきたじゃねぇかよ おい」

宮崎は立ち上がる。

「一どれほどの人を殺してきた? どれ程の屈辱をあたえてきた! 」

「あぁん? そんなもん覚えちゃいねぇな」

宮崎の言葉を聞くと歯をくいしばる。

「お前は四ノ宮を殺した。 絶対に許さねえ」

俺は手のひらに火を生み出す。

「四ノ宮? 誰だそりゃ...」

宮崎が言葉を終わらせる間もなく俺は宮崎に向かいって火をボールのように投げる。

宮崎は首を橫に傾け俺の火を避ける

「テメェ完全に殺しにきてんなおい!」

宮崎は笑いながらいう。

「當たり前だ。 お前みたいな悪魔決して許しはしない」

俺は火をにまとわせる

どんどんと火が俺のを覆い盡くす。

「ほんとエスパーていうのは自信満々な奴が多くてめんどくせぇな」

宮崎はそういうと軽くジャンプをする

やばい...くる..

そう思った瞬間に宮崎が俺の目の前に現れる

「な..」

「お前には期待していたのにがっかりだよ..しね!」

宮崎は俺めがけて右ストレートを顔に繰り出す。

俺は火をまとっているが関係なしに俺の顔めがけて毆りつける。

俺は後ろに勢いよく倒れる。

喧嘩なんかは多はしていたが毆られて後ろに何回転も転ぶのは初めてだ。

「クソ!」

口の中は毆られた影響でキレが口の外に垂れる。

それを右の服で拭き取る。

「おいおい! 熱いじゃねぇか! 本當にめんどくせぇ能力だな」

「本當にそんな風に思ってるか?」

俺は宮崎に手のひらを向け火炎放のように火を出し続ける。

 宮崎は軽くジャンプすると別の場所にワープする。

俺はワープしたところに手のひらを向けると火をひたすら火炎放のように出し続ける。

高速で移する宮崎には俺の火は全く當たる様子はない。

あの能力はなんだ? 全く訳がわからんテレポートだと思っていたがあの筋力はどう説明がつく? もともと筋力があったのか?

いや人間の頭蓋骨を破壊するのはかなりの力が必要だ。 格闘家なら容易に破壊できるかもしれないがあんな指先の力だけで握りしめて破壊する行為は普通の人間には無理だろう。

何かタネはないのか?

「もう避けるのもめんどくせぇな?」

宮崎はそう短くいうと再び俺の目の前に現れる。

「クソ!」

俺は直で右のストレートを繰り出す。

意外にも宮崎の顔に俺の拳が當たる。

しかし、宮崎も俺の顔めがけてパンチする。

お互いに顔にパンチを食らう。

相討ちか? いいや、明らかに俺のパンチは素人のパンチだ。 宮崎のパンチは凄まじく俺は再び後ろに転がる。

対する宮崎はその場で顔を抑えている。

「おいおい。 いてぇじゃねぇーか」

俺に毆られた顔を抑えながら床に唾を吐く

「それはこっちのセリフなんだよな」

俺は何とかと膝に手をやり起き上がる。

「お前?もしかして俺に勝てると思ってる?」

宮崎の口から意外な言葉が出る。

「勝てる? いいや! 勝つね」

俺の言葉を聞くと宮崎は大きな聲で笑い始める。

その聲は靜かなショッピングモールに響くくらいだ。

「まさか、本気で言ってんのかよ」

「いいか? 俺はお前に負けるなんてこれっぽっちも思ってない? あえて狩で警備が薄いこの時に攻め込んできたのは褒めてやるでもな」

そこで會話を終わらせる。

「でも、何だ?」

「俺はお前に負けない。このショッピングモールの警備が薄いのに鍵をかけていなかったのは何でだと思う?」

「お前がバカだからだろ?」

「バカはオメェーだよ。仙道俺は強い。絶対的に自信があるだからわざわざドアを開けといて裏切り者が來るのを待ってたんだよ!」

宮崎は拳を握る。 握られた拳からは生々しい音が聞こえてくる。

「お前みたいなクソ雑魚エスパーなんぞ俺は警戒しなくてもいつでも殺せるって事だよ」

「へ、口だけ野郎が」

「仙道お前は人をおちょくるのが好きみたいだな。 始めようか処刑の時間だ」

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