《魔力、、君、私》懐かしき姿
〜side E〜
『何故逃げる』
自分の魔獣であり、相棒であるローアが聞いてくる。
魔獣、と言われてもわからないと思うから説明しよう。文字通り、魔力を持つ獣だ。獣の形は様々だが私のローアは狼の形をしている。わたしたち魔獣使いはこいつを相棒にし....お互いに頼りあって生活している。
「...魔法が溶けたら困る。
   わたしだって、ほんとは...」
言葉に詰まる。フードを深く被り直し、ローアに乗って逃げる。
魔法が溶けたら...多分わたしの存在にリルは困する。死んだ(ことになっている)人間がそこにいるんだから。
「遠くから見守るしかないよ」
『そうだな...』
リルが生きてることがわかって再び始まった戦爭。リルの魔力でしか開けることのできない森の奧深くの寶...恐らくあいつらはそれが狙い。だから、こうやってしでも敵を減らそうと遠くから敵軍を狙っている。
「...ハルが傷を負ったあれはまだ...
   実力者じゃないのか...」
盲點だった。てっきり前のやつが実力者だと思っていた。
何かに気づいて足を止める。
「....來る...」
言った通り、何人かの敵に囲まれる。
「...いくか、ローア」
『あぁ』
しでもリルへの被害を減らすために。
たった一人の。大切な妹が死ぬくらいなら。
自分が死んだ方がいい。
〜side H〜
「...」
「...」
姿が見えない。俺らの存在に気づいて、
逃げたのかもしれない。
「...仕方がない、とりあえず....
   報を得れればいいが...」
「...そう、だな」
「...大丈夫か?疲れてるなら、
   今日じゃなくても...もう遅いし。
   帰るか...?」
「...魔力をじる。...でも...なんか....」
ゆらり、とリルのが揺れて俺にぶつかる。
「なんだ、どうした?」
「...ここにいるのは、危険...」
逃げよ...と駆け出す。ふらふらとした足取りで。
「...無理するな、行くぞ」
「....」
リルの手を引く。
「...魔力、抜かれてる、近くに...
   魔力持ってるのが、いる...」
「喋るな馬鹿っ!」
そんなの、見ればわかっていた。
い時に見覚えがあった。思わずんでしまう。
とりあえず手を引きながら走る。早くアジトへ帰らないと。
〜side R〜
「何を考えてるんだ」
案の定班長アノスに怒られた。アジトに帰ってからはめまいも落ち著いている。
「...気持ちはわかるけどね...
   この時間も危険だし、
   仮にもの子なんだから…」
「...ごめん。」
「ん、分かればいいよ。」
班長アノスがれてくれた紅茶を飲みながら落ち著く。今、ここには班長アノスと私の他にハルマとマーヤがいる。ハルマは相変わらず壁に寄りかかって腕を組んでいる。
「で、なにかわかったことはあるの?」
「いや...」
首を振った。
「...それより前に出てきてしまったから...ただ...」
見かけたのことを話す。
フード、銀髪、見覚えがあって、私が1番求めている人...
「...そんな...まさか....」
班長アノスが反応する。
「...會ったの?顔は見た...?」
「...いや...顔まで見れなかった。」
「...」
時間の問題だな、と呟き紅茶をすする班長アノス。その時はまだ、その言葉の意味も何が起こるのかすらもわからなかった。
モテない陰キャ平社員の俺はミリオンセラー書籍化作家であることを隠したい! ~転勤先の事務所の美女3人がWEB作家で俺の大ファンらしく、俺に抱かれてもいいらしい、マジムリヤバイ!〜
【オフィスラブ×WEB作家×主人公最強×仕事は有能、創作はポンコツなヒロイン達とのラブコメ】 平社員、花村 飛鷹(はなむら ひだか)は入社4年目の若手社員。 ステップアップのために成果を上げている浜山セールスオフィスへ転勤を命じられる。 そこは社內でも有名な美女しかいない営業所。 ドキドキの気分で出勤した飛鷹は二重の意味でドキドキさせられることになる。 そう彼女達は仕事への情熱と同じくらいWEB小説の投稿に力を注いでいたからだ。 さらにWEB小説サイト発、ミリオンセラー書籍化作家『お米炊子』の大ファンだった。 実は飛鷹は『お米炊子』そのものであり、社內の誰にもバレないようにこそこそ書籍化活動をしていた。 陰キャでモテない飛鷹の性癖を隠すことなく凝縮させた『お米炊子』の作品を美女達が読んで參考にしている事実にダメージを受ける飛鷹は自分が書籍化作家だと絶対バレたくないと思いつつも、仕事も創作も真剣な美女達と向き合い彼女達を成長させていく。 そして飛鷹自身もかげがえの無いパートナーを得る、そんなオフィスラブコメディ カクヨムでも投稿しています。 2021年8月14日 本編完結 4月16日 ジャンル別日間1位 4月20日 ジャンル別週間1位 5月8日 ジャンル別月間1位 5月21日 ジャンル別四半期2位 9月28日 ジャンル別年間5位 4月20日 総合日間3位 5月8日 総合月間10位
8 162不死の子供たち【書籍販売中】
記憶を失った青年『レイラ』が目を覚ました世界は、 命を創造し、恒星間航行を可能とした舊人類が滅んだ世界だった。 荒廃し廃墟に埋もれた橫浜で、失われた記憶の手掛かりを探すレイラは、 人工知能の相棒『カグヤ』と共に、殘虐な略奪者がのさばり、 異形の生物が徘徊する廃墟の街に身を投じることになる。 【いずみノベルズ】様より 【不死の子供たち③ ─混沌─ 】が販売中です。 公式サイト https://izuminovels.jp/isbn-9784295600602/ 【注意】感想欄では、物語や登場人物に関する重要な要素について語られています。 感想欄を確認する際には注意してください。 サイドストーリー中心の『ポストアポカリプスな日常』も投稿しています。 ※カクヨム様でも連載しています。
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