《名探偵の推理日記零〜哀のブラッドジュエル〜》第5章 生贄の檻 6
階段を上り、70階の廊下へ出ると先程タケと呼ばれていた男が圭介達の後に誰もいないことを確認し、何やら壁に備え付けてある作盤を作し始めた。
すると、天井から壁が出現し、あっという間に巨大な室を作り上げてしまった。
全員の検査を終えると、木刀を持った男は廊下の奧へと消えていった。
外部との通信が可能なものは全て回収され、鳥羽も城ノ口も所持していた拳銃さえも奪われてしまい、完全にきのできないような狀態になってしまった。
「そこの2人とそこの男は7001號室、それ以外は全員7011號室にれ」
警棒を持った男は7001號室の扉を開けると、勉、琴、そして琴の母親である英莉を部屋にるように促した。
おそらく人質として価値のありそうな人間を別の部屋に置き、いざと言う時に取っておこうと考えているのだろう。
圭介達も同様にエレベーターを挾んで隣の7011號室へとっていった。
部屋の中は晝間の時とほとんど変わっていなかったが、唯一ここに置いていった荷だけが恐らく男達によって回収されていた。
特に役に立つようなものがっていたわけではないが、男達はかなり警戒心があるようだった。
「やれやれ、これじゃあ警察の救助を大人しく待つしか無さそうだね」
藤島がし皺しわのできたベッドにどっかと座って言った。
「そうですね。僕達が逃げようとしたところであのテロリスト達は拳銃を持ってましたからね」
周防はどこか落ち著いた様子でソファに座りお茶を淹れると、機の上に置かれていた湯呑みにそれを注いだ。
「でも助けに來るって言っても警察は部の狀況は何1つ分かってないんだぜ。迂闊に乗り込まれちゃ、全員弾であの世行きだ」
三井は服の上からでも分かるほど筋を浮かび上がらせて、悔しそうに拳を握りしめた。
「そうだ。その手があったか!!」
突然思い出したように鳥羽が立ち上がり、部屋に備え付けられていた電話の話を取ると、0番をプッシュした。
「そうか!!外線で警察と連絡を取れば、部の報を細かく伝えることが出來るって訳ですね!!」
城ノ口が目を輝かせて鳥羽の背中を見守る。
「だめだ。発信音が聞こえない……。テロリスト共がケーブルを切ったか何かしたんだろう」
鳥羽はガックシと肩を落とし、話を靜かに置いた。
「くそ……。妙なところまで手が行き屆いてやがるな」
三井が頭を掻き毟る。
「外線がダメなら線はどうだ?」
圭介がそう言うと同時に鳥羽は勢いよく話を取ると、隣に置かれた線番號表を頼りにフロントに電話をかけた。
「よし、コール音がしたぞ」
話を耳に當てたまま鳥羽と圭介が目を合わせる。
數秒後、話を置くと鳥羽は振り向き靜かに首を振った。
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