《錬七剣神(セブンスソード)》真相4
「なんだって!?」
蠱毒というのは今言ったように壺の中にいる蟲を一匹になるまで殺し合わせる。それを人間で行うということは――
聖治は今一度部屋にいる三人を見つめた。今日友達になって、本來なら今頃自分の歓迎會で盛り上がっていた友人だ。
皆優しくて、気が良くて、今日が會って初めてなのに、笑顔で話し合うことが出來る大切な仲間だ。なのに――
「それって、まさか……」
「そう」
聖治の聲は震えていた。そんな彼の揺にトドメを差すように、香織かおりさんは事実という刃を突き立てた。
「私たちで、殺し合いをするの」
「…………」
言葉を、失った。何も考えられない。
聖治は香織かおりさんの言葉を聞いてから數秒の間、茫然ぼうぜんと椅子に座ったままだった。
思考が停止して心も活を止める。
けれど時間が経つにつれショック狀態が徐々に回復していく。
聖治は思いが口を突いて出たが、それは今更の怒りだった。
「なんだそれは!? 俺と、星都せいとと力也りきや、香織かおりさんで、一人になるまで殺し合えって? そんな馬鹿なことがあるか!」
「正確には、あと三人。計七人で、一人になるまで殺し合う……。私たちには剣ともう一つ特殊な機能が備わっていて、他者の魂を己に取り組むことが出來るの。
魂にはその人の歴史、いわば伝子が刻まれているから、取り組んだ魂に記録されている能力を自分で扱えるの。
倒した相手の魂を取り込めば、相手の剣を自分のものに出來る。そうして最後の一人になるまで勝ち進めば、七つの剣全てを手にすることが出來る。
それを以てして新たな団長にする。それが、錬七剣神セブンスソード」
聖治は拳を痛いくらいに握り締め勉強機を叩いた。それで怒りが収まることはなく、こんな不條理を覆くつがえしたい一心で聲を上げた。
「そんなの、あっていい話じゃない。警察に通報しよう。親にも連絡すれば――」
「無理だよ」
「何故!? 親に心配をかけたくないという気持ちも分かるが――」
「この街、水門みなと市自が魔卿まきょう騎士団によって管理されているの。魔界にはさまざまな組織が存在するけれども、中には敵対する組織もあるの。
それが聖法教會。表向きは宗教団だけれど、裏では異端狩りとして魔師たちと戦っている。
そうした邪魔がらない場所が魔卿まきょう騎士団には必要で、それには聖法教會の監視が甘い極東、日本が最適だった。
それに加え、水門みなと市は海と山に挾まれた田舎町で、地形的な理由から他の町や地域と流がない。
セブンスソードを行なうには都合が良かった。水門みなと市が発展出來たのは、裏で魔卿まきょう騎士団が活していたからなの。
魔卿まきょう騎士団は水門みなと市を管理下にして、セブンスソードを行なう場所を確保した。警察はもちろん、政治家や消防、病院に至るまで魔卿まきょう騎士団の息が掛かってる。助けてはくれないわ。
どこで爭おうともみ消される。さっきの戦闘中からここに來るまで誰にも會わなかったでしょう?
きっと裏で魔卿まきょう騎士団が働いていたからだと思う。それに、私たちが作られたのはここ最近で、私たちの過去は造された記憶なの。
殘念だけど、聖治君が思っている親は、どこにもいないわ……」
「そんな……。本當なのか?」
「ええ……」
聖治の質問に、香織かおりさんは寂しそうに答える。
「この高校もいわばその一部。この學生寮だって、本當は寄りのない私たちを住まわせるのが目的で、現に私たち以外は寮していないわ」
聖治は壁を見つめた。言われた通り隣からは音一つしない。それにここでは誰とも會ったことがなかった。
「でも、三人は普通にこの高校に通っていたはずだ。何故今になってこんなことを?」
三人は今まで平和に通っていた。セブンスソードの一員であるにも関わらず。しかしセブンスソードは開始された。その理由こそ。
「君が、來たからだよ」
「!?」
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