《錬七剣神(セブンスソード)》最後の戦い2
「これはそう何度も振るえん。下手な抵抗は止めてもらおうか」
グレゴリウスが構える。両手をぶら下げたものではなく、両手に持った剣をの前におき、剣先を上に向け、それは戦いの構えというよりも騎士としての立ち姿。
絵畫の中の騎士の出で立ちだった。
張が走る。先ほどの剣ならばおそらく治神ちしん・織姫おりひめの無力化で防げたかもしれないが、これは無理だ。
生前グレゴリウスが扱い聖剣の域にまで達しているこの剣で斬られれば、間違いなく絶命する。
その時、聖治の目に一つのスパーダにが映った。
魔刀天黒魔あくま。
「これなら……」
希が湧く。魔來名まきなはスパーダ一本の狀態でこれを扱い、あれだけの力を発揮した。なら七本を所持していればどれほどの力になるのか。
聖治は天黒魔あくまに手をばす。
「抵抗するな」
「そんな!?」
しかし遅かった。グレゴリウスは目の前に突如現れ、剣を振り上げていた。
「不遇は詫びよう。しかし、私にはこれしかなかった。積年の責務を就させるため」
帝こうてい剣をも上回るその速さ。すべてを切り裂く至高の剣が錬七剣神セブンスソードに幕引きの一撃を下ろす。
(まずい!)
聖治の頭を危機が一瞬で飽和する。このままでは終わりだ。本當に負けてしまう。だが、聖治には対抗できるがない。
その、時だった。
「ぬっ!」
「なんだ?」
聖治の視界から天黒魔あくまが消えた。
直後、グレゴリウスの位置で空間斷層が発生したのだ!
グレゴリウスは急遽後退し聖治と距離をとる。
「貴様……!」
グレゴリウスが呟く。驚愕を知らないはずの亡霊でさえ、この事態に意表を突かれていた。
「まさか……」
聖治は口に目を向ける。には期待が溢れていた。
そして振り返った時、その瞬間、心が震えた。
そこに、あの男がいたから。
「うそだろ……」
純白のコートを翻し、艶のある金髪が揺れき、右手には己のスパーダ、天黒魔あくまを握り、一閃していた。
驚愕にこれ以上聲が出ない。まるでこの男と初めて出會った時のように、舌はかずも微だにしない。
けれど、今度こそ口にした。震えるを押さえつけ、聖治は言葉を口にする。
真の団長候補。そこにいたのは錬七剣神セブンスソード最強の男。
「魔來名まきな!」
「決著を付けに來た」
魔堂まどう魔來名まきな。刀を手に、この男は登場した。
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