《No title_君なら何とタイトルをつけるか》反逆者の影
アメリカからの攻撃態勢が見られた海上団本部は何とか朝までに艦と攻撃準備を整える事ができた。ハイネは艦の司令室で頬杖をつきながら座っていた。
「団長!準備が出來ました」
「…あぁ、艦を出してくれ」
「了解致しました」
「……今日じゃない?のかもしれない」
「…どうされました?」 
「ん?あぁ何でもないよ。各部隊に連絡を頼んだ」
ハイネはのない瞳を閉じた。
ヴェルザはアイと共に醫務室にいた。
何時始まるか分からない戦爭で負傷した団員を向かいれるための作業でヴェルザはアイを手伝っていた。
「ヴェルザ、有難う!」
「自分は戦場に出る事が無いので…」
「そっか。やっぱり特殊な部隊は違うんだね」 
「…そうなのかもしれない」
ヴェルザは特別班の暗殺部隊に所屬しているため戦場に立つことは無いだろうと思っていた。
「あ!ヴェルザそこの包帯を箱ごと持ってきて」
「わかった…こんなに包帯いるのか?」
「念には念を!って言うでしょ?それに今回の戦爭は突然だったから心配なのよ。犠牲が多い気がして」
「…戦爭に犠牲は付きだろう?」
「はは…そうね。悲しい事だわ」
グレイは司令室に飛び込んだ。
「…っ団長!!」
「…あぁ、気付いたのかい?」
「はい…急ぎ基地に引き返すように指示を出しました」
ハイネは笑った。
「騙されたね」
「はい、綺麗に騙されましたね」
グレイは微笑んだ。
艦が基地に引き返していたため団員は戸っていた。
「艦、戻ってないか?」
「どうしたんだ?」
「戦爭が始まるんじゃなかったの…?」
ザワザワとした様子の中 ヴェルザは遠く見える基地をみて気付いた。
「戦闘機が…6機?」
ヴェルザは目を見開いた。基地の上空にアメリカの戦闘機が飛び回っていた。
「!!おいっあれ何だ?!!」
「なんで?!戦艦が6隻じゃなかったの?」
「アメリカの戦闘機が飛び回ってるぞ!」
混した様子のまま艦は基地付近の海上で止まり戦闘機に向けて攻撃命令を出した。
「あー、報とは違った事が起き混しているかもしれないが、見ての通り基地が危ない。直ちに攻撃を開始しろ」とグレイの放送がり団員達は持ち場につき戦闘機に向けて攻撃を開始した。黒煙が立ち上り先程まで見えていた青空は見えなくなってきた。
「戦闘機が近付いてくるぞ!」団員がそうぶと団員達は必死になってあっという間に戦闘機を全て撃ち落とすことが出來た。が、アイの言った通り犠牲が多かった、結果は良かったものの艦に小型弾を落とされたため団員の中には大怪我をした者がなくは無かった。
「ヴェルザ!その人をベッドに運んで!」
「わかった!」
アイと看護師達、ヴェルザは負傷した団員達を急いで治療していた。
「止剤を用意して!」
「誰か!包帯を…っ!!」
アイと看護師達はそのまま深夜まで勵んでいた。
「ヴェルザ、急に呼び出して悪いね」
「いえ…ところで団長、自分に何の用でしょうか?」
醫務室で手伝っていたヴェルザは団長の部下アイクに呼び出され団長の所へ行くようにと言われたのだった。
「君は余程の事じゃない限り戦場に立つことは無いだろう?」
「はい…?」
「そこで僕は考えたんだ。君、私の護衛役にならないかい?」
「護衛役?」
「そうだ」
ヴェルザは一瞬戸った。
「…自分を選んだのは如何してですか?」
「実は…今回、犠牲はなくは無かったが最小限にする事はできた。報通りならもっと酷い結果になっていただろう。だが、報から聞いた6隻の戦艦は現れなかった。現れたのは戦闘機6機」
「…?」
ハイネは重々しい聲で言った。
「この海上団に反逆者がいる。僕が推理するにこの先 海上団は滅びる…どれだけ手を盡くしても」
「…団長は、殺されるのですか?」
「あぁ、たぶんね…だから君を護衛役に頼みたい。僕がやらなきゃいけない事が終わるまで」
ヴェルザは其の時のハイネの顔が忘れる事が出來なかった。団長という立場でいて行く偉人の姿だった。殺される事など恐れない目はヴェルザの避けられる赤い目より何処か恐ろしくじた。
まだし煙の匂いがする基地の夜道のでグレイは息を潛めていた。
副団長とアイクが何かを話していた。
「騙されましたね…」
「大丈夫です。今回は予行でしたから…」
「…副団長、団長の座は貴方の方が相応しい」
副団長はアイクを無視して暗闇に消えていった。
「団長….済みません。私は副団長について行きます、あの方は私の大切な恩人なんです」
アイクは煙で霞んだ月を見上げて呟いた。
「……」
「ヴェルザ!無事だったか?」
イグニスは廊下を歩いていたヴェルザに駆けつけた。
「大丈夫…」
「噓つけ!顔が悪いぞ」
「……」
イグニスは深く溜息をついた。
「話を聞くから話せ」
「団長の護衛役になる事にした…期間限定で」
「……そうか…っ!!は?!」
イグニスは驚きヴェルザの方を強く摑んだ。
「それは本當か?!何故…」
「それは…口止めされている」
ヴェルザは俯いたまま答え、走ってその場から逃げた。
「…?一何が起こっているんだ…」
寮部屋のベッドに勢い良く倒れ込んだヴェルザはあの時のハイネの顔が頭から離れなかった。
「反逆者が…まだ…いる…」
ヴェルザは目を瞑りそのまま眠ってしまった。
グレイはハイネの部屋に向かった。
「団長、るよ?」
「…あぁ」
ハイネは椅子に座ってグレイを待っていた。
「如何した?」
「これから先…私は団長を絶対に裏切らない。だから教えてしい」
「…?」
「団長は団長の座を奪われる…それで良いの?」
「構わない」
グレイは自分の推測した答えが分からずにいた。海上団はどんなに手を盡くしても手遅れだ。それは……。
反逆者の影が見えてきた海上団、これから先は地獄となっていた。
空に浮かぶ空中都市のような空団基地。
そこから聞こえた爽やかな男の聲。
「俺が全部…壊して、直してやる」
灰の髪が妙な雰囲気を出し、赤い目がギラりとった。
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