《BLOOD HERO'S》episode5 #15「鬼の殺意」
 「オラァ!!」
 鬼平はフルスイングで防したままの炎を吹っ飛ばした。
 「がっ…」
 片腕で鬼平の攻撃を防した炎は地面に叩きつけられるように吹き飛ばされた。何度か地面にバウンドしながら數十メートル飛ばされた。
 (くそっ!骨が折れたかもしんねー)
 防した片腕から激痛が走った。腕に力をれようとするが中々力がらない。手首付近の骨が折れてしまったようだ。
 それだけでなく地面にバウンドした際にも何ヶ所か痛めている。
 「ほおー、初めてだぜ!俺の一撃を喰らって倒れない奴は」
 鬼平は肩に木の棒をかけながら鼻で笑った。しかし鬼平の顔は不服そうな顔に変わった。
 「なんで使ってこねー。何か條件が必要なのか?それともまだ自分の能力を制出來ねーのか?それとも上司うえからの命令か?」
 炎は驚きはしたものの悟られないように強張った表で誤魔化した。
 (こっちの素を知っている?イヤ、こっちは名乗ってもない。ただの偶然か?)
 「アンタ、スフィアってところから派遣されてきたんだろう?」
 更に確信のつく鬼平の一言に流石の炎も顔を曇らせた。
 「何で…分かった」
 折れた腕をもう片方の腕で抑えながら問いただす炎。
 「ここ最近、暴れまくったからな。そろそろいてくんじゃねーかと思ってたぜ。それに昨日、オメーあいつとここに來てたろ?」
 「あいつ?」
 『あいつ』と言われると思い當たる人は1人しかいなかった。炎の頭の中には多原の姿を思い返した。
 「多原さんのこと知ってたのか?でもそれだけで何で俺がスフィアだってことを…」
 多原はあくまで依頼人。スフィアとは関わり合いはない。なのにそれだけで炎の素が知れるのは変な話だ。
 だが炎が更に問い詰めようとした時、最初にけたときの殺気をじた。
 「!?」
 一気に冷や汗が戻ってくるのをじる炎。さっきよりも強くなる殺気に思わず後退りしてしまった。鬼平の顔は靜かに怒りを燃やしていた。
 「あいつの名前を出すんじゃねー!反吐が出る!」
 さっきの荒げた聲とは裏腹に靜かに怒りの聲をあげる鬼平。一何故そこまで怒っているのかは分からない。だが今は考えている場合ではない。
 「アンタと多原さんに何が…あったかは…知らねー…けど…」
 (そうだ!先ずは目の前の敵に集中しろ!話はその後だ!)
 すると炎は痛みを堪えながら立ち上がった。そして一番痛めているであろう折れた腕でかし力強く握り拳をつくった。
 「話なら…後で聞かせて貰うぜ!!」
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