《BLOOD HERO'S》episode5 #16「反撃!」
 (とは言ったものの、どうすっか?)
 炎は今の狀況から打破する策を模索していた。
 片腕は骨まで折れ肋骨も軽く何本か折れているかもしれない。マトモに戦えるコンディションではまずない。
 悪い狀況はそれだけではない。規則上、相手が能力使わない以上はこちらも能力を使用出來ない。フィリナの場合は特例中の特例らしいが…
 「次いくぞオラァ!!」
 「くっ」
 考えごとをしている炎のことなど気にすることなく突撃してくる鬼平。
 (そりゃあ悠長に考える時間なんか與えてくれるワケねーよな)
 炎は一旦距離を取ろうとひたすら後ろに下がった。コンクリート住宅だった場所からし離れるカタチになった。
 「逃げてばっかか!?反撃してこいやーー!!」
 さっきまでの殺意は消えていたものの逃げてばかりの炎に鬼平は苛立っていた。
 (そうしたくても出來ねーから下がってんだてーの!)
 炎は心の中で悪態をつきながらも頭の中で策を練り始めた。
 (考えながら行あるのみ!)
 そして炎はとうとう足を前にかし始めた。
 「!?」
 2、30メートル離れた距離から一気に5メートル圏にまでってくる炎。鬼平も流石に今の速さには虛を突かれた。
 (一撃喰らって立ち上がったのは見事だがまだこんなにけんのかよ!?)
 鬼平は驚いていたがそれ以上に高揚していた。本格的に戦えることに顔から喜びを隠しきれていなかった。
 「しゃあー!!いくぜーー!!」
 鬼平は木の棒を全力で橫に振った。鬼平の予想では炎は姿勢を低くしてそのまま突っ込んでくる。それを想定して振り切った勢いで足蹴りをれる。
 しかし炎の次のとった行は想定外だった。
 「うおりゃっ!!」
 「なっ!?」
 炎は手に隠していたコンクリートの破片を投げつけてきた。大きさ的には鬼平の顔がちょうど隠れるぐらいだった。
 「ちっ!」
 鬼平はギリギリ顔を橫にかし回避したが振っていた木の棒は中途半端なかたちで振り切ることが出來なかった。
 「オラァーーー!!!」
 「ッ!!」
 振り切れずにいた鬼平の懐は完全にガラ空きになっていた。イヤ正確には既に炎がり込んでいた。懐にった炎は走ってくる勢いで拳を力強く握り振り被った。振り被った炎の拳は鬼平の顔面にクリーンヒットした。
 「オオオーーー!!!」
 顔面を毆った炎はそのまま拳を振り切った。鬼平の顔から鈍い音と口鼻からを吹き出した。そして全の力がりきらず鬼平は勢を崩し吹っ飛ばされた。
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