《BLOOD HERO'S》episode5 #43「鬼吾郎VS多原」
 「母ちゃん、婆ちゃんまで…」
 もう1人の男が両脇に抱えていたのは傷だらけの鬼恵と鬼初だった。とはいえ2人とも戦闘能力は高い方だ。鬼初に至っては120を超えても鬼にも劣らない程能力が高かった。
 そのはずだった。しかし傷だらけの鬼初を見てその面影を殘してはいなかった。
 「鬼余彥、なぜオマエまで…」
 2人を抱えた人の名を言い當てる鬼太郎。
 「………」
 しかし鬼余彥は鬼太郎の問いをガン無視した。
 「彼と私達には同じ目的がある。ただそれだけの理由ですよ」
 「同じ目的?」
 すると割ってってくるように多原が答えた。その答えに鬼太郎ではなく鬼吾郎が反応した。
 「まあその事は置いといて話を戻しましょう。私と君が勝負してもし君が負けた場合…」
 「負けた場合…」
 話を戻した多原から嫌なフレーズが飛び出してきた。嫌な予をしつつも固唾を呑み込んで次の言葉を待つ鬼吾郎。
 「ここに居る君の家族を殺す!」
 「ッ!?なん…だと!」
 嫌な予は見事に的中した。多原の表は真剣そのものだった。
 (俺が負ければみんなが…)
 鬼吾郎はふと負けた時の自分の姿が脳裏をよぎった。傷だらけの狀態で地に這いつくばる自分。そして目の前で殺されている家族の姿が。
 「よせ…吾郎!その勝負…けては…グアッ…!」
 「オッサンは黙ってろよ」
 制止しようとする鬼太郎に鬼余彥は抱えていた2人を鬼太郎の上に乗っけるように軽々と投げ捨てた。
 「さて、勝負をけるのもけないのも貴方次第ですがどうしま…!?」
 鬼余彥が鬼太郎を黙らせた後、多原が話を戻した瞬間だった。
 鬼に押さえつけられていたはずの鬼吾郎が多原に向かって飛び込んで來ていたのだ。拳の中からが出る程力一杯握りしめ大きく振りかぶり毆りに掛かろうとしていた。
 多原は鬼の方を一瞬だけ視線を移した。そこには退けぞる途中の鬼が見えた。
 (ほお。あの鬼が力負けしましたか。…素晴らしい!)
 多原はその景を見て一瞬、面喰らったが次の瞬間、不適に笑った。
 「うおおおーーー!!!」
 「けて立つということですか?ふふふ、良いですよ!実に良いですよ!かかって來なさい!!」
 飛び込んで來る鬼吾郎を見て再び不適な笑みを浮かべる多原も右腕を後ろに構えた。
 ---そしてぶつかり合うような鈍い音が辺り一面に響き渡った。
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