《こんな俺でもをする》2回目の出會い
今朝、天城さんと登校して來た事がもう噂になって居たらしく教室にると男子からの視線で心が苦しくなった。
ホームルームが終わり一限目の授業が始まるときに、天城さんに話しかけられた。
「次の休み時間良い?」
天城さんは、上目遣いをしてし目を泳がせながら言ってきた。そんな言い方されたら斷ろうにも斷れないでしょ。
「わかったよ」
一言だけ返すと、天城さんは表を明るくして自席に戻って教科書を出し始めた。だが、その表もすぐ無くなり、泣き目で此方に向き直った。
授業が始まると昨日みたいに、視線が先ほどより冷たく死ぬんじゃないかと思った。
それは、教科書を出そうとしていたら、一限目の教科書を家に忘れたらしく、見せてあげている。だが、昨日みたいに、貸してるのでは無く今回は、俺も苦手な範囲だから著している。天城さんは肩幅や長は小さいのだが視力が低いらしく近づかないと見れないらしく著している。眼鏡も家に忘れたらしく呆れるしか無かった。
授業が終わると、天城さんに引っ張られて屋上まで連れてこられた。
「話ってのはね…」
天城さんは、下を向いてためらって言ってきた。なんだ、これは告白か!?
いきなり、顔を上げて一呼吸おき口を開いた。
「私、能力者なの。君と同じで」
そのことを聞くとすぐさまバックステップして一メートル半位距離を置いた。
「何で、俺が能力者だって分かるの?」
「それは、目がそうだからだよ。私のお父さんと似てるんだよね」
そんなことで判斷できるのは、心した。
「で、何でそんなことを俺に教えるの?」
「同じもの同士仲良くしようと思って」
天城は、微笑んで顔を上げてそう言ってきた。だが、その裏腹に俺はその笑みを信じて良いのか不安になっていた。
「天城 鈴」は、その微笑みの中にどんな意味を持っているのか、この「仲良くしようと」いう言葉には助け合うと言う意味なのか、わからなくなって俺は判斷が遅れた。
前を見ると天城の姿は無く地面には影が出來ていたから上空を見ると飛翔して拳を構えている姿が目にる。
やはり、他人ひとを信じるのは無理だ
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