《こんな俺でもをする》【復讐編:悪夢の再開】第5話
信が、加奈子との戦いが終わった後に、休息をとるために芝生の上に座っていた。
「なっか楽しそうなことやってるね。だけど信よ、し気をつけたほうが良いぞ」
信がその聲主の方へ振り向くと、そこには、真剣な眼差しをした玲奈が立って競技場の上の空を眺めていた。
「何のことだよ?ここでの戦いを気をつけろってことか?安心しろ、此処のやつらには負けないからさ」
信は、笑いながら言っているが玲奈の心境はそれどころじゃなかった。
(こやつはじないのか...この嫌な気を)
玲奈が、心中でそう呟いていると、その雰囲気を悟った信も玲奈が見上げている空に目をやる、そうすると空中に三つの人影が見えた。
「あれの事を言ってるのか?玲奈、いや、闇月」
「あぁ、そうだよ主様。多分あれは私達の敵。しかも、一つはクロユリと似た雰囲気の奴がいる」
「クロユリと同じ雰囲気、そうなると鬼か?」
「クロユリと同じとなると、スサノウ、アマテラス、ツクヨミ。あとは、うーん」
「なんだ、いいにくいことでもあるの?それでも言ってほしい、それが力になるから」
(力が強くても、それが弱くても、知識が無かったら対策の仕様が無い、一番の無力は無知だ)
信がそう思いながら、強い目線で玲奈を見ていると、玲奈がしぶしぶ口を開いて、その報を言い始めた。
「クロユリの姉に當たる鬼...いや、違うな。実の姉といってもいいだろ。あいつは、主様の力を持っても勝てないだろう」
クロユリより強い鬼、しかも実の姉と言う事を知らされ、信はし揺を隠せずに居た。
だが玲奈が口にした「主様でも勝てない」というその言葉に信は引っ掛かりその事を聞こうとしたら、向こうの競技場から紀が呼びに走ってきた。
「あとでその話は聞くから、対策を練っといてくれ」
その事に玲奈は頷くと、黒い粒子になって信の中に戻っていった。
(このことが厄介ごとじゃなければいいんだが...)
「さっき、誰と話してたの?誰もいないように見えたけど」
「いや、ただの獨り言だよ、多分疲れてるんだろ」
「まぁー、いいけど。次、私達だから本気でやってね。前みたいに手加減したら承知しないんだから!」
信の顔の前に人差し指をビッシっと立てて、宣戦布告に近い事を言って、戻っていった。
信は、その後を付いて行くが、あの人影が気になってしょうがなかった。
紀の後に競技場に、ついた信は、周りを見渡すと紀は、準備を完了していて、準備運をしていた。
「遅いよ、早くしてねー」
おう、と一言返し、信も準備を始めた。
紀の姿は、前と戦った時とはまったく違い征服ではなく戦闘用服で、の所には階級を表しているのか、軍人が漬けてそうなものがついていた。
それに比べて、信は何時もと変わらず。
『両者、競技場に場』
教からのアナウンスがってから両者、場した。
その景を見たく、授業中なのもお構いなしに他學年も観戦しにきていた。
だが、視線が多い中でも両者、集中を切らさず戦う相手だけを見つめている。
『開始!』
そうアナウンスがり、先にいたのは紀だった。
「竜を喰らいし、その槍よ。我のみに応え、我に勝利の兆しを!現れろ『竜喰槍ドラゴンイーター』!」
紀が詠唱すると、手のひらに赤の粒子が集まっていき、その武裝があらわになっていった。
その槍は、無機だとは思えないほどの禍々しい粒子を漂わせていた。
(紀が武、持ってなかったのは、そう言うことか)
「じゃー、その勝機を潰してやるかな...凜と咲き誇れ『紅蓮ホムラ・零陣』お互い武を持ったわけだし、やるか...戦いを」
「今回は、絶対に負けない!」
そこからは、常人を超えた戦いだった。
その戦いは、攻防一戦で、両者、勝ちを譲らず前の戦いが遊びだったと思わせられる様な、戦い。
(もうそろそろ、決めたいところなんだが...やらしてくれないだろうな)
信は、好機をうかがっているが紀の槍使いは、早すぎて刀で捌くのがやっとこな狀況。
それと違って、紀は攻めと守りの區別をつけず、守りさえも攻めに変えるてしまうほどの勢いだった。
「ほら!本気出さないと串刺しになるよ!この竜喰槍ドラゴンイーターは、竜さえ食い盡くすっていう伝説があるんだよ!」
(チッ、不利すぎる...だったら、だめもとで!玲奈!雷鬼の新技試すぞ!)
(本當にやるのかい?主様よ。まだ、が耐えられるか分かんないが)
(それでも、この戦いに勝てるんだったらやるしかない!)
玲奈は、分かった、と一言いい粒子となって信のに纏った。
(一応、補助してるから失敗はしないだろうが、腕が電力に耐えれるか...それども本當にやるのだな)
信は、その言葉に頷くと紀から、距離をとった
「我、鬼ノ神なり。その全ての鬼を使役し、我の勝利には一切の遠慮は無い。それが自分のであろうとも...」
「あ、あれ?これってやばいやつ?」
紀がそう言って、周りを見渡すと、観客席の所には防壁の能力を使える人たちが、防壁を張っていた。
(この風の吹込みとか、ヤバイやつなのは確定でしょ...でも、負けるか)
「じ手『雷神神玉』!」
「守りに徹しろ、竜喰槍!」
信が右腕を上げ、手のひらを開くと、そこから紅の雷の玉がバチバチと周りの塵などを巻き込んでどんどん大きくなっていった。
その技がどのくらい、凄いものか察した紀は、攻撃狀態に展開していた槍を、防狀態に移行させその技に備えていた。
信の右腕が振り下ろされた、後にし遅れその玉も紀の方へ飛翔して行った。
だが、その玉は紀に當たらず信の目の前で粒子になっていった。
「し、失敗なのか...」
「いやー、違うよー。僕たちが消したんだー」
聞き覚えの無い聲が聞え、その方へ視線を向けると、信から離れた場所に人影が二つ、紀の目の前に一つあった。
信は、紀の目の前の人影にし揺をしていた。
(あ、あの大技を片手で消すのかよ...)
その狀況は、紀に背に向けるようにして、信が放った大技を片手をばして消したと思われる男が立っている。
「この程度か...殘念だ。これなら、三十秒
も要らないな...」
「信避けて!」
その玲奈の聲と共に、腹部に衝撃をけ壁に叩きつけられた。
「ホントに、この子が紅蓮を宿してるのー?それにしては、弱すぎない?」
「まだとどめを刺すなよー。面白いのはこれからなんだからよ」
(こいつら...見覚えはあるけど思い出せない...)
「今から、お前を殺す」
そう放たれた言葉と、淀んだ雰囲気の中、新たな幕が上げられるのであった。
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