《休止中》最果ての迷宮 その1 リアスの真実
「とりあえずリアスにアイツが言ってた事を確かめないといけない…。いつもなら自室か王の間にいるんだけど…。」
いつもはそんなに探さなくてもすぐみつかるリアスが見當たらなかった…。どこにいるんだろ…。
「あっ!セバスチャンー!ちょっといいかー!」
廊下にある花瓶に水を淹れているセバスチャンを見つけたのでリアスのことを聞いてみた。
「あぁ…。リアス様なら中庭の花壇の花を見に行くと言っていましたよ。まだいるはずですので行ってみてはどうでしょう。」
「ありがとう!助かった!」
「えぇ…。お気になさらず…。」
何も知らない彼ならばリアス様も気が楽かもしれません…。勇様…。どうかリアス様をよろしくお願いします。
ーーー。
セバスチャンに言われたとおりリアスは中庭の花を眺めていた。だけど…、ちょっと元気ない気がするな。そのせいかいつもはなんだが今は何処か妖艶な雰囲気すらじられる。
「なぁ…。リアス…。その、なんだ…。聞きたい事があるんだけどさ…。」
なんだか聲をかけにくくて変にゴニョゴニョしたきり出し方になってしまった…。
するとゆっくり、けれど前もって俺が來ることを知っていたかのようにリアスは振り向いた。
「勇。そろそろ來る頃だと思いました。ヴィル=ヴァンフィール。あの男から何か聞いかたのでしょう?先程あの者の使いから『最果ての迷宮』より帰還したと報告をけましてね。ヴィルの事です。貴方に接してくる事はわかっていました。」
「うん…。それでアイツがリアスは出來損ないだって、欠陥があるって…。それで……」
すると、何処か悲しそうにそして靜かにリアスは語りだした。
「貴方もここに來てからずいぶん経ちますね。勇は魔人の角がどの様な役割を持つか知っていますか?」
魔人の角?役割があるのか?
「魔人の角には魔力が宿ります。太く、そして猛々しく。そして最も重要視されるのが《角の向き》です。角は上に向かっているほど魔力は大きく、強いとされます。」
え…?けどリアスは…。
「そう。私の角は下向き。そして小さい。それ故に技を極め、武も極め、固有魔法も作りあらゆる努力をしました。けれど持って生まれた魔力は、潛在能力はどうしようもなかったのです。だから私は欠陥品で、魔王として相応しくない…。大雑把に話しましたがおわかりいただけましたか?」
「あぁ…。けどさリアスはんなことが一級品だっても言ってたよ?」
すると、
「めなくても良いのですよ?えぇ…。確かに私は欠陥品ですが短期決戦ならヴィルになど負けませんわ。………あと私からも伝えることが。」
え?リアスから俺に?
「今や貴方は幹部を倒すほどの実力を得ました。ここからは一人で力をつけていかなくては行けなくなってきます。そこで先程もし話に出てましたが、『最果ての迷宮』と言うところがあります。ここは初代魔王が作ったとされる最兇の迷宮です。歴代の魔王でも完全踏破した者は初代様と13代様だけだと言われています。」
え…!?そんなヤバイ迷宮があんの!?
「第100層からなる全ボス部屋とされる迷宮です。………ちなみに私は53階層。ヴィルは今回の試練で……80階層を攻略したそうです。80階層を攻略するだけでも実力的には歴代でも稀です。」
な…!?じゃああいつは魔王クラスだというのか!?
「貴方なら…。踏破してくれると信じています。」
そっと靜かに微笑みながらそんな事を言ってくるリアスはとても綺麗で、だけどすぐに散ってしまいそうな気がした。が苦しい…。あぁ…。俺ってリアスの事が好きだっんだ。リアスがバカにされた時も凄え腹立ったし。
「なぁ…。リアス。俺が強くなったらさ。………てか頑張って強くなるからさ。そしたらもう欠陥品だなんて俺が言わせないからさ…。」
何を言ってるのか自分でもわからない…。
けど…。伝えないといけないと思った。
「俺がリアスの剣になるよ。リアスの魔法になるよ。神として君を勝たせるよ。だからさもうちょっとだけ待っててよ。」
リアスが一瞬キョトンとして、顔を真っ赤に染めた。ついでに言っておくと真っ赤なのは俺もだと思う。顔から火が出そうってこういうことなんだと思う。
「うん…。待ってる。約束……だからね?」
「うん。じゃあ俺は行くよ。」
「えぇ…。言ってらっしゃい。」
ーーーー。
何とか泣かずにすんだ。あんなことを私に言ったのは彼が初めてだ。苦しい…。苦しいよ。父様…。私にも英雄は訪れてくださいました。見ててください。私が魔族を守ります。
「リアス様もの子ですなぁ…。」
後ろからしみじみとした聲がかかる。セバスチャンだ。いつから!?いつからそこにいたのだろう!?事によっちゃ大自だ!こんな恥ずかしいとこを見られたなんて!
「………いつからいたの。」
「えぇ。初めからです。」
「………。ちょっと付き合いなさい。」
この後セバスチャンは訓練と言うなの暴力をけ。見たことを誰にも話さないという魔契約をむすばされたのであった。
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