《No title》21.目覚め
「なぁレイス」
「あ?どうした?」
暇潰しのため、突如始まったあっち向いてホイゲームを中斷してニビが話しかけてきた。
「先に進まないのか?詮索とか面倒なんだろ?」
「あっち向いてホイッ」
質問の時、俺の方を向いたニビに合わせてカイが同じ方向を指さした。
「はい俺の勝ちっ!」
「はぁ!?今のは反則だろもう一回!」
ギャンギャンと騒ぎ立てる2人を宥め、質問に答えるべく口を開く。
「そりゃお前......」
それから先の言葉は遮られ、代わりに場の空気が急変する。
俺の首には短刀が當てられていた。
「何者だ貴様ら」
「機嫌悪いな。低圧か?ウルクラグナのルミス殿」
挨拶がわりのおふざけはけなかったらしい。
刀が強く握り締められ、俺の首からが流れた。
「もう一度聞く。貴様らは何者だ」
「おぉ怖い。ヒステリックなはモテませんよ?」
腕を摑み屈折させ武を奪う。
ついでにバランスを崩して倒れるのを見屆けたらミッションコンプリート!
唖然とした様子のルミスが俺を睨みつける。
殺意を込めた金の瞳は、ニビの存在を視認するなり驚きをあらわにしていった。
「もしかしてニビくん...?」
「うんそう。久しぶりルミス」
狀況は違うけど、表が忙しそうなこのじはし前のニビを見てるようで面白い。
良いじの空気のうちに俺はニビの作ったスープを手渡した。
「ほらこれ、ニビが作った」
「ありがとう...」
んな意味でニビがいて良かった。
これでしはルミスの警戒も解けるだろう。
さて、ここから先は質問タイムだ。
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