《No title》36.強がり~ニビ目線~
俺を含め10人の人間が程よい張の中で歩を進める。
そんな中、ルミスが比較的らかい聲で話しかけてきた。
「ねぇニビくん。料理する時使いやすい材料って何かある?そろそろ行し始めるからあれば教えてほしいんだけど...」
「んー......。特にないし皆が食べたいものにすればいいんじゃない?この辺一帯の食材
はいけると思うよ、俺」
そう答えると、後ろから騎士達の小さな歓聲が聞こえた。
野宿の食事というのはか魚を焼いたものだけが多いと聞くし、好きなをと言われれば喜ぶものなのかもしれない。
「凄いねニビくん。ありがとう、そうさせてもらうね」
「うん」
デイディスを出てから何度か料理関連で謝されるけどやっぱり慣れないな...。
別に嬉しいからいいけど。
嬉しさや恥ずかしさで赤く染った顔を隠すように、俺はそのままそっぽを向いた。
「これからそれぞれに指示を出す!必ず二人一組でき、危険をじればまず逃げること!常に安全かつ確実な行をとるように!」
「「「はっ!」」」
おぉ...。
ルミスがちゃんと団長やってる...。
レイス達といた時のを見てるからか隨分と違和あるな...。
彼の的確な指示のもと、部下達はあっという間に4つのグループに分かれた。
水、薬草、山菜の調達組と別れ、俺たち狩猟組は森の奧へ進んでいった。
「なぁルミス、この辺で二手に分かれるのはどうかな?レイス達もいるし、できるだけ早く帰りたいんだけど」
「そうだね。カトラ、ガネーシャ。済まないが私はレイス殿からニビくんを預かっているだ。二人で行ってもらえないだろうか?」
「はい!了解しました!」
「任せてください!」
やる気十分の返事の後、ルミスに敬禮をしてから彼らは西側へと姿を消した。
比較的傷の淺かった二人だし、恐らくは大丈夫だろう。
「さぁ、私達も行こうか」
「あ、おいルミス」
そそくさと先を行こうとする彼を呼び止め、不満げな視線を向ける。
「どうかした?」という呑気な聲に呆れに近いものをじ、ため息まじりに近付いた。
「部下はもういないだろ。傷見せろ。薬と包帯ぐらいは持ってきた」
「え・・・」
焦りと驚きを含んだその顔で、彼は一瞬揺を見せた。
しかしすぐにそれをかき消し、ぎこちない笑顔で口を開いた。
「傷はもうニビくん達が治してくれて...」
「また開いたんだろ。俺が誤魔化すし安心しろ。ほら、意地はらずに見せろって」
俺がそう言うと、ルミスは泣きそうな顔をして糸が切れたマリオネットのようにその場に崩れこんだ。
いつになく弱々しいその背中を、俺は靜かにさするしかなかった。
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