《SNS仲間で異世界転移》第5章 4話 龍剣の覚悟

俺は火山を出て、だだっ広い平原を見渡した

龍剣「居た!だけどまずいな、あっちは村の方じゃんか…」

巨大トカゲは村の方へ向かってノソノソと歩いていた

龍剣「このままじゃ皆が……。でもどうやってあいつを…」

腰に攜えた雙銃をまじまじと見つめる

龍剣「覚悟…決めるか」

恐怖で汗をかきながらも、意を決して巨大トカゲを追いかけた

龍剣「この…野郎!」

ズドォーン!

トカゲに追いついた俺は、雙銃で後ろ足を撃った。それに反応したトカゲは腳を止め、振り向いて俺の姿を確認した

巨大トカゲ「グルルル……」

龍剣「は、はははは…やっちまった…」

巨大トカゲ「ヴアァオ!!」

怒ったトカゲは、その鋭い爪で俺を殺そうと切り裂いてくる。一撃でもくらったら危ないので俺は死ぬ気でかわし、再び火山の方へ走り出した

龍剣「ほら來いよ!こっちこっち!」

パハァン!ズドォン!

挑発的に雙銃を空に撃ち、巨大トカゲをき寄せ、村への侵を防いだ

巨大トカゲ「グルルルアァ!!」

龍剣「(こいつ腳速ぇ、全力疾走してないと殺られちまう!)」

死に狂いで火山まで走り、門まで辿りついた

龍剣「くそ!!何で閉まってんだよ!!」

警備員は見回りを終え、門の鍵をしっかり閉めて帰っていた

巨大トカゲ「ヴアァウ!!」

ガシャン!!!

追いかけていた勢いでそのまま俺に飛びついたが、俺がかわしたのでそのまま門に激突してしまった

龍剣「はぁ…はぁ…あっぶねぇ……。ってかこの後どうするんだよ。何も考えてなかった…」

巨大トカゲ「グルルル……」

龍剣「はぁ…はぁ…人生最大の危機だよ…まったく」

ゆっくりと歩み寄って來る巨大トカゲ。

俺は震えながら後ずさりしている

龍剣「(平地で逃げ切るなんて不可能だろ……せめて中にれれば隠れるところがあるかもしれないのに)」

巨大トカゲ「グルルァァ!!」

龍剣「つっ!……」

容赦ない攻撃をなんとかヘッドスライディングでかわした

龍剣「あの門さえ開いてれば……って、ん!?鍵が…」

実は先ほどトカゲが門にぶつかった際に鍵が壊れていたのだ

龍剣「ラッキー!!」

すかさず門を蹴り開け、火山にはらずに麓の巖に隠れた

龍剣「はぁ…はぁ…。なんとか生き延びたけど、こっからどうするかだよな…」

巨大トカゲ「グルルル…」

トカゲも門をくぐり中にり、俺を探している。見つかりそうになっては移し、それを2時間も続けた

龍剣「やべ…もう力の限界だよ…」

極限まで追い込まれた俺は今にも気絶しそうなほど弱っていた。だが幸いな事に巨大トカゲは眠くなり、その場で眠りについた

龍剣「へっ……寢やがったか。俺も今のに村……に……」

バタン

隠れていた俺はとうとう倒れてしまった

そして日は昇り、時刻は午前6時

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