《SNS仲間で異世界転移》第5章 8話 火竜の最期
バンギック「…噴火だ…噴火させる気だ!!」
ドルゼ「噴火だと!?」
龍剣「そんなことしたら村が…みんなが…」
バンギック「チッ!」
バンギックは急いで剣を片方投げるが、肩力が足りず屆かなかった。するとバンギックとドルゼの後ろからゴウゴウと音が聞こえてきた
龍剣「ぬぐぐぐ……。もっとだ…もっと火力を…!」
ドルゼ「龍剣!」
火竜に向けられたバズーカの中でどんどん紅く、鋭くなっていく閃火。だが神力を練り込みすぎて手が震え、狙いが微妙に定まらない
龍剣「くっ…そ、がぁ…」
こうしている間に火竜は頂上付近まで上昇している
バンギック「撃て!」
龍剣「でも、まだ狙いが……」
バンギック「いいから撃て!後は俺に任せろ」
バンギックと目を合わし、信頼した龍剣は右手に掛けていた引き金を思いっ切り絞った
龍剣「いっけえぇぇ!!!」
最大限の神的火力を込めた閃火はかなり鋭く、大きくなって放たれた。だが思ったとおり、閃火は火竜とは大きく外れて飛んでいる
バンギック「ふん!」
バンギックは同じタイミングで殘った雙剣を投げて龍剣の放った閃火に當て、軌道を修正した
龍剣「おっしゃあ!これなら…!」
ブオオオオォォォン!!!!
バーーーーン!パラパラパラ…
ヒートバズーカは見事に命中し、花火のように當たり散らした。火竜の鱗は剝がれ、羽は焼け落ち、全黒焦げの狀態でマグマの池の橫に落下した
龍剣「はぁ…はぁ…やったぁ……」
ドルゼ「やつの生死を確認してくる」
力も神力も使い果たした龍剣は、火竜のもとに向かうドルゼの後ろ姿を見ながらまぶたを閉じていった
3時間後………
龍剣は宿に運ばれ、今もなお寢室で寢ている
ボルカ「それで、最後はこの小僧が仕留めたんか」
ドルゼ「ええ」
隣の部屋ではみんなが集まってし早い夕食をとっていた
ボルカ「ほんと將來が楽しみなやつじゃのう!ハッハッハ!」
泉「ちょっとボルカさん、ケガがまだ治ってないんだからお酒はダメです!」
ボルカ「いいじゃないか、酒は傷の治療に最適なんじゃぞぉ?アーハッハッハ!」
泉「(減らず口なおじさんめぇ……)」
ドン!
泉はボルカのの傷の箇所を巻いてある包帯の上から叩いた
ボルカ「ぬぉっ!ったたた…」
泉「痛いですかぁ!?ならお酒をかけて治療しましょうね~!」
ボルカ「ま、ま、まてまてまて!すまんかった、酒は控える」
泉「わかったならいいんですよ、わかったなら♪」
ボルカ「(恐ろしいじゃわい。こやつの將來も楽しみじゃな…)」
苦笑いのボルカは仕方なく水を口にする
ドルゼ「龍門はまだ目を覚まさないのか?」
泉「はい、睡してます」
ドルゼ「そうか、なら俺が運ぼう。すまないが荷馬車を宿まで運んできてくれないか」
兵士「わかりました」
バンギック「いや、俺が行こう」
玄関先まで荷馬車を運んできてもらい、龍剣を擔いだドルゼは乗りこんだ
泉「それじゃあ龍剣をお願いします」
ドルゼ「ああ、お前もしっかり働くんだぞ」
泉「はい!」
バンギック「出発するぞ。じゃあな新兵」
龍剣はケガのため仕事を続けるのは無理なので、バンギックとドルゼと共に帰還した。代わりに荷馬車班の5人が明日からの殘りの仕事を務めることになった
泉「ばいば~い」
夕を背景に走っていく荷馬車に手を振ってから宿に戻った。翌日から仕事は人數も増えたことにより2日で終えることができた
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