《SNS仲間で異世界転移》第6章 4話 シリア王國という町

翌日。モルファス班はレノール村を出て、シリア王國に向けて馬を走らせていた。村までの道とは打って変わって、王國までの道は植なく、地面はデコボコな箇所が多々見られる

朝の10時に出発し、走る事1時間。その場で馬を止めて小休憩をとっていた

汏稀「だんだん暑くなってくるな…」

モルファス「砂漠が近いからな。それに天気が良すぎて日のもきつい」

泉「どうしよ、焼けちゃうよー」

龍剣「村に売ってた日焼け止め塗ってたじゃんか」

香奈「それでも心配なの」

壯助「そうだぞ龍剣。の子はき通るような白いが必要なんだ」

龍剣「分かってるよ、そんなもん。ってか男のお前に言われたかないね」

そして、かれこれ20分ほど休憩して再び走りだした………

泉「ねぇ、あの薄っすら見えるのってもしかして」

モルファス「ああ、シリア王國の王宮だ」

かなり遠くだが王宮は高さがあるためしだけ目視することができた

モルファス「もうしだからみんな頑張れよ」

王國まであと3kmのところまで來たと同時に、モルファス達を崖の上から見下ろす者がいた

A「ヒャハハ!あれが本部から來たやつらか!?」

B「ガキばっかじゃねえか。何やってんだあいつらは」

C「150人置いてたのに全滅?」

D「だろうね。それよりよく見なよ、あの先頭以外の5人。異世界から來たやつだ」

B「ほう…やっぱり本當だったのか、その噂は」

A「ヒャッハ!國王殺すついでにそいつらも殺っとくか!」

C「"ブラッディデーモンの四天王"である俺達が直々にな」

エンジのフード付きマントを著た4人は何もせずその場を去って行った

一方、シリア王國正面口にて

壯助「近くで見たらえらいデカさだな」

香奈「町じゃなくて王國って名前にするのもわかる気がする」

シリア王國。舊名、シリアの町。周りが正方形の壁で囲まれており、その高さは30mある。東西南北4ヶ所にそれぞれ出り口があって、モルファス班は今南口にいる

モルファス「総員、馬から降りろ。そしてこれより、王宮へ向かう」

班員「了解」

街の中心に位置する王宮を見てモルファス以外は張している

泉「いきなりあんなとこにっていいの…?」

龍剣「俺に聞くなよな。でも確かにこんなガキがっていい場所なのかな?」

モルファス「お前らは立派な騎士団兵なんだから、自信持って堂々としてろ」

龍剣「そ、そうですね……堂々と…堂々と…」

壯助「ちょ、ちょっと俺腹の調子が……」

香奈「噓ばっかり。ほら、行くよ」

壯助「はい…」

壯助の口実も虛しく終わり、6人は王宮に著いた。王宮の門は閉まっており、その前には2人の門番が立っていた

門番1「何者だ、お前達」

モルファス「この度國王の護衛任務を任された、騎士団本部の者です」

門番2「その制服…団章…間違いない、騎士団だ」

門番1「そうか、それは失禮した。って右に曲がったところに廄舎がある。そこに馬を繋いでから王宮るように」

モルファス「わかりました」

門番2「それでは、開門致す」

門番2人は持ち前の怪力で門を押し開けた

門番1「どうぞ中へ」

モルファス「ありがとうございます」

廄舎に馬を置き、王宮にった

壯助「あの人達めっちゃいかつかったなぁ…」

王宮にると、執事のような格好をしたが出迎えてくれた

「遠いところわざわざお越し頂き、ありがとうございます。私、ここで働かせて頂いているメアルと申します。王宮の事は何でも聞いて下さい」

モルファス「はい、ありがとうございます」

メアル「それでは國王様のところへご案致します」

メアルの案で2階、3階へと上がっていった

メアル「こちらが國王様のお部屋でございます」

汏稀「[こういうのって普通最上階じゃないの?]」

壯助「[やっぱりそうだよな?]」

龍剣「[それおれも思った]」

後ろで雑談していると、1人ずつ香奈に頭を引っぱたかれ、3人とも頭が雪だるまの様になった。その様子を見て、泉は聲を出さずに笑っていた

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