《SNS仲間で異世界転移》第7章 4話 神聖なる森

暗くはない。太があってむしろ明るい。それなのに、龍剣達5人はこの森をしだけ恐れている

汏稀「(絶対はぐれないように)」

泉「(何を見ても)」

壯助「(他のモノにはわされずに)」

香奈「(決して止まらず)」

龍剣「(絶対に2人の後を追う)」

そう思った矢先の事だった。ふと龍剣の視界に、木の下で座りをしてうずくまるが映った

龍剣「(の子…何でこんな所に…!)」

馬を止めてそのに歩み寄る。そして聲をかけた

龍剣「大丈夫?どうしてこんな所にいるの?」

の肩にポンっと手を置いた。すると、ケラケラと笑い聲をあげとなって消えていった

龍剣「な、どういう事だ……」

おかしな現象を目の當たりにしたが、気にせず先を急ぐことにした

だが、時すでに遅し…龍剣はとっくに皆とはぐれていたのだ

龍剣「やっちまった……」

青い顔をしてその場に座りこんだ龍剣は、しばらくくことができなかった

ー団長・ドルゼ・泉・汏稀・香奈・壯助sideー

泉「だ、団長!!龍剣がいま

せん!」

イオネット団長「なに!?」

龍剣がいない事に気付き、その場に止まった

ドルゼ「いつからだ!?」

香奈「わかりません…」

イオネット団長「普通にはぐれるようなやつではないと思うが……さては幻を見たか」

壯助「まぼろし…?」

イオネット団長「森の主によるイタズラだ。1人1人に幻を見せて森の中を迷走させているんだ」

ドルゼ「だから何が見えても止まるなと言ったんだ…」

汏稀「団長、探しに行きましょう!」

イオネット団長「いや、このまま進む」

泉「何で!?龍剣がどうなってもいいって言うんですか!?」

イオネット団長「そうじゃない。俺達もこの森を知している訳じゃない。下手にけば迷うのが運の盡きだ。それより聖妖の森に辿り著き、森の主に直接訪ねる方が効率がいい」

泉「な、なるほど…」

ドルゼ「そういう事だ。先を急ぐぞ」

4人「はい」

6人は再び進み始めた

そして數分後、無事に聖妖の森に辿り著くことができた

イオネット団長「ここが聖妖の森だ」

香奈「こんな素敵な場所があるんだ…」

聖妖の森。その地は迷いの森とは全く違った。らかな芝生、とりどりに咲く花、小鳥のさえずり、川のせせらぎ。存在する全てが心を癒してくれる。そんな場所だ

イオネット団長「森の主に會いに行くぞ。馬はここに置いていく」

汏稀「繋がなくていいんですか?」

イオネット団長「ここなら野放しにしておいて大丈夫だ。それに、馬にも休息が必要だからな」

壯助「わかりました」

し先に進み、トンネルをくぐると巨大な木が一本だけ立っていた

泉「どこに森の主さまがいるんですか?」

ドルゼ「目の前にいらっしゃるじゃないか」

4人「え?どこに…」

「「ここじゃ」」

どこからか聲が聞こえる。それに反応した4人はキョロキョロしている

「「目の前の大木じゃ」」

言われた通り大木を見てみると、目と口が付いていることに気付いた

壯助「木が喋ってる…」

「「失禮な。木だって喋るわい。ワシはこの森の主、ドクじゃ」」

イオネット団長「ドクの神木様、お久しぶりです」

ドクの神木「ん?なんじゃイオネット、お前だったのか。森が騒がしいと思ったら」

イオネット団長「申し訳ありません。あの、森の中で1人迷っている奴がいるんですけど…」

ドクの神木「ああ、あいつの事か」

木のっこが地面から出てきて、どこかへびて行った

そして數分後、っこは龍剣を巻いて戻ってきた

龍剣「……ぅぁぁぁあああ~」

龍剣はまるでジェットコースターに乗っているかのような絶をあげながら地面に暴に著地した

泉「大丈夫!?」

龍剣「痛ってて…何しやがる!!てめぇ!」

ドクの神木「フェフェフェ!お主なかなか面白いな」

龍剣「こんの老木めぇ…」

香奈「(木が喋る事については何も思わないのね…っていうかよくこの木が喋るって分かったね…)」

ドルゼ「龍剣、言葉を慎め。ドクの神木様は500年以上も生きていて誰よりもこの世界の事を知されている凄いお方なんだぞ」

龍剣「ご、500年…」

ドクの神木「ところでイオネットよ、今回は何の用じゃ?」

イオネット団長「はい。今から2ヶ月間、この5人をここで鍛えて頂きたいんです。そして最後は仙羅に挑ませます」

ドクの神木「…バッドローグか」

イオネット団長「はい。ヤツを倒すには5人の力が絶対ですので」

ドクの神木「なぜこのガキ共なのじゃ。他になんぼでも優秀なやつがおろうに」

イオネット団長「ドクの神木様、じませんか?この5人があの英雄と同じ異世界から來た者ですよ」

ドクの神木「こんなガキがか?ふむふむ…確かにほんのしだけ力をじるのぉ」

5人はムッとした表をしている

ドクの神木「だが2ヶ月もあればその雀の涙ほどの力も、ここなら莫大な長できる。よかろう、お前達を強くしてやる」

イオネット団長「ありがとうございます」

ドクの神木「お前達、名は何という?」

龍剣「門浦龍剣」

泉「森田泉」

汏稀「守弼汏稀」

香奈「藤香奈」

壯助「賢豪壯助」

ドクの神木「龍剣に泉、汏稀に香奈と壯助。その名前、しかと覚えた。もちろん覚悟はできているんだろうな?」

汏稀「そんなもんとっくにできてる」

香奈「厳しくお願いしますね、ドクの神木様」

ドクの神木「フェフェフェ!死んでも知らねぇからな」

この日から5人は聖妖の森にこもり、修行を開始した。団長とドルゼも町に戻り、それぞれ準備を始める

2ヶ月後のバッドローグ討伐に向けて……

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