《SNS仲間で異世界転移》第7章 7話 劣勢

ゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!!!!!

おそらく世界で誰1人こんなデカい音を聞いたことはないだろう。そのくらいの音と衝撃が響き渡った

全員できるだけ離れたとはいえ、この破壊力では逃げきれるはずがない。風圧等で、全員地面に倒れていた

泉「うっ……一どうなったの……?」

1番に起き上がったのは泉だった

泉「そ…そんな……」

泉の目に映ったもの。それは雪山から荒地へと変わり果てた地形、倒れている自分以外の兵士、そして全くかないまま遠くに立っているバッドローグだった

泉「(何でバッドローグはかないの…?)みんな!!大丈夫!?」

この聲に反応してか、龍剣が起き上がった。そして続くように団長、ドルゼ、バンギック、汏稀、香奈、壯助と意識を取り戻していった。

バンギック「……おいガキ、無事か?」

泉「私は大丈夫…」

龍剣「俺も…大丈夫っす…」

汏稀「全然平気っす!」

香奈「まあ…大丈夫、なのかな?」

壯助は何も言わないが、右手でグッのサインをしている

のあちこちにすり傷等はあるが、今立っている者は全員無事のようだ

龍剣「バッドローグの野郎、なに突っ立ってんだ」

ドルゼ「おそらく今の攻撃の反だろう」

イオネット団長「意識のある者はどれだけいる!返事をしろ!」

龍剣達も含め、12人が立ち上がり返事をした。その12人とは、龍剣、泉、汏稀、香奈、壯助、ドルゼ、バンギック、ティアーノ、エルド、マルス、ジェット、ザントで、団長をれて今戦えるのは10人しかいない

イオネット団長「今がチャンスだ!たたみかけろ!!」

けないバッドローグに龍剣達異世界人が攻撃する

バッドローグ「ウウウ……」

ヒートバズーカを5発、氷槍アイススピアを5回、ボンバーラッシュを5回、FSウェーブを5回、トリプルアローを5回喰らわせたところで、バッドローグのきが元に戻った

龍剣「こんだけやってまだ傷1つんねえのかよ!!」

ダメージは確かにあるのだが、あまりの鉄のさにイラ立ちを隠せない龍剣

そんなときだった。バッドローグからピシッという音が聞こえたのを泉は聞き逃さなかった

汏稀「くそ!!」

泉「今、確かに聞こえた…」

バッドローグのをキーポイントゴーグル越しに隅々まで観察する

泉「あった…左ヒザに!!」

バッドローグの左ヒザに20cmほどの亀裂がっていた

バンギック「やっと希が見えたな」

イオネット団長「みんな、あそこだけを狙って攻撃しろ」

他の者はわかっているのに龍剣だけが亀裂に気付いていない

龍剣「え?どういう事ですか?」

泉「ほら、バッドローグの左ヒザ!傷がったのよ!」

龍剣「え…ほんとだ!」

バッドローグはゆっくり話す暇も與えず、走り寄ってきた。その間、泉はゴーグルであの亀裂を見てみる

泉「ってる!やっぱりあの鉄の下が弱點だ!」

龍剣「おっし!任せろ!」

龍剣は低い姿勢で水平にヒートバズーカを3発放った。バッドローグはハードルのように跳んでかわすが、空中で泉の氷槍アイススピアを喰らい、背中から落下した

そして落下したバッドローグのもとに瞬時に移するバンギック

バンギック「悪いな」

ジュシ!

バッドローグの亀裂部分を雙剣で斬りつけた

バッドローグ「ウグァァァァァァ!!!」

バッドローグのは人間とあまり変わらない度だった。傷口から出しているバッドローグはすぐにジタバタしたため、バンギックは距離を取らざるを得なかった

バッドローグ「ウオオオォォォ!!!」

ダメージをけて怯むかと思われたバッドローグだが、一瞬でバンギックの正面に接近した。そしてそのままパンチを放った

バンギック「!!!」

誰1人このきを目で追うことはできなかったのだが、なんとバンギックは人間とは思えぬ速さで躱したのだ

龍剣「BBTガトリング!」

すかさず龍剣が援護してバッドローグとバンギックに距離を取らせる。そしてその間に力を練っていた泉が幻覚で自分達の姿を隠した

ドルゼ「もともとずば抜けた戦闘センスが、仙羅に行ってさらに磨きがかかったな」

バンギック「お前に言われても嬉しくねえな。さっさと鬼のを出しやがれ、クソ魔神が」

ドルゼ「フッ。古い通り名を言いやがる」

騎士団のトップ2、3で同期の2人が話すのは龍剣達にとって珍しい景だった

壯助「(バンギックさん、あんな顔するんだ)」

汏稀「(ドルゼさん、魔神って呼ばれてたんだ…)」

ドルゼとバンギックは騎士団にる前から仲が良かった。バンギックが普通の年だったのに対し、ドルゼは"魔神"と呼ばれるほど有名なゴロツキだったそうだ

イオネット団長「あの亀裂のおかげで、俺達の攻撃も有効となった。龍剣達を守ることを優先的に、他の者もどんどん攻撃していけ。ただし、死なないように」

全員「了解!!」

兵達の姿が見えないバッドローグは、誰もいない所をやみくもに攻撃している

泉「すいません、そろそろ幻覚が解けます」

泉の幻覚は力を練るのに時間がかかり、なおかつ使える時間も長くはない

幻覚が解け、兵達の姿がわになった。當然、バッドローグはこちらへ向かってくる

イオネット団長「行くぞお前らあぁぁ!!」

全員「おおおおおぉぉぉ!!!」

再び気合いがり、騎士団の士気が高まる。が、気合いで有利になるほど現実は甘くない……

バゴォン!ガァン!ドォン!

エルド「がっ…!!」

ティアーノ「うっ…」

ザント「ぐはっ!」

エルド、ティアーノ、ザントがバッドローグの蹴りやパンチで吹っ飛んでいき、気絶してしまった

ジェット「ザントーー!!」

1分も経たないに3人もやられ、ジェットは頭が真っ白になっている。そんなジェットに向かってバッドローグは拳を振りかぶる

バンギック「よそ見なんかするな!」

マルスとイオネット団長がハンマーでバッドローグを怯ませ、泉がムチでバッドローグの腳と地面を凍らせた

龍剣「modeバズーカ!」

素早く形態変化させてバッドローグの至近距離でバズーカを構える

龍剣「ヒートバズーカ10連発!」

ダダダダダダダ!!!!

氷によりバッドローグの腳は地面とくっついているので、よける事ができない。だがそれも、ヒートバズーカ10発目の衝撃で壊れてバッドローグは吹っ飛び、壁に激突した

ドオオオォォン!!!

龍剣「はぁ…はぁ…どうだ…」

龍剣の力はかなり消耗されている

バッドローグ「ウウ……」

バッドローグの方も大ダメージを負い、さらにに亀裂が生じていた

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