《小さき蒼雷の魔法使い》第九話「教會、そして、神」
ライガ達はギルドで魔を売り、お金に換えたのち教會へと向けて移していた。
「ところでな...ライガ。お前のステータスどうするよ。恐らくだが目立つぞ?」
唐突にガイヤが質問してきた...このタイミングで。
「...いや、何で今なのさ?まあ、ステータスに関してはサラが隠蔽を教えてくれてるから問題ないけど...」
「そうか?なら問題ないな。良かったよかった。話とか噂が広まると良からぬことを企む連中が現れるかも知れないからな。」
「あら、そんな奴ら倒してしまえばいいじゃない?」
「「......強引だな。」」
そうこうしているうちに、三人は教會へとたどり著いたのだった。
教會にると、ガイヤは二人に待ってもらい付に歩いていき、ししたらガイヤと見知らぬお爺さんが歩いてきた。
「初めまして。君がライガ君かな?」
お爺さんが優しく聲をかけてくれた。
「はい。」
「それでは、行こうか。」
お爺さんはガイヤとサーシャには待ってもらって、ライガの手を取り、教會の一番奧にある儀式部屋へと歩いてきた。
お爺さんはライガを部屋の中央に連れていくと一言だけ口にした。
「これからステータスの発現と神への祈りを行います。ここからかないでください。
すぐに終わりますので。」
それだけ言うとお爺さんは下がり、懐から石板を取り出し何かを呟いた。
すると、ライガはに包まれたのだった。
次の瞬間...辺りは白い空間で目の前には六畳間くらいの広さで床には畳が敷かれていた。
そして、丸い機いわゆる...ちゃぶ臺なるものが置いてあり、そこに老人が座って手招きをしてきた。
ライガは訳もわからずだったが、老人のいに警戒をしながらだが答えることにした。
「...申し訳ないが、ここはいったいどこなんだ?」
「...ふむ、意外と落ち著いておるな。
ここは神達が集いし世界じゃ。
そして、ここは儂の部屋じゃ。」
はぁ...また、訳のわからん狀況になったな。
何で、俺はこんなにもトラブルに巻き込まれるのか?
そもそも、俺は神に用件はないのだが...
「まあまあ、そう落ち込むこともあるまいて。
お前さんを呼んだのは儂じゃ。
用件があるから呼んだのじゃよ。」
ライガは疑問に思った考えていることを読まれているのかと。
そして、正解はすぐに言葉となって返ってきた。
「そうじゃ、お前さんの考えていることを読ませて貰った。
お前さんは...」ライガだ!」
そうか、ライガは警戒しすぎておるようだししお茶を飲みながら話して行こうかのぅ。」
そう言うといつの間にか機の上に飲みを用意していた。
ライガ自、このままではいつまでたっても話が進まないので座り話を聞くことにした。
「さて、まずは自己紹介からしておこう。
儂はライガの転生した世界...ファルスを含めて幾つかの世界を管理しておる。
名は...特にないのぅ。」
俺は話を聞きながら何となくだが、この世界に転生した理由が分かるのではと思った。
しかし、時間が長くなりそうなので取り敢えず、話の続きを促した。
「そして、次にライガ。お前さんをここに呼んだ理由じゃが、2つあるのだ。
1つ目は、ライガの転生に関して。
2つ目は、ライガの持っている力についてじゃ。」
創造神と名乗るお爺さん...長いので仮に、
クリエイトとでも呼んでおこう。が、真面目な顔をして話してきた。
そこには、やはり大事な事ばかりであったが、何より面倒事の予しかしないのであった。
「それで、嫌な予がするが...続きをお願いします。」
俺は一応神でも偉いみたいなのでし畏まって話してみた。
「よし。それでは、1つ目からじゃ。
ライガの、この世界に転生した理由じゃが...
それは、やっぱり話さなくてもいいかのぅ」
「...話したくないと?俺をここまで呼んどいて。々のことなら何も言わないから早く話して貰えないか。」
ライガは暫く大人しく話を聞くのに徹することにした。
「それでは、転生した理由は、二つの偶然が重なった結果である。
1つ目は、晝寢の最中にトラブルが発生したこと。
2つ目は、トラブルの鎮圧中に誤って地球のお前さんの自宅に儂が神力が落としてしまいライガ、お前さんと融合してしまった。
故に地球のでは神力に耐えることが出來ずと一部の記憶を代償に死んでしまい、廻の環にも乗ることが出來なかったため、この世界に転生した。」
ライガは唖然とした。
まさか、転生した理由が、この神様の不祥事だとは誰も思うまい。
だが、辻褄はあったな。
転生した後、記憶が前世の自分に関してのことだけ消えていたことに。
「...何か質問はあるかね。」
俺は、1つだけ質問をすることにした。
「俺の死んだ後、地球での俺の扱いはどうなった?」
「それは、儂の神力と融合したことにより地球での存在が無かったことになってしまったようじゃ...すまぬことをした。」
ライガはしだけ地球での事を考えてみたが記憶がなくなっているために深く考えなかった。
そして、話の続きをお願いした。
「...分かった。話を続けよう。
2つ目じゃが、さっきの話と関連がある。
先ほど、神力と融合したと言ったが...実は今もその狀態なのじゃ。
稱號の中に???となっているものが在ったと思うがその中には何百と言うほどの力をもたらすスキルや効果を持ったがある。
そして、今は封印を施しているため使えないが...ずっと封印していることは出來ないのだ。
故に、時が來ればしずつ解放されていくことになる。
まあ、一部はもう解放されていたり、解放されかけのようだがな。
これが、2つ目だ。」
俺は考えるのを止めた。
理由だと?考えても今の力ではどうも出來ないし...疲れるだけだとわかったからだ。
なので、今回も1つだけ質問をした。
「その力がすべて解放されたら俺はいったいどうなる?」
不安のりじったように問いかけた...
「そうじゃな、なくとも儂と同格か若しくは...いや憶測に過ぎんためそこまでしか今は分からんのぅ...」
その質問の答えた時、クリエイトは申し訳なさそうに言った。
「...すまぬが、そろそろ滯在の限界のようじゃ。お前さんのステータス畫面にメッセージ機能と神隠蔽をつけておいた。
何かあればメッセージで送って來ると良い。あと、時々はステータスを確認するようにな。」
それだけ言うと目の前が真っ白になり、明るくなると教會でお祈りをしていた。
すると、教會のお爺さんが心配そうに聲をかけてきた。
「...大丈夫ですか?終わりましたよ?」
「あ、はい。大丈夫...」
それだけ言うとお爺さんが安心して儀式をする前に持っていた石板を俺に見せてきた。
「これが、ライガ君のステータスになります。自分で確認してみてください。」
そして、ライガのステータスがこれだ。
ステータス
名 前:ライガ
種 族:  人種
別: 男
年 齢:  3
レベル:  0
職 業:___
稱 號:魔導師の子
拳聖の子
???
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___________________
ステータス
力:150/150
魔 力:120/120
狀 態:なし
魔 法:雷魔法
スキル:なし
←前のページへ 2
___________________
これが、ステータス?隨分と隠蔽が効いてるな...
まあ、殆ど始めの頃に返っただけだか。
「ライガ君は戦闘の才があります!
力魔力共に3歳ではとても多いです。
それに加えて、雷魔法も適正があるようですね。」
ワクワクしながら、お爺さんが説明してくれたが、ライガは心揺していた...
どうなってる...隠蔽していてもだいぶ凄いようにしか聞こえない説明なんだが...
まあ、なるようにしかならないし隠蔽が効いていて良かったと思おう。
「どうしました?気になることでもありましたか?」
ライガが考え事をしていると、お爺さんが
何かあったのかと又もや心配していた。
「...大丈夫...。」
「そうですか...なら戻りましょうか。ご両親がお待ちですしね。」
そうして、二人のもとへ戻るのだった...
どうも、皆様柊☆黐です。
今回はやっと転生の理由が判明しましたね!
この先ライガのチート化は進んで行きますがどうなって行くのかは...お楽しみにして頂けると嬉しく思います。
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それでは、次回第十話「忍び寄る魔達」でお會いしましょう♪
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