《小さき蒼雷の魔法使い》第二十四話「特訓」
皆さん、おはよう。
俺は今、カレンとシオンの2人と共に家から更に魔境の森奧深くの聖域と呼ばれている場所まで來ていた。
昨日は1日ゆっくり休み、今日から特訓することになっている。
...ドラゴンに戻っているサラに連れられて。 
「ここらで良いだろう!降りるぞ!」
それだけ言って降下し始めた。
周りを見渡すと家がある付近よりも巨木がたち並んでいた。
家があるところでも既に森と言うよりもジャングルと言った方が良いくらいだったが、この場所は樹海と言った方が良いだろう?
そして、何故か1ヶ所だけ円形の広場に著地した。
「お主ら、ここで特訓するぞ!」
再び人化したサラがこちらへ近づいてきた。
「今日からお主らが冒険者となるまで強化は...あまり必要なさそうだから、手加減を中心に取り敢えず特訓する!」
サラの當初の考えはライガが龍化した狀態の本気と渡り合えるくらいにしようと思っていた。
そのついでに力加減を教えれば良いだろうと...しかし、ライガの奴何をしたか知らないがステータスだけで龍化しても負けるだろう力を得て帰ってきた來たのだ。
更に、2人のおまけと言う名の神龍級の化けも連れてきた...
「(はあ、どうすれば良いのやら...)」
サラが頭を捻りながら考え出した結論は...
「取り敢えず、特訓期間中はステータスの確認を止する!
え~と...ライガと、あと2人!まずは1番力が発揮できる狀態になれ!
話はそれからだ。
ここは魔境の森の奧深くだから力を気にする必要はないぞ!」
えっ?大丈夫なの?
たぶんヤバいと思うけど...まあ、サラは鑑定を持ってるしわかるか。
「...じゃあ、やるよ?」
「うむ!念のため3人とも距離をとれ!」
その言葉で3人とも充分に距離をとり各々が力を発した。
「...蒼雷神、纏い!」
「鳥化」
「龍化」
ライガは、に青黒い雷に神力、霊を纏い、周りに放電する音が響いた。
カレンは長7メートル程の火の鳥の姿に戻った。
そして、シオンは高さ30メートル長さ100メートル程で頭が3つのアジ・ダカーハ本來の姿を見せていた。
「.........。」
更は、言葉を失った。
ライガからは神や霊界の王の力をじる事が出來る。
カレンとシオンに関しては霊界の神獣の事や龍の事は分かっていたので良いのだが...
「シオンと言ったな...こいつはでかすぎる!」
サラはアジ・ダカーハの話は聞いたことがあった。
たが、神話の話での事なので実在しているとは正直思っていなかった。
しかし、こうして、目の前に居ると本當だったのか...
ライガの奴凄いのに囲まれておるわ。
まあ、その分3人が怒ると大陸が消し飛ぶだろうが...(コワイ)
「...よしお前ら元に戻れ!早くだ!」
サラが言うと2人は人化し、ライガは蒼雷神を解いた。
「...まず、言いたいことがある。
3人とも力の制が出來ているように見えるがどこまで力を押さえられるかやってみてほしい。」
つまり、3人とも制が出來ているから今度は力を開放した狀態で押さえることが出來るかをみたい...と。
「じゃあ、まずは俺が...
で、どうすれば?」
「そうじゃな、先程の技を使って玉取りをやろう!
ただし、使うのはこれじゃ!」
そう言って取り出したのは、泥団子だった。
「これは、我が暇潰しに作った泥団子だが、凄くらかく作ってある。
これでお互いに...次いでだ3人で投げ合い壊した奴は罰ゲームでもしてもらおう!」
...つまり、キャッチボールをしてれば良いのか。
「ただし、この広場の円が直徑およそ80メートルくらいあるから、3人には三點に立って貰い投げてもらう。
あと、異論反論抗議質問はきかん!
やってみればわかる。
もし、簡単に出來るならもう教えることがない。
あとは、強化するくらいしかないからな。
まあ、それでは、始め!」
そう言ってサラは端っこに下がった。
  俺たちも位置につき、カレンが人化した狀態で炎神魔法で腕を部分的に強化した。
そして、シオンへ向かって振りかぶり投げた...次の瞬間、シオンに屆く前に崩れ去った。
「.........。脆いですね。」
「カレン!なにやってんですか!
ちゃんとしてくださいよ!」
どうやら、思っていた以上に難しいらしい。
恐らく、あの泥団子は普通のでは無いのだろう。
例えば、魔力の安定とか知するとか、仕組んでありそうだ。
「ほれ!泥団子は沢山あるから続けてやれ!
今日は50回行くまで終わらないぞ!」
サラはどうやらスパルタらしい...
何時になったら出來るのか...
こうして、ライガたちの特訓が始まった。
ライガたち3人の長は凄まじく最初こそ苦戦するものの直ぐに出來るようになってしまう。
サラも特訓が良い暇潰しになり、だんだん楽しくなってきていた。
しかし、後半になるにつれやることが無くなり、最終的に魔を狩りまくる事になっていた。
そして、3年と半年の月日が流れた。
「今日は私の勝ちですね?」
「そんなことはないでしょう。
見なさい、私の方が強いですよ?」
2人のが魔法袋から出した魔の事で言い爭いをしていると、森から年が帰ってきた。
「...またか、速いのはいいけど、もうし落ち著いたらどうだ。」
年は呆れ、積み重ねてある魔の死の所へ向かった。
そして、なにも言わず解に取りかかり出した。
「ライ君!冷たいよ!
魔の解なら一緒にやろうよ!」
「シオン...くっつかない。」
「そうですよ?主人の邪魔になっています。」
「ちぇ~...仕方ないな。」
年は現在6歳のライガである。
あれから、特訓のため森で生活するようになっていた。
長したライガは長があまりびず見た目は大して変わって無かった。
シオンやカレンにしても見た目15歳くらいのとなっていた。
相変わらず、シオンはライガが大好きでいつもくっつこうとするのをカレンが止めるといったサイクルが出來ていた。
そして、サラはと言うと1年前に飽きて窟に帰った。
...全くいい加減だ。
さて、そんな説明は良いだろう。
そろそろ解も終わる、晝飯にしよう。
「カレン?火の準備をお願い。
シオンも機とか...」終わってますよ?」
「ありがとう。」
ライガは魔の中でもが意外とおいしい、オークをブロック狀に切り、串で刺していった。
「主人、こちらは大丈夫です。」
「じゃあ、これ周りに刺して焼いていって
シオンもよろしく。」
「分かりました。」
「任せてください!」
2人に任せるとライガは解の片付けを始めた。
片付けが終わる頃には串焼きも完し3人で食事を囲んだ。
「主人、このあとはどうしますか?」
「そうだな...そろそろ魔境の主にでも會いに行ってみるか。」
「主?主なんていたんですか?」
「いるはずなんだ...多分。
1回この広場よりも大分奧深くへ足を踏みれたことがあったんだが...
巨大な魔力をじたんだ。」
どうも、皆様柊☆黐です。
皆様、今回もお読み下さりありがとうございます。
もし良ければお気にり登録といいね!をよろしくお願いします。
さて、特訓編は申し訳ありませんが、省略致しました。
機會があれば書きたいと思います。
次回は魔境の森の主にご対面になるのか...
では、次回第二十五話「魔境の森の中心部」でお會いしましょう♪
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