《小さき蒼雷の魔法使い》第四十六話「ケイレスの行方」
「ああ、闇ギルドはほとんどの國に潛み、裏の仕事をこなす組織だ。」
指揮だった男が言い放った言葉はライガの嫌な予を増幅させた。
最悪、もしも闇ギルドが國と繋がっていて今回に件に絡んでいるのなら戦爭になる可能すら考慮しなくてはいけなくなる訳だ。
「その闇ギルドのリーダーはどこに居る?」
ライガは出來れば闇ギルドの指揮を任されていた者を捕まえておきたかったが返って來た返答は…
「分からないし、俺たちも會った事はない。」
これじゃあ、捕まえるのは困難だな。
もしかすれば、おっさんと戦っていた時に隠れて観察していた奴がそうなのかもしれないが、既に姿を消し行方は分からなくなっているからな。
「まあ、大は分かった。
今はこの辺でいい…この場所から出るぞ?
自力でける者は自分で歩け!」
そして、ライガたちは、けが人をるべく早めに出口へ向かって歩き出した。
その頃、時をし遡り、闇へと姿を消して行った者がいた。
「ボブさんは、しくじったか…。
それにしても、反則級の奴が冒険者に居るんだな。」
この男はケイレス。
闇ギルドマスターだ。
現在は要塞を飛び出し隠魔法により音を立てずに走って行った。
ケイレスは要塞からし離れた森の中で懐から小さな水晶球を取り出した。
この水晶はある場所で極に開発された転移魔法道だ。
現在、この世界に転移できる魔法道は確認されているだけで數個しかない…それもダンジョンと呼ばれる迷宮の中の深層部でしか確認されていない。
一部例外はあるが、手困難な代なのだ…まあ、ダンジョンの説明はまたにしよう。
極開発された転移球はオリジナルの転移球を元に開発を行いある程度の実用が確認されたになる。
違いはオリジナルは水晶球が二つで一つの道であり、片方を設置しもう一つを割ることで効果を発揮する使い捨てだ。
そして、開発した転移球はあらかじめ魔法式を組み上げておくことで水晶に魔力を込めるだけで転移できるのだ。
ただし、オリジナルのように自由に場所を決める事は出來ない。
何しろ魔法陣を組むために數人の魔法使いを用意する必要がある。
「それにしてもよくこんなものを用意していた事で…おかげで素早く帰れるがな。」
その転移球にケイレスは転移球に魔力を込めた。
そして、次の瞬間には、とある部屋の中に移していた。
「お疲れ様です。ケイレス様。」
部屋の口には、兵士が一人立っていた。
そして、兵士は一通の封筒を差し出してきた。
「ん?俺に?」
「はい。ザ―リアス様からです。」
ケイレスは兵士から封筒を取り、懐に仕舞っていたいたナイフを取り封を切った。
すると中には一枚の紙がっていた。
紙にはこのように書いてあった。
___________________________________________
ケイレス殿へ
手紙ですまないな。
そちらの都合でいいから會えないだろうか。
今の依頼の狀況と敵の報を出來れば教えてほしいのだ。
出來れば早めがいい。
故に出來るなら訪ねて來てしい。
もし來れるなら手紙を持って行った使用人に言ってくれ。
ザ―リアス・リーズロストより
__________________________________________
「面會か…タイミングとしては丁度いいな。」
兵士はケイレスの言葉からある程度の推測を立て次の行を予測し念のために改めて聞いた
「どうされますか?」
「會いに行く。準備を頼む。」
「分かりました。ザ―リアス様の使用人の方は現在、応接室の方でお待ちに待っておられます。」
流石だな…俺が帰ってくると分かっていたのか?
でなければ、使用人には一旦帰ってもらうのが正解だと俺は思うがな。
まあ、結果タイミング良く帰ってきたから正解だな。
そうこうしているに応接室へと著いた。
応接室の中には老人が一人居た。
「あんたが使用人か・」
ケイレスは一応確認のために老人に訪ねた。
「はい。ケイレス様ですね?
ご主人より聞き及んでおります。」
老人はきれいな作で立ち上がりお辭儀をしてきた。
「手紙は読ませて頂いた。
招待に応じるつもりなので、これから連れて行ってもらえるだろうか?」
「勿論、大丈夫です。」
「よし、取り敢えず移しよう。」
ケイレスは老人と共に部屋の外へ出て行った。
そして二人は人目に付かない道を通り目的地を目指した。
そして數十分後、目的地が見えてきた。
「いつ見てもデカイな…。」
ケイレスは近くに來た事で本音がしれていた...そして、ケイレスたちが見ていたのはリーズロスト帝國の城だった…。
皆様、柊☆黐です。
本日もお読み頂きありがとうございます。
次回で一區切りの予定ですのでお楽しみ頂ければと思います。
さて、次回第四十七話「SSランク」でお會いしましょう♪
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