《異世界で、英雄譚をはじめましょう。》第二百八十話 死と新生④
オリジナルフォーズ。
あの時の戦いで圧倒的な力量差をじてはいたけれど、まさかそんなが隠されていようとは。
バルト・イルファは話を続ける。
「ま。君がどこまでその話を信じるかは別として……。あ、でも今の所は信じて貰えて何よりだよ。正直なところ、もしかしたら信じて貰えないんじゃないか……なんて思っていたからね」
「信じない、なんて僕がいつ君に言った?」
「冗談だよ、冗談。……さて、話がずれてしまったようだし、軌道修正といこうか。リュージュがあの貌を保っている理由についても、気にならないかい?」
リュージュ。
確かラドーム校長とかつては同僚の立ち位置にいた、という話を聞いたことがある。ということはラドーム校長と同じように皺がたくさんあってもおかしくはないのだが……、どうサバを読んでも今のリュージュはせいぜい三十代くらいだろう。
「それも、オリジナルフォーズが絡んで來ているのさ。彼はオリジナルフォーズから無限に生み出されるエネルギーを、先ず自らのに投與した。それについては、一瞬の躊躇いも無かった」
「……さっき、自然環境に変化を與えるほどのエネルギーって言ってたよな? それを浴びるっていったいどういう考えを持っていたんだ。さすがに我武者羅でそれをやったようには思えないし」
「その通り。僕たちもそう思っていたよ。だから反対意見を述べる人など誰一人居なかった。あの頃まで確かリュージュは外へを見せることは無かったんじゃないかな。自らの醜悪なを自覚していたからこそ、そのを他人へ見せることを拒んだんだ」
「……でも、組織には見せていたんだよな?」
「やってくることはあった。けれど極力は見せないように工夫がなされていた。ま、當然といえば當然かな。はいつまで経ってもへの追求を厭わない。……リュージュが昔言った言葉だ。それを聞いた頃はさっぱり訳がわからなかったが、今なら分かる。リュージュは自らが神になるために、先ずは外見から神へ近付けようとした。その結果が、あの姿だ」
神になろうとした。
言葉で言い表せば荒唐無稽なことではあるのだが、しかしてそれを実際のこととしたとき、それを実現させるまでには努力と実力、そして運も大事なパラメータになり得るだろう。
無策では無かったと思うが、無謀だとは思う。
でもリュージュが今の地位に君臨出來ているのは、そのような無謀な挑戦を実際に行い、そして功したからだということは、まぎれもない事実だろう。
「……さて、オリジナルフォーズのエネルギーを浴びることとなったリュージュだったが、実験はどうなったと思う?」
バルト・イルファは僕に訊ねる。正直言って、この流れでその質問は答えが一つしか無いようなものだ。
「功したのだろう。そしてリュージュは、今のような貌をにつけた」
「その通り。誰も功するとは思わなかったけれど……リュージュはそれを功させた。はっきり言って、あり得ないことだったよ。功しないときに備えてクーデターが起きるのではないかとヒヤヒヤしている部下もいたと言われているほどだ」
「クーデターは結局起こらなかったんだよな?」
「當然だろう。リュージュは貌を取り戻して組織へ戻って來たのだから。彼の『神の力』を見せつける結果にもなり得たわけだね」
神の力。
時折に告げるリュージュの能力、それはオリジナルフォーズが起因となっているものが大きいという印象をけた。
しかしながら、それでもリュージュの弱點を見出すことは、なくとも今までの話からは得られなかった。
「……リュージュはオリジナルフォーズのエネルギーを、あるものが溜め込んでいる、或いはあるものから得られるエネルギーと同一であることも発見した。それは、普通に考えれば筋が通るのだが、古代に大きく伝子構造を変化させたオリジナルフォーズにもそれが適用されるとは思えなかったし、あり得なかったんだ」
「まさか、それは……」
「その通り。君も使ったことがあるだろうから、もうだいたい何かは把握出來ているよね」
そうしてバルト・イルファはポケットからあるものを取り出した。
それは黃金に輝く果実だった。それだけで見るものを圧倒させるような、そんな雰囲気を漂わせていた。
そして、バルト・イルファは告げる。
「知恵の木の実。これは地球の記憶をエネルギー化したものだったけれど、そのエネルギーはオリジナルフォーズが自ら生み出すそれと分が等しいものだった。だからこそ質量に見合わないエネルギーを生み出すことが出來るし、オリジナルフォーズは膨大なエネルギーを生み出し続けることが出來たんだ」
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