《シスコンと姉妹と異世界と。》【第21話】週末デート
約束の日曜日の夕方、俺とモーリスは街へ繰り出した。まずは男2人でショッピングデートをすることになった。
とは言っても、見たいのは剣らしい……。
「悪いね、付き合わせてしまって。剣巡りは僕の日課みたいなものでね。今はまだ買えないし、作ってもらったりも出來ないんだけど、課題任務のついでに素材をコッソリ手にれて、稼いだお金で業を作るのが目標なんだ。だから店を回って、しっくりくる剣があればその素材や、素材の採掘地を尋ねて記憶して……を繰り返してるんだ」
「なるほどな〜。いくらモーリスでも折れた、くたびれた剣じゃ本當の戦いではどうしようもないもんなぁ」
「両者の技や力が互角の場合、後はもう剣そのもので優劣が付くことになるからね。強い人は持っているも違うよ。ショーのお父さんの剣も相當なものだろうね」
「マジか……。アレでこっそり素振りしたり、あんまり切れ味良いもんだから薪割りに使ったり、野菜切ったりしちゃってたわ」
「ショーは剣を何だと思ってるんだい……?」
「いや〜、父さんの剣ってんな高そうな寶玉とか付いてるわけじゃなかったからなぁ……」
「ショーのお父さんが負けるような事があれば、それはショーのせいということになるだろうな」
「縁起でもないこと言うなよ……。てか父さんってそんな強いのか?」
「『黃金獅子』はこの國でも五本の指にる戦力として數えられているよ」
「冗談だろオイ……。俺がガキの頃浣腸キメた時は即死してたぞ……」
「ショーは父親を何だと思ってるんだい?」
「ウチでは威厳もクソもないんだがな……。母さんのに敷かれてるしなぁ。多分姉さんや妹よりも下だな。我が家の男連中は最下層を這いつくばってるんだなこれが」
実際のとこ母、3兄妹、父の順に収まるんだろうか。姉さんやローズも普段は父さんのことを慕ってるけど、以前口喧嘩になってたの見た時はもう、父さんペコペコしてたなぁ……。
自慢の父親、のはずなんだけど……。
「『黃金獅子』もそんな一面も持ち合わせているんだね……。いや、これは僕の中に留めておくことにする。というより聞かなかったことにしたい」
「街の衛兵さんにも慕われてるみたいだし、何かしらおちゃめな所が滲み出ちゃってるんじゃないかな」
「そう考えると、納得がいかないわけでもない……」
「まぁうちの父さんのことはいいって。それよか、モーリスの目的の店は?」  
「ここの路地を行ったところに……なっ!?」
「おいおい、どうしたんだ……よっ……」
「店の店主さんだ……」
そこには、店主さんと言われた男が傷付いた姿で、意識を失って倒れていた。
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