《進化上等~最強になってクラスの奴らを見返してやります!~》第六話 進化して、最強最悪の敵に遭遇しました
意識を失ってどれほどの時間が経ったのだろうか。
視界がまだぼんやりとしているが、はかすことができるようだ。
先ほどの激痛も治まっている。
だんだん視界がクリアになる。
ふと、目線を左に寄せると、寄り添うようにリーナが眠っていた。
……もしや看病してくれていたのだろうか。
俺はリーナを起こさないように靜かに起きあがる。
をしかしてみたが、違和もない。それどころか先ほどまでよりもずっと軽い。
とりあえずステータスを確認してみないことにはわからないな。
と、言うわけで。
「ステータス」
――――ステータス――――
名前:海崎 晃
 種族:高位人族
 職業:
 Lv1
 HP:20870/20870
 MP:14570/14570
 STR:19032
 DEF:24968
 AGI:16243
 MGA:17903
 MGD:20111
 INT:11984
 LUK: 946
スキル
【鑑定Lv9】【超隠蔽Lv2】【暗Lv1】
【超回避Lv2】【頑丈Lv10】【火耐Lv8】
【剣Lv4】【思考加速Lv10】【HP自回復Lv7】
【HP回復上昇Lv5】【水耐Lv9】【雷耐Lv7】
【闇魔法Lv5】【炎魔法Lv2】【水魔法Lv4】
【雷魔法Lv2】【Lv4】【風爪Lv-】
【雷爪Lv-】【索敵Lv3】【無詠唱Lv-】
【魔力開放Lv-】【魔力作Lv-】【空間魔法Lv2】
ユニークスキル
【進化Lv-】【簒奪Lv9】【暴食Lv2】
【魔封印Lv2】
エクストラスキル
【¥%&#】
 稱號
 異世界人・召喚に巻き込まれし者・転生神の寵・奪う者・乗り越えし者・捕食者・殺者・進化せし者
…………うん、とにかく人間を辭めかけているのは分かった。スキルも増えているし、稱號は一つだけ変わってるし、スキルも見慣れないものがある。取り敢えず一つずつ確認だな。
高位人族
人族よりも優れた能力を持つ種族。人族ではあるが、人外の域に片足を突っ込んでいる。
【超隠蔽Lv2】
スキル【隠蔽】の上位スキル。ステータスや姿を偽ることができる。上位スキルである【超鑑定】でない限り、隠蔽を破られることはない。
【暗Lv1】
スキル【ナイフ】の上位スキル。ナイフだけでなく、すべての暗が使用可能になる。レベルが上がれば上がるほど扱いが巧くなる。
【超回避Lv2】
スキル【回避】の上位スキル。自分よりもレベルが低い相手の攻撃を回避しやすくなる。
【炎魔法Lv2】
スキル【火魔法】の上位スキル。宮廷魔法師などが所持している。誰でも獲得可能なスキルではあるが、努力を怠らずに鍛錬を積まなければ得ることはできない。
【暴食Lv2】
ユニークスキル【捕食】の上位スキル。【捕食】では喰った相手のスキルは一つしか得られなかったが、【暴食】の場合、得られるスキルが二つに増える。
【魔封印Lv2】
相手の魔力を制限するスキル。スキルレベル÷相手の魔力量×相手のレベル分だけ制限可能。
捕食者
喰らう者の上位稱號。【捕食】のスキルが【暴食】に進化すると得ることができる。
「なんつーか、コメントに困るスキルばっかだな……」
どれもが強力ではあるが、ここで生きていく以上、使いどころをしっかりと見極めないといけない。
「うぅん………」
おっと、リーナが起きたようだ。
「ん~? ヒカル……? 目が覚めたの……?」
「ああ、おかげさまでな。お前が看病してくれてたのか?」
「うん……パートナーになったのに、いきなり死なれるのは、困るから……」
なるほど。俺を助けたのはあくまで自分が生き殘るためと。
下手な人間よりよっぽど信頼できるな。
「さて、さっきはお前のステータスを見せてもらったし、今度は俺のを見せるよ」
そう言ってリーナに俺のステータスを確認してもらう。
「…………いろいろと規格外。人のこと言えないけど」
たっぷり間を開けてからそう一言呟やいた。
まあ、その反応は俺もよく理解できる。自分でもこのステータスはないわぁ~とか思うし。
しかもモンスターしか習得できないスキルを習得してる時點で人じゃないよね。
閑話休題それはさておくとして。
「ここから出るには上るよりも降りたほうがはるかに早くここから出られる。ということは必然的にここの最下層のボスを倒さないといけないんだが……リーナはやれそうか?」
俺の問いかけに、リーナは毅然とした表で頷く。
「もとよりそのつもり。その気がなかったらこの場では生きていけない」
リーナの返事に満足した俺は、リーナを連れて最下層に向かう。
途中、魔に出くわすということもあったが、俺がステータスを奪ったり、リーナが魔法で叩き潰したりしているので、特に消耗せずに最下層に著いた。
「今日はいったんここで休む」
「……なんで?」
「減った魔力とか、睡眠を軽く取っておくためだな。魔力は起きてても自然回復するが、寢ていた方が効率は良い。それに、睡眠不足は正直かなり危ない。一瞬のスキが命取りになるこの世界で、集中力がガタ落ちするタイミングでっても負けるだけだ」
俺の説明になっとくしたのか、壁にもたれかかるようにして座り込む。俺の隣に・・・・。
ずいぶんと不用心だな……別に手を出すわけではないのだが。
「うにゅ……」
あれから二時間後。俺はとっくに目を覚ましたのだが、リーナはいまだに眠っている。
流石に寢すぎじゃね?
「おい、リーナ。起きろ」
俺はを揺すってみる。すると、閉じられた目が半開きに開いた。まだ完全に起きてはいないようだ。
「…………おはよ?」
「なんで疑問形なのかはわからんが、おはよう。とりあえず起きろ。さっさと飯食ってこの迷宮を攻略するぞ」
俺の言葉に、いろいろと思い出したのか。引き締まった顔で頷く。
「必ず勝つ。そしてここから出る」
「よし、じゃあ腹ごしらえだな」
俺はそう言って空間に手を突っ込み、先ほど倒したドラゴンのを取り出す。
この空間は俺が初めてであった災厄熊ディザスター・ベアーが持っていた空間魔法を使って生したものである。
重さはじず、大型トラックが二臺るくらいには大きいので、アイテムボックスとして利用している。そのうち自分の家を空間に作るのが俺のない目標の一つである。
俺はドラゴンのを空中に浮かせ、【風爪】を利用してぶつ切りにする。
ぶつ切りにしたはきれいに洗った木の棒にぶっ刺し、それ以外をすべて空間の中にしまう。
木にぶっ刺したを、魔法で焚いた火の上にくべ、じっくりと焼いていく。
途中で拾った果で作ったソースをぶっかければ、完。
ドラゴンの丸焼き~果ソースを添えて~の出來上がりだ! まあ添えるっていうよりはぶっかけているって言ったほうが正しいのかもしれないが。
俺は一本をリーナにやる。リーナはそれをけるとものを言わずに噛みついた。よっぽど腹が減っていたのか。
ドラゴンので腹を満たした俺たちは、さっそくこの奧にいるであろう魔を倒すための作戦會議を始める。
「まず、敵にの魔がどういったものかわからない。だから慎重に行く。俺が前衛、お前が後衛だ」
「了解」
俺たちはゆっくり、ゆっくりと扉を開ける。
すると、強烈な殺気が俺たちのに降り注いだ。
これだけで理解する。否応にでも理解してしまう。理解してしまった。
自分では、どうあがいても目の前にいるものには勝てないのだと。
「か、【鑑定】!」
――――ステータス――――
名前:アルテリア
 種族:絶神
 職業:
 Lv測定不能
 HP:9999999999999/9999999999999
 MP:9999999999999/9999999999999
 STR:98752455662
 DEF:85487515236
 AGI:54558752112
 MGA:54857122012
 MGD:17745222112
 INT: 9999
 LUK:-9999999999
スキル
【超隠蔽L5】【剣Lv6】
【超回避Lv2】【頑丈Lv10】【火耐Lv8】
【思考加速Lv10】【HP自回復Lv7】
【HP回復上昇Lv5】【水耐Lv9】【雷耐Lv7】
【魔法Lv5】【焔魔法Lv10】【霆魔法Lv4】
【鎌Lv10】【Lv4】【狂魔法Lv10】
【索敵Lv6】【無詠唱Lv-】【巖魔法Lv6】
【魔力開放Lv-】【魔力作Lv-】【重力魔法Lv6】
【#%&$】【*”$%】【’(%%】
【?>+$】【}’&%】【”!#$】
【$&%&】【#’%&】【”$#(】
ユニークスキル
【神生Lv-】【魔封印Lv2】【魔獣召喚】
【一撃死】
稱號
絶に飲まれし者・神の一柱・絶の神・死神の代行者
ありえない。
強すぎる。
今俺たちが戦ったところで、一瞬で消されるに決まっている。
だが、戦うにしろ逃げるにしろ、どっちにしても殺されるのが目に見えている。
要は早いか遅いかだけの差だ。
だが、どっちを選んでも、俺の鑑定では判斷できなかったスキルを確認しなければ逃げることすらできない。
ならば、すべての攻撃パターンを読んで逃げなければ勝ち目はない。
俺はそこまで考えると、早くなる鼓を抑え、ゆっくりと息を吐き出す。
向こうはまだこちらに気づいていない。
ならばこちらから仕掛けて奇襲する。
俺はリーナに目を向ける。リーナもこちらの思に気付いたようで、魔法の準備にり始める。
あの魔力のうねりから見て、おそらく最上級の魔法を放つつもりだろう。
さて、俺も準備しますかね。
「右手に【風爪】左手に【雷爪】展開」
俺は両手に違う屬の爪を展開し、魔法を準備する。
俺が使える魔法で最も威力が高いのは炎魔法だ。
「…………【ボルケーノ・バレット】!!」
俺の手から、溶巖の球が放出される。
その數ーーーー三十。
視界を覆い隠すほどの大きな溶巖が、絶神に向かって飛んでいく。
すべての球が絶神に降り注ぐが、向こうはそれを気にした様子もなく、ただぶらりと垂れ下がった手をこちらに向けて、靜かに唱える。
「【フライア・アスキュリー】」
絶神がそうつぶやいた瞬間、やつの目の前に黒い花の蕾が出現する。
その花に溶巖が當たると、しづつ蕾は大きくなり、最後の一発が當たった瞬間、つぼみは開花し、大きな、真っ黒な薔薇を咲かせた。
そのバラがこちらのほうを向き直る。
「避けて……ッ!!」
リーナの言葉に我を取り戻し、俺は慌ててその場を離れる。
次の瞬間、俺が立っていた位置に黒いの柱が立つ。それも斜めに。
おれは黒い花を見て思わずつぶやく。「黒いレーザービームとか、どこの廚二病だよ。まったく……」
「ヒカル。そこから離れて」
リーナから聲がかかる。準備が整った合図だ。
「【ダイヤモンドダスト】……ッ!!!!」
ダイヤモンドダスト。
氷魔法の中でも最上級に匹敵する魔法。
対象を含めた半徑一キロ範囲をすべて凍りつくす。
リーナ曰く、闇魔法の最上級魔法でも打ち合える魔法だという。
リーナの言う通り、黒い薔薇は元からしづつ凍っていき、絶神の足元を凍らせていく。
この威力に絶神は慌てたのか、その場から離れようとするが、けない。
そこで俺が追撃する。
「さっきはよくもやってくれたなこのゴミが! リサイクルしてやるッ!!!!」
俺はそう言うのと同時に両手の爪でクロスを描くように引き裂く。
絶神の足元からざっくりとえぐられ、足がちぎれる。
これには流石の絶神も堪らないようだ。
「【鑑定】」
――――ステータス――――
名前:アルテリア
 種族:絶神
 職業:
 Lv測定不能
 HP: 89999999999/9999999999999
 MP:9999999878594/9999999999999
 STR:98752455662
 DEF:85487515236
 AGI:54558752112
 MGA:54857122012
 MGD:17745222112
 INT: 9999
 LUK:-9999999999
スキル
【超隠蔽L5】【剣Lv6】
【超回避Lv2】【頑丈Lv10】【火耐Lv8】
【思考加速Lv10】【HP自回復Lv7】
【HP回復上昇Lv5】【水耐Lv9】【雷耐Lv7】
【魔法Lv5】【焔魔法Lv10】【霆魔法Lv4】
【鎌Lv10】【Lv4】【狂魔法Lv10】
【索敵Lv6】【無詠唱Lv-】【巖魔法Lv6】
【魔力開放Lv-】【魔力作Lv-】【重力魔法Lv6】
【#%&$】【*”$%】【’(%%】
【?>+$】【}’&%】【”!#$】
【$&%&】【#’%&】【”$#(】
ユニークスキル
【神生Lv-】【魔封印Lv2】【魔獣召喚】
【一撃死】
稱號
絶に飲まれし者・神の一柱・絶の神・死神の代行者
……HP多すぎだろ!?
今ので一桁しか減らせてないなんて、どんだけ固いんだよ!
いや、落ち著け俺。逆に考えるんだ。一桁も減らせたと考えるんだ。
だが、今の大技はかなりリーナに負擔がかかる。
いくら魔力の多いリーナであっても、あれを何発も打てるわけじゃない。
ってことは俺が頑張れはいいのか。
だが、どうする。頼みの綱である【簒奪】と【暴食】も使用できるわけじゃない。
俺が持ってるスキルで、こいつに通用するスキルなんてなにもない。
どうする。どうやってこの局面を突破する。
俺の考えていることを理解しているのか。嘲笑を浮かべながらこちらに鎌を振り下ろしてくる。
「くそったれッ」
俺はそれを間一髪で回避する。【超回避】のサポートをけながらなんとか避けられているが、これも何度もできるとは限らない。
どうする。どうすればこの突破できるッ!?
考えろ。今まで強者に出會ってきて俺がとった行はなんだ。ここまで強くなった要因はなんだ。
考えろ。俺は格上相手にいつもどうやって勝ってきた。
……くっそ、思いつかねぇ! 基本的に死からスキル喰らって、ステータス奪ってただけじゃねぇか。
いったいこれのどこに今の戦いの勝機見出せって――――
あれ? 本當にそうだったのだろうか。
俺はもう一度記憶を洗い出す。
俺は一度だけ、試したはずだ。
【簒奪】のステータス奪取を、死ではなく、生きた魔から・・・・・・・。
結果は、功した。
つまり、これを利用すればこの戦いの勝機が見える!
だが、これを決行するには相手に限りなく近づかなければならない。
「リーナ。しだけあいつの注意を引き付けられるか」
俺の言葉にし考えるそぶりを見せた後、うなずく。
「わかった。でも、三十秒が限界」
「わかってる。三十秒もあれば十分だ」
俺はリーナに言葉に満足し、両方の詰めにもう一度魔力を込める。
さて、反撃開始だな。
ニセモノ聖女が本物に擔ぎ上げられるまでのその過程
借金返済のために紹介された話に飛びついたが、それは『聖女様の替え玉』を務めるというお仕事だった。 職務をほっぽり出して聖女様が新婚旅行に出かけちゃったので、私が聖女様に扮して代わりに巡禮の旅に行くだけの簡単なお仕事です……って話だったのに、ふたを開けてみれば、本物聖女様は色々やらかすとんでもないお人だったようで、旅の護衛には蛇蝎のごとく嫌われているし、行く先も場合によっては命の危険もあるような場所だった。やっぱりね、話がうますぎると思ったんだよ……。 *** 主人公ちゃんが無自覚に聖女の地位を確立していっちゃって旅の仲間に囲い込まれていくお話です。多分。 司祭様→腹黒 雙子魔術師→ヤンデレショタ兄弟 騎士団長さん→椅子
8 175【書籍化・コミカライズ】誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで〜嫁ぎ先は暴虐公爵と聞いていたのですが、実は優しく誠実なお方で気がつくと溺愛されていました〜【二章完】
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑稱だ。 その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。 骨まで見えそうなほど痩せ細った體軀に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。 義母と腹違いの妹に虐げられ、食事もロクに與えられず、離れに隔離され続けたためだ。 陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。 誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。 今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。 お相手は、社交會で『暴虐公爵』と悪名高いローガン公爵。 「この結婚に愛はない」と、當初はドライに接してくるローガンだったが……。 「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」 蓋を開けてみれば、ローガンはちょっぴり口は悪いものの根は優しく誠実な貴公子だった。 幸薄くも健気で前向きなアメリアを、ローガンは無自覚に溺愛していく。 そんな中ローガンは、絶望的な人生の中で培ったアメリアの”ある能力”にも気づき……。 「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……國家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」 一方アメリアがいなくなった実家では、ひたひたと崩壊の足音が近づいていて──。 これは、愛されなかった令嬢がちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。 ※書籍化・コミカライズ決定致しました。皆様本當にありがとうございます。 ※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。 ※カクヨム、アルファポリス、ノベルアップにも掲載中。 6/3 第一章完結しました。 6/3-6/4日間総合1位 6/3- 6/12 週間総合1位 6/20-7/8 月間総合1位
8 88平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)
時は2010年。 第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本來”の歴史から大きく道を外れた世界。“本來”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。 人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその數を増やしつつあった。世界各國で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。 そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。 だが、中學校生活も終わりに差し掛かった頃、國民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。 夢を追いかけ、様々な人々と出會い、時には笑い、時には爭う。 これは、“本來”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。 ※現実の歴史を辿っていたら、途中で現実とは異なる世界観へと変貌した現代ファンタジーです。ギャグとシリアスを半々ぐらいで描いていければと思います。 ※2015/5/30 訓練校編終了 2015/5/31 正規部隊編開始 2016/11/21 本編完結 ※「創世のエブリオット・シード 平和の守護者」というタイトルで書籍化いたしました。2015年2月28日より1巻が発売中です。 本編完結いたしました。 ご感想やご指摘、レビューや評価をいただきましてありがとうございました。
8 158【書籍化・コミカライズ】竜神様に見初められまして~虐げられ令嬢は精霊王國にて三食もふもふ溺愛付きの生活を送り幸せになる~
魔法王國フェルミ。 高名な魔法師家系であるエドモンド伯爵家令嬢ソフィアは、六歳の時に魔力判定でゼロを出したことがきっかけで家族から冷遇される日々を送っていた。 唯一の癒しはソフィアにしか見えないフェンリルの『ハナコ』 母にぶたれても、妹に嫌がらせを受けても、ハナコをもふもふすることで心の安寧を保っていた。 そんな彼女が十六歳になったある日。 ソフィアは國家間の交流パーティにて精霊王國の軍務大臣にして竜神アランに問われる。 「そのフェンリルは、君の精霊か?」 「ハナコが見えるのですか?」 「……ハナコ?」 そんなやりとりがきっかけで、何故かアランに求婚されてしまうソフィア。 家族には半ば捨てられる形で、あれよあれよの間にソフィアは精霊王國に嫁ぐことになり……。 「三食もご飯を食べていいんですか?」 「精霊國の皆さん、みんなもふもふ……幸せです……」 「アラン様と結婚できて、本當によかったです」 強制的に働かされ続け、愛も優しさも知らなかった不器用な少女は、精霊王國の人たちに溫かく見守られ、アランに溺愛され、幸せになっていく。 一方のフェルミ王國は、ソフィアが無自覚に國にもたらしていた恩恵が絶たれ崩壊への道を辿っていて……。 「君をあっさり手放すなぞ、エドモンド家は判斷を誤ったな。君の本當の力がどれだけ凄まじいものか、知らなかったのだろう」 「私の、本當の力……?」 これは、虐げられ続けた令嬢が精霊國の竜神様に溺愛され、三食しっかり食べてもふもふを堪能し、無自覚に持っていた能力を認められて幸せになっていく話。 ※もふもふ度&ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。
8 135勇者のパーティーから追い出されましたが、最強になってスローライフ送れそうなので別にいいです
ある日、精霊大陸に『星魔王』と呼ばれる存在が出現した。 その日から世界には魔物が溢れ、混迷が訪れる。そんな最中、國々は星魔王を倒す為精鋭を集めた勇者パーティーを結成する。 そのパーティーの一員として參加していた焔使いのバグス・ラナー。だが、スキルの炎しか扱えない彼の能力は、次第に足手纏いとなり、そして遂に、パーティーメンバーから役立たずの宣告を受ける。 失意の內に彷徨った彼は、知り合った獣人をお供にやがて精霊大陸の奧地へと足を踏み入れていく。 精霊大陸がなぜそう呼ばれているのか、その理由も深く考えずにーー。
8 81異世界転移するような人が平凡な高校生だと思った?
「全ての條件は揃いました」 平凡な高校生活を送っていた佐野 祐。 だが神の都合で、異世界に強制転移させられてしまう。 そして、祐が神からもらった力、それはもしかしたら神にも匹敵する力だった。 ※投稿頻度は不定期ですが約1週間周期を目標にしてます。
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