《神の加護を持つ死神》殺戮兵?
「……………んんー、よく寢たな〜。──よいしょと」
疲労が溜まっていてせいか、とても長い時間寢た気がする。
そんな事を思いながら、ベットから起き上がり、朝ご飯を食べる為に昨日夕食を食べた部屋に行く事にした。
部屋の真ん中に置いてあるコタツの中にり、を橫にして寢転んだ。
そのまま寢ようと──
「……いやいや、朝食を食べる為に來たんだった。これを忘れさせるとは、コタツ半端ねなぁ」
完全に忘れていた事を取り敢えずコタツのせいにして置いた。
「ひで〜」と自分の事を自分でけなすと言う、とても悲しい事をしてその言葉に対して余計に悲しんでいると、朝食を食べるという目的を思い出しコタツに付いてあるテーブルの上に殘り回數三回となったフードマットをコピーしてある巻スクロールを敷いた。
パンとヨーグルトを食べ、手短に朝食を済ませた俺は、これからの事について考える事にした。
改めて昨日の結果を考えると、魔法ばっかりの今までの攻撃だと、いつか通用しなくなる時が來ると思ったからだ。
そこで、剣重視のこうに変えようかと始めは考えたが、スキルの《剣》が最大レベルなだけではまだ完全には慣れていないので、もしもの時があれば怖いので今は無しの方向にする事にした。
剣での攻撃が無しとなると俺には魔法しか殘っていない。
しかし、魔法が効かない敵もいるとなると、もしもの時、何か他の攻撃方法が無いと戦えないし。
「何か無いかな〜。……魔法以外で。それともそれを覆すもの。……地球だったら剣以外だと……銃か。でも普通の銃弾は効きそうにないしな、魔法を向こうにする弾…………あっ! 無いなら作ればいいじゃん」
攻撃手段が無いなら作れば良い。
攻撃方法は普通の銃だけど、中の弾を特別のにすればいい。
それなら、魔法が効かない魔に戦える。
「こんな事思いつく俺って天才かよ」
そんな呑気な事を呟きながら俺は、速攻で銃を造る事にした。
しかし銃の、大きさ、形を考えないと作れないし、材料も必要になる。
材料と言うのは、模造レプリカを使う時にイメージしたものと引き換えるだ。
今までは模造を使う時、魔法を引き換えとして使っていた。
しかし、魔法で模造を使うと強度が殆ど無く、戦闘になど到底使えない。
そこで、より戦い易くする為に、頑丈な材料を使う事にしたのだ。
幸い、ここは迷宮なので魔を倒しドロップしたアイテムを材料にすることが出來る。
なので、弾の事は置いておき、今考えるのは、銃をどんな大きさ、形にするかだ。
俺は大きさは、百ミリメートルから二百ミリメートルぐらいが丁度良いと思っている。
父さんの銃コレクションを見ていた時に一番良いと思った大きさだ。
形はハンドガンが希だ。
ハンドガンはまた父さん関係だが、アメリカで試し撃ちをした時に一番しっくりきた形だからだ。
この希を合わせると俺が知っているのは......ストライクオゥーリア、エイキャパエクストリーム、グロック、FN Five−seveNとかだな。
全てったり、改造を手伝ったりしていたので、形はしっかり覚えている。
「この中で選ぶなら......FN Five−seveNだな。一番かっこいいし俺が良く使っていたしな」
俺は作る形を考えたので、材料集めに行く事にした。
材料は、主に昨日倒したボスのドロップアイテムを使う事にする。
昨日は疲れており、アイテムを迷宮に放ったらかしにしていたが、さっき迷宮に出てみるとまだ水晶みたいな玉のドロップアイテムは殘っていた。
そのドロップアイテムを観點すると、驚きのだった。
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【名前】青眼虎せいがんこ(ドロップ品)
【ランク】UR+8
【詳細】青虎マルタタイガーが結晶化したアイテム。
途轍もなくい。
【+効果】
1.覗くと遠くが見れる
2.魔法速度八倍
3.魔法音消去
4.魔法攻撃威力三倍
5.追加攻撃50%
6.合可能
7.合時軽量化
8.反効果無し
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覗くと遠くが見れる。
という能力は銃で言ったらスコープだよな。
流石にスコープの作り方は知らないから、これは當たりの能力だな。
「まぁ、ハンドガンにスコープなんて要らないけど」
魔法速度八倍。
この能力は魔法でつくる銃弾の威力が上がるという事だよな。
速度が上がるのは良い事だ。
他に良いものは追加攻撃だろう。
ガチャでも當たったが、これは攻撃をしたら追加で攻撃がされると言うだ。
銃に使ったら、銃弾の攻撃がされるのだろう。
それと詳しく見たとき、ON/OFFが出來ると書いてあったのでいつもはOFFにしとこう。
だってもしも暴発した時危険すぎるし。
まぁ、こんな事を含めて凄く良い能力だと思う。
「そう考えるとやっぱ、この水晶やばいよな。完全に銃を作る為にあるような効果が付いてるじゃん。特に初めの三つは銃に付けたら凄く良くなる。材料としては最高だなぁ」
こんな良い能力は早く銃に付けたいと思いながら、ウキウキ気分で俺は、何も置いてない部屋に向かった。
部屋に著くと、水晶を地面に置いた。
水晶は『コロッ』と音がしてし地面を回ると止まった。
その前に、俺は胡座をかいて座り込みだ。
水晶を材料としてスキル模造レプリカを使い、頭の中でバラバラに散らばったパズルのピースが一つの図柄を構想していくようなじをイメージし、銃を作り始めた。
──二時間後
「やった? 出來たか? …………よっしゃー! やっと銃──FM Five−seveNが造れた。このフォルム最高だよなあ。二時間も掛けた意味があったぜ。後は、弾だけだ」
疲れの余り床に寢転んだ。
二時間掛けようやく銃が作れた。
俺の再現度は凄く良い。
完全にそっくり──本だ。
俺は銃に見惚れまくっていたが、ふと何かを忘れている事に気が付いた。
頭を捻り考えると、弾をつくろうとしていた事を思い出し、銃を床に置いた。
俺は起き上がり、また胡座をかいて座り込んだ。
弾丸を魔法の特別なにするには、模造レプリカでは材料を魔法のにしても普通のになってしまうので、今回はレプリカを使えない。
どうするか? いつもならそう考えるだろう。
しかし、今回は始めからする事を考えてある。
──創造魔法クリエイティブだ。
神の加護にある創造魔法クリエイティブは、魔力を使う事で創造した魔法を創る事が出來るという能力があり、この創造魔法クリエイティブを使い、
『魔法をにれる魔法』
これを創ろうと思う。
そう思い両目・・を閉じた。
両目を閉じたのは、魔法をしっかり・・・・とイメージする為だ。
気付いた人がいるかは分からないが、同じイメージをするのに創造魔法クリエイティブだけ目を瞑るのには簡単だが訳がある。
模造レプリカの場合だとそもそも形をよく知らないと使えないので、両目を瞑るなどしなくてイメージして造る事ができる。
しかし、新しい魔法を創ろうとなると、とても々な事を考える必要がある。
なので、しっかりとその魔法についてイメージする必要がある。
だから、両目を瞑ってイメージしているのだ。
まぁ、こんな事、今はどうでも良いので『魔法をにれる魔法』の事に頭を切り替える。
…………イメージしていると分かってきたのだが、何も無い一の所から考え出すのは非常に難しい。
何も無いと、どいう風に考えれば良いのか全く分からない。
そこで、分かり易い方法は無いのかという事に考えを切り替える事にした。
「んん〜……なんかな、んー………………それとも魔法をに収納するというのから変えた方が良いのか? に魔法の能力を移したいんだよな、要するには──」
考え方を原點に戻し、魔法の能力を移す・・・・・・・というところから考える事にした。
魔法の能力を移す。
要するには魔法を移す魔法を造りたいって事だよな。
なんかそれに似たのがゲームであった気がするんだよなぁ。
移す、足す、付ける、與える。
こんなじで……何だったけなぁ。
「んん〜、確かマ○クラであった様な……付與エンチャントだ! これだったら魔法の能力をに移せる」
付與エンチャントを思い出し、喜ぶ暇があるならと思いながら、速攻で創造魔法の事に頭を切り替えた。
初めてなので時間が掛かるかと思ったが、土臺は決まっているのでそれにし能力を付け足すだけで良く、予想よりも案外簡単に創れた。
名前は勿論、付與魔法だ!!
『創造魔法クリエイティブ【付與魔法+2】が創れました』
『【付與魔法】を使用しますか?』
いつも通りのアナウンスが流れ前者はスルーするとして、後者はいつもとはし違うアナウンスが流れたなあ。
あっ! もしかして……ステータス。
「やっぱり…………完全に忘れかけていたが、流奈に去り際に貰った人工知能のレベルが上がっている!」
流奈がくれたこの能力が何なのかを前に調べようとして忘れていてこれがどんな能力か詳しい事は知らないが、もしレベル一でアナウンスなら、レベル二は多分だが、何かを言ったら応えてくれるという能力じゃないかと俺は思っている。
……まぁ、理由は銃を作り終わった時にこの能力を確認するのでその時で良いとして、実験がてらこの人工知能に応えてみる事にしよう。
「【付與魔法】を使用する」
返事が無く、ハズレかと思い落ち込もうと思った瞬間、
『かしこまりました。何に【付與魔法】を使用しますか』
「──うわっ!? ……応えた。やっぱりレベルニでは、會話・・か」
急にきたからびっくりした。
……決してマジで予想が當たってて驚いた訳ではないからなぁ。
まぁ、今のは無しとして、俺の予想が見事に的中して、返事を返してくれた。
何に付けるかって。
これだ! ……あれ? 弾丸作ってなかったけ。
俺とした事が──
「テヘペロ!」
『──うわ〜、きも』
俺も自分でキモいと思ったよ。
てか、今の聲は誰!!
ここ俺しか居ないのに……もしかして──
『テヘペロ』
「ふざけんな‼︎ おい! アルお前だろ!」
『えええーと、バレちゃったかの?』
「はぁ~~~」凄く長い溜息がつい出てしまった。
何処かで監視はしているだろうと思っていたが、俺が喋った言葉に念話して來るとは全くもって思っていなかった。
『ええーと、これ以上喋ると試練妨害となるから切るのじゃ』
「えっ!?」
何て自分勝手な奴だ。
勝手に人にキモいと言ってきたと思ったら、急に切られたよ。
マジで何だったんだ。
もうどうでも良いやと思い、弾丸を作る事にした。
材料は出來るだけいのにしたいので、何か良い策がないかと頭を捻らせた。
數分後、思いついた策はガチャのアイテムを引く事だ。
初めは、もしも當たらなかったらとかを考えたが、俺の運のスターテス値は今凄い事になってるので絶対當たると信じ引く事にした。
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ガチャ
〜説明欄〜
ノーマルガチャは一回1000P
10連は10000P
レアガチャは一回10000P
10連は100000PでSR確定
ランクは高いのから言うと、
???,UR,SSR,SR,R,N(NはA,B,C,D評価されている)
〜イベント〜
迷宮をクリアせよ!
(迷宮の魔に有効なが當たり易くなる)
鉄鉱石大排出
(アイテムガチャから珍しい鉄鉱石が出易くなる)
〜レアガチャ〜
R~SRだけのガチャ(SSRが稀に出現)
レアスキルガチャ
レア魔法ガチャ
レアアイテムガチャ
レア武ガチャ
レア防ガチャ
レア異能力ガチャ
レアガチャ(?)(UR以上確定)
〜ノーマルガチャ〜
C~Aだけのガチャ(Rが稀に出現)
スキルガチャ
魔法ガチャ
アイテムガチャ
武ガチャ
防ガチャ
異能力ガチャ
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「何だよこれ! すっげー俺の為のイベントだろこれ! 引くしかないなぁ」
このイベントは完全に俺の為にある様な気がする。
てか、俺の為だろ絶対。
一つ目のイベントガチャもそうだが、二個目は完全に俺が願っていたようなことだ。
鉄鉱石とかこんなピンポイントで偶然出てくる訳ねーし。
そんな事を言いながら1連だけを回した。
ーーーーーーーーーー
レアアイテムガチャ
・UR《タングステンの塊+2》
ーーーーーーーーーー
……なんかそれっぽいのが出てきた。
すっげー弾丸に使われてそう。
「まぁ、説明欄見れば分かるだろう。……開け」
ーーーーーーーーーー
説明欄
・UR《タングステンの塊+2》
レアメタル
途轍もなくい
高熱でも溶けない
+効果
1.塊は無くなる事は無い(無限増)
2.つくりたいの形に変わる
▽
ーーーーーーーーーー
おぉー、弾丸の素材にぴったりだなぁ。
特にいことと無くならない事は嬉しいな。
「……このカーソルは何だ?」
『新機能です。押すと追加報が出てきます』
やべ。
今の言葉だけで人工知能が反応するのか。
この人工知能めっちゃ便利じゃん。
取り敢えずカーソルの方を先に進めよう。
ーーーーーーーーーー
地球では、弾丸に使われていた。
殆ど傷が付かず、り減らない。
錆びることも無い。
ーーーーーーーーーー
「……んん〜、なんというか微妙だなぁ。特に必要な報では、銃に使われていたのは良い報か。どっちにしろ微妙だなぁ」
なんとも言えないこの新機能。
……まぁ、いつかは必要になる時が來るだろう。
ポジティブに今は考え、取り敢えず弾丸を試しにつくる。
俺が造った銃は5.7ミリメートル弾の弾丸を使うので、まずは6ミリメートル弾を作ってみようと思ったのだが、ふと説明欄の事が頭に流れ、手を止めてしまった。
頭に流れてきたのはプラス効果の二の部分だ。
つくりたいの形に変わる。
要するには変幻自在ということだろうか。
もしこれがあっているなら、楽につくれる。
そう思い、無限収納アイテムボックスから、タングステンの塊を取り出した。
その塊を手に取り、5.7ミリメートル弾を頭に思い浮かべた。
し時間が経つと、塊が自ら白のを纏い輝き出した。
その直後、手に乗っている筈の塊がどんどんと小さくなってきた。
が消えると俺の手のひらには小っちゃく尖った──弾丸が乗っていた。
実験は功!!
そう言いたいのだが、しヤバイことになっている。
──タングステンの塊が無くなった。
減らない筈だろ。
説明欄にそう書いてあるし。
けど、どこにもねー。
はぁー、駄目元でやってみるか。
無限収納アイテムボックスには…………あっ!?
さっき無くなった筈なのにまたってるし。
まぁ、良かった良かった。
てか、一のプラス効果は無限増となっているが、俺は使っても使っても減らないということだとてっきり思っていたのだが、それは違って使ったらアイテムボックスにまたっているということだったのか。
ガチで減らないとなると結構この無限増は良いな。
それよりも、しっかりと形を変えれてちゃんと増えると分かったのなら、どんどんやりまくるしかないな。
「そうとなったら弾丸をつくり祭だ!」
気分を上げる為に雄びをあげた。
黙々と作業を続けること実に二日。
弾丸の數は無限と言える程つくれた。
というか作り過ぎた。
これ全てに《付與魔法エンチャント》をするとなるとすげー時間が掛かりそう。
取り敢えず一つだけ試しにしようか。
初めは簡単な魔法を付與しよう。
「【付與】≪ファイア≫」
目の前にある、一つの弾丸に向けて放った。
凄いが!?
ーーそうなるのかと思いきや、特に何も変化が無い。
あれ?
何故だ?
々な疑問が浮かんできた。
「まぁっ、こいう時の鑑定だよな」
ーーーーーーーーーー
【名前】弾丸
【ランク】SR
【詳細】魔法が付與された弾丸。
火屬魔法が付與されている。
銃に使い放つとに當たった瞬間、付與されていた≪ファイア≫の攻撃が當たる。
ーーーーーーーーーー
「おお〜、すげーなこれ。ちょっと試し撃ちをしてみよう」
こんなを持ったらどれ位の威力か凄く気になる。
丁度外に魔が居るようだし、そいつに向かって撃ってみよう。
外に出ると、この前戦ったミノタウルスが歩いていた。
こんなじの持ち方だったよな。
久し振りだし、外すかも。
まぁ、外したら……その時考えよう。
「これぐらいの位置で……『ドン』ああああ? なんか燃えたし。てか、死んだなぁ。何この威力。普通の≪ファイア≫よりも高いし」
もうなんか驚く事がいっぱいだなぁ。
銃の素材の効果がまだ殘っていたのか、撃った時の反がこねーし。
當たった瞬間燃えたし。
普通の≪ファイア≫の威力より強いし。
あっ、これ青眼虎せいがんこの能力か。
はぁー、初級の魔法でこの威力か〜。
上級とか、オリジナルとかやったらどうなるんだろ。
ううーん。
試しに百発分ずつだけ≪蒼龍≫ ≪朱雀≫ ≪白虎≫ ≪玄武≫のオリジナル魔法を付與してみようかな。
『【付與魔法】を使用し、百発分ずつ弾丸に≪蒼龍≫ ≪朱雀≫ ≪白虎≫ ≪玄武≫を付與しますか』
おお、こんなことにも人工知能は反応してくれるのか。
これで出來るようになるなら、凄く作業が楽になるなー。
「じゃあ、してくれ」
『かしこまりました。【付與魔法】を使用します』
そう人工知能が言った瞬間、用意してあった合計四百個の弾丸が消えた。
正確に言うと無限収納アイテムボックスにった。
中のを鑑定するとしっかりと魔法が付與されていた。
その中から、四種類の魔法を付與した弾丸を一つずつ取り出した。
さっきのように試し撃ちをする為、また外に出た。
今度は四、五ぐらいで固まって現れた。
オリジナル魔法を放つならこれぐらい、いないとな。
気付かれていないに先制攻撃だ。
「ここら辺だな。取り敢えず 火屬魔法の≪朱雀≫で、『ドン!!』…………………はぁ!?」
俺は先制攻撃とばかりにミノタウルスの群に向けてオリジナル魔法が付與された弾丸を銃で放った。
そこまでは良いのだが、次の瞬間俺は唖然としてしまった。
魔が立っていた場所の周りは全てが散りとかしていた。
──これ威力おかしすぎるだろ!!
もうその言葉が頭の中をよぎりまくった。
「ええ〜と、危険だなこれ。他の弾丸の試し撃ちは……止めておこう」
取り敢えず四つのオリジナル魔法を付與した弾丸の試し撃ちは止めよう。
流石にこれは危険すぎる。
それに俺のに何かが起こるかもしれないからな。
んんー、殘りの弾丸どうしようかな。
さっきみたいな危険じゃ無い魔法を付與したいのだけど。
……【次元屬魔法】の≪グラヴィティ・クラッチ≫でも付與しようかな。
これ、重力で圧し潰す魔法で、多分だけど弾丸に付與したら魔に當たった瞬間魔が重力で圧し潰されそうだし。
けどなー。
さっきみたいになられたら困るし。
──まぁ良いか。
失敗したらその時だな。
いや、念の為に今は一つだけにしておこうか。
「取り敢えず、【付與魔法】≪グラヴィティ・クラッチ≫」
これで出來た弾丸を早速使おうと外に出たのは良いのだが、全く魔がいない。
仕方ないし発生リポップするまでし銃で改造したい場所があるしするのと、練習をして待とう。
──待つこと一日。
また発生リポップし無いかと思い練習していると、ようやく魔が出てきた。
出てきたのはボナコンだった。
ボナコンはがでかいので狙いやすく綺麗に當たる弾丸を撃てた。
弾丸が當たった瞬間、ボナコンが上下左右から見えない何かで押し潰されるようにえげつない形をしていた。
これに俺は「またか……はぁー」と無意識に溜息を吐いていた。
だってこんなヤバイことになるなんて思わないし。
ある程度予想していたとしてでも、実際にやると驚くし。
まぁ、気をとり直して、これは使える。
前にオリジナル魔法を付與した弾丸──殺戮兵とは違い、これは周りに危害を加えず、尚且つ殆ど一撃で倒せるという事が良い。
これを……普通の弾丸の千発分を殘したの以外に付與する。
そう考え、千発分だけ無限収納アイテムボックスにれた。
『【付與魔法】を使用し、無限収納アイテムボックスに収納してある弾丸以外に≪グラヴィティ・クラッチ≫を付與しますか』
やっぱり考えただけで反応する人工知能これ凄いよな。
こんな事考えている場合じゃなかった。
「してくれ」
『かしこまりました。【付與魔法】を使用します』
そう人工知能が言い終わると、急にが怠くなりそのまま意識を失った。
【書籍発売中】砂漠の國の雨降らし姫〜前世で処刑された魔法使いは農家の娘になりました〜【コミカライズ】
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