《神の加護を持つ死神》聖と妖族 3
「改めまして、イリス・サーベル・アデルです」
「アルなのじゃ。よろしくじゃ、イリス」
「はい、よろしくお願いします」
「我はヘーニルだ。まぁ、よろしく」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
「キラリ様の従者のソラと申します。イリス様、よろしくお願いしますね」
「はい、ソラ様。こちらこそよろしくお願いします」
という挨拶を済ませると、和やかな會話を、部屋にろうとした瞬間に一撃KOを決めさせられ、大層怒られている方の部屋で行なっていた。
その本人さんは不満からか「もう、寢るっ! 後は勝手にしとけ!」と言い、隣のベッドで即寢てしまった。
都合よくキラリが寢ているからか、その時のじがまた可かったという話をしていたが、まぁ寢ているのだし良いのだろう。
それから、し會話をすると、イリスは先程の出來事を詳細的にアル達に話した。
一応キラリも報告がてら、全員にメールという形で送ってはいたのだが、それがあまりにも簡約し過ぎていて、あまり詳しい事をアル達は知らなかったのだ。
なので、ソラがさっきあった出來事を詳しく教えてしいと言い、イリスに教えて貰っていたのだ。
ちなみにメールとは、エルやロタンと二手に別れる前に、連絡手段として造った異能であった。
念話の様ななのだが、それを文章という形で相手に屆けるのである。
地球では當たり前にあっただが、いざなくなると結構不便だった為か、これを造ったキラリはかなり満足気な顔つきをしていた。
……そもそも、メールを造ったという時點で可笑しい気がするが、それは誰も指摘しなかった。
もうキラリが可笑しい事など沢山知っているし、これ以上も知りたくないという嫌気な気持ちが強かったのだろう。
イリスにこの事をアルが話すと、「キラリ様って本當に凄い方なんですね!!」と何処か興気に言われたので、「こういう子が染まりやすいんじゃな」と思ってしまうアルだった。
「ところでイリスよ」
「何ですか? アル様」
アルがふと気になった様に言う。
それもし小悪魔の様な、悪い笑顔をしながら。
「キラリの事を『あなた様』とはもう呼ばないのじゃか?」
「えっ?」
「だって、あんなに興気に呼んでおったじゃろ」
かぁ〜っと言う様にイリスの顔が赤らめていく。
いくら揶揄うのが好きなイリスであれ、キラリの事をあなた様と呼ぶのには、しだけだが恥ずかしいという気持ちがあったのだ。
揶揄う為に、人前でいちゃつく振りをする様な人からは考えられないかもしれないが、呼び名を変えるという行為に、しばかり世間に疎いイリスは、それが結構先の事だと思っていたのだ。
それがどこかは敢えて言わないでおこう。
まぁ、だからあんな余裕ぶってあなた様と呼んでいたが、実は恥ずかしがっていたのだ。
ある意味、あの余裕ぶりはそれを隠す為だったのかもしれない。
そして、それを完全に犯罪行為だが、覗き見していたアルさん。
ましてや、イリスの心の中まで勝手に覗き見していたのだ。
だから、こういう発言をしたのだが、アルの予想以上にイリスがヤバそうな事になってきたので、「すまなかった、すまなかったのじゃ。しばかり冗談が過ぎたのじゃ」と言いながら、どうにかイリスを落ち著かせた。
もし、キラリが起きていたら「自業自得だ」とか言われそうだったので、寢ているキラリに謝を捧げるアル。
その景にイリスが「……この人はヤバイな」という謎の危機を覚えるが、それはごというところだろう。
それからも、笑い話も加えながらお互いの事を話していると、もう、窓を閉ざすカーテンの隙間から日差しが差し込むほどまでに、時間が過ぎていた。
朝食という時間帯にはまだ早いからか、四人はしだけでも、と寢る事にした。
幸い、大きなベッドだったからか、四人とも並んで寢れた。
直ぐ後には、可らしい小さな息をしている音が聞こえてくる。
それから暫くして全員が寢靜まった。
「……やっと寢たのかよ」
四人の聲でずっと眠れずにいたキラリがそんな聲をあげた。
ずっと寢ていると勘違いされ、隣で話されていた話を聞かない様にしていたが、聞こえてくるものはしょうがなく、そしてそれが今までずっと続いたのだ。
「……はぁー、もう」
その所為で一人で悩むキラリがいるとは、四人は知り得ない事だった。
こんな事だったら違う部屋で寢れば良かった、とキラリは小さく呟きながら、後悔するのだった。
【書籍化】俺は冒険者ギルドの悪徳ギルドマスター~無駄な人材を適材適所に追放してるだけなのに、なぜかめちゃくちゃ感謝されている件「なに?今更ギルドに戻ってきたいだと?まだ早い、君はそこで頑張れるはずだ」
※書籍版2巻でます! 10/15に、gaノベル様から発売! コミカライズもマンガup で決定! 主人公アクトには、人の持つ隠された才能を見抜き、育てる才能があった。 しかしそれに気づかない無知なギルドマスターによって追放されてしまう。 數年後、アクトは自分のギルド【天與の原石】を作り、ギルドマスターの地位についていた。 彼はギルド構成員たちを次から次へと追放していく。 「鍛冶スキルなど冒険者ギルドに不要だ。出ていけ。鍛冶師ギルドの副支部長のポストを用意しておいたから、そこでせいぜい頑張るんだな」 「ありがとうございます! この御恩は忘れません!」 「(なんでこいつ感謝してるんだ?)」 【天與の原石】は、自分の秘めた才能に気づかず、理不盡に追放されてしまった弱者たちを集めたギルドだった。 アクトは彼らを育成し、弱者でなくなった彼らにふさわしい職場を用意してから、追放していたのだ。 しかしやっぱり新しい職場よりも、アクトのギルドのほうが良いといって、出て行った者たちが次から次へと戻ってこようとする。 「今更帰ってきたいだと? まだ早い。おまえ達はまだそこで頑張れる」 アクトは元ギルドメンバーたちを時に勵まし、時に彼らの新生活を邪魔するくそ上司たちに制裁を與えて行く。 弱者を救済し、さらにアフターケアも抜群のアクトのギルドは、より大きく成長していくのだった。
8 184夢のまた夢が現実化してチート妖怪になりました。
見捨てられ撃ち殺されてしまった私、 なにがどうだか転生することに! しかも憧れの人とも一緒に!? どうなる!? あるふぁきゅん。の過去が不満な方が出ると思います
8 148終末屍物語
2138年4月10日、何の前觸れもなく起こったゾンビパンデミックで、人類の文明社會は唐突に滅んだ。そんな世界で生きていくゾンビの少年と半ゾンビな少女の物語
8 152異世界転生の特典は言語理解EXでした〜本を読むだけで魔法習得できるチートスキルだった件〜
主人公のアレクは、言語理解EXという特典をもらい、異世界転生することになった。 言語理解EXをもらったアレクは幼少期から家の書庫でたくさんの本を読み漁る。 言語理解EXの能力は、どんな言語でも理解してしまう能力。"読めるようになる"ではなく、"理解してしまう"能力なのだ。つまり、一度見た本は二度と忘れない。 本を読むだけで魔法の概念を理解してしまうアレクは、本を読むだけで魔法を習得できてしまう。 そんなチートスキルをもらったアレクは、異世界で二度目の人生を送る。 ほぼ毎日投稿。悪くても3日に1回は投稿していきたいと思ってます。
8 115神様に楽しめといわれたからお言葉に甘えてチートで無雙しようと思う
俺は神様の手違いで死んじゃったけど神様に異世界を楽しめといわれたからお言葉に甘えてチートをガンガン使っていこうと思う
8 92転生プログラマのゴーレム王朝建國日誌~自重せずにゴーレムを量産していたら大変なことになりました~
ブラック會社で過労死した《巧魔》。 異世界へ転生した巧魔は、《ゴーレム》を作成出來る能力を手に入れていた。 働きたくないでござる癥候群筆頭の巧魔は、メガスローライフ実現のためここぞとばかりにゴーレムを量産。 しかし目立ちすぎてしまったのか、國王に目をつけられてしまい、かえってメガスローライフが遠のいていく。 果たして巧魔に平穏なスローライフは訪れるのだろうか……。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 【本作の特徴】 ・ゴーレムを使い內政チート ・戦闘特化ゴーレムや自己強化型ゴーレムで戦闘チート ・その他ミニゴーレム(マスコットキャラ)など多種多様なゴーレムが登場します ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ※この作品はアルファポリス同時掲載してます
8 70