《異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした》新武とアルカの昇格試験開始

ドーラの雙剣造りが始まって五分

本當に完した

「ふぅ~……こんなもんっすね」

[名前] デュアルパラリシス

[ランク] A+

[武説明]

ドーラの手によって造られた雙剣デュアルダガー

一太刀喰らえば全に麻痺毒が巡りけなくなる

[特殊効果スペシャルスキル]

俊敏スピード強化Ⅲ

麻痺毒IV

軽量化Ⅱ

「どうっすか?素材が余ってたのでついでに麻痺効果も付與しておいたっすよ」

俺は正直驚いていた

たった五分では流石のドワーフでもギリギリ完するものだと思っていたが

まさかついでにスキルを追加するとは

ドーラか……この娘なら造れるかもな

「あぁ見事な出來だ、これならアルカにも使えそうだ」

「いえいえお気に召されたのなら幸いっす」

「それじゃあそろそろ行くか」

そう言って俺は『凝空間スロウタイム』を解除しアルカの待つギルドへ向かう

そしてギルドへ著いた俺の目に飛び込んで來たのは変な男共に絡まれてるアルカだった

俺はアルカに絡んでる男共に聲をかける

「おい、俺の連れがどうかしたか?」

「あっ!ユ~トォ、助けてくださぁい!」

アルカは俺に飛び付き泣きじゃくる

そしてその服裝はこのギルドの制服であったが今はその事より前の三人の男の事だな

「あ?テメェこのガキの保護者か?なら丁度良い、服のクリーニング代で金貨十枚このガキの代わりに出しな」

おいおい、古典的過ぎて今では誰も使わない様な絡みを使ってきたぞこの男

「服のクリーニング程度なら銅貨三枚程度で充分だと思うが?」

まぁそれもし多いかもしれないがな

「なに言ってやがる!兄貴の服は最高級のブランドなんだぞ!」

「そうでヤンスよ!」

あぁ……下っ端二人の口調が明らかに雑魚臭漂ってくるな

しかし萬が一、萬が一この下っ端AとBの言う事が正しかったらしはこちらにも非があるかもだしな

とりあえず『鑑定眼ステージチェック』でリーダー格の男の服を鑑定する

[名前] 特に無し

[ランク] F-

[裝備説明]

雑貨屋で買った一品

値段は銅貨二枚

……これは酷いな

銅貨二枚つまり二百円で買った服を高級品だと言い張り

あまつさえそのクリーニング代に金貨十枚即ち二百萬円を請求してきたのだ

流石に俺も怒りを通り越して呆れてきた

「はぁ~、今回は見逃してやるから今すぐ帰れ」

俺は羽蟲を払う様な手で男三人に対して煽る

「なんだとテメェ!俺を誰だと思ってやがる!B級冒険のダンテ様だ!調子に乗ってるんじゃねぇぞこの野郎!」

「そうだ!そうだ!」

「大人しく出すもん出すヤンスよ!」

こんな奴でも冒険者なのか

そこら辺のチンピラだと思ったが

「あのユート様?この方達はなんであんな安の服で金貨十枚も請求してるっすか?あんなのまた雑貨屋で買った方が安いっすよね?」

ドーラ、真実は時に厄介事をさらに面倒にするぞ

「なんだと!この糞ガキ!俺様を舐めきってやがるな!ぶっ殺してやる!」

そういうとダンテは手に持つ棒をドーラに向けて振り下ろす

しかしドーラは振り下ろされた棒を片手でけ止める

「な!なんだと!俺様の攻撃をけ止めるなんて生意気なガキだ!」

そこに更にドーラは弾を投下する

「あの…ユート様?この男はB級の癖になぜこんなに弱いっすか?」

完全にダンテは怒り狂った

「ぶち殺してやる!」

そしてダンテが更に攻撃を仕掛けようとしたその時

「おいおいもう始めてんのか?」

カウンターの奧の扉からリョフが出てきた

「あ?リョフじゃねぇか、俺をこんな所に呼び出してなんの用だよ、つまんねぇ話だったら殺るぞ?」

ダンテはドーラに対しての攻撃を中斷しリョフの方へ振り返り対応する

「あぁお前を呼んだのはそこにいる嬢ちゃんの昇格試験の相手をして貰う為だ」

リョフはアルカを指さしてダンテに告げる

「なに?ギャハハハ!おい聞いたか?ノッポ、メガネ、このちびガキがB級昇格試験をけるんだってよ」

「冗談キツイぜリョフさ~んw」

「何かの間違いでやんしょ~?」

アルカは顔を真っ赤にしてプルプル肩を震わせている

流石のアルカも完全にキレた様だ

「ば、馬鹿にしないで!私はあんたなんて直ぐにぶっとばしちゃうから!」

アルカは半泣きになりながらダンテに対して虛勢を張る

「お~そうかそうか頑張れよギャハハ!」

そう高笑いをしてダンテは闘技場の方へ歩いて行った

もう服の事は良いのだろうか?

まぁ本人が忘れるくらいなら良いか

「ようユート、ついさっき手続きが終わった所だ」

「嬢ちゃん、お前の相手はあのダンテだ、格には難があるが結構強いぞ気を付けな」

あんな男が?ドーラに片手で攻撃をけ止められたあの男が?

「あのドーラに傷一つ付けられなかった男がB級なんすか?冒険者とはあんな弱い男でもB級になれるんすね」

ドーラ、言葉をオブラートに包む事を覚えようか

「ところでユート、そこのドワーフはどうしたのですか?」

アルカはドーラの事を指さして俺にたずねる

「あぁこいつは……」

「ドーラはドワーフ族のドーラっす!よろしくお願いするっすアルカ様」

「あ、はいよろしくお願いしますドーラさん」

アルカがたじろいでいる

まぁ仲良くなってくれたら良いかな

そしてアルカにドーラが造った『デュアルパラリシス』を渡す

「これが私の新しい武…ありがとうございますユート!ドーラ!」

「まぁ約束だったからな」

「ドーラはユート様の専屬鍛冶師なのでユート様の仲間であるアルカ様に武を造るのは當然っす」

「それじゃあ頑張ってこいよアルカ、あのダンテとかいう奴の鼻っ柱をへし折ってやれ」

「あの程度の攻撃力なら余裕っすよ、ドーラが造った雙剣ならあんな棒も一刀両斷っす」

「ユート!ドーラ!私行ってくるよ!」

そしてアルカも闘技場に足を運ぶが途中でこけて『デュアルパラリシス』で指を切ってしまう

するとアルカが痙攣しだしてけなくなった

「はぁ~、本當に大丈夫か…し不安になってきた」

俺はアルカの麻痺毒を『解毒キュア』の魔法で治す

「なるほど…この『デュアルパラリシス』の麻痺毒は本當に強力ですね!」

このままだとし不安だな

「アルカ…お前に一つアドバイスをしてやる」

………

闘技場

「よぉ、逃げずに來たみたいだな…この試験の後裏に來いやぐるみひん剝いてやる」

ダンテはアルカに対して挑発するがアルカの耳にはってこなかった

(ユート、私頑張りますよ!)

アルカにはユートのアドバイスの事しか頭になかった

そのアドバイスとは

「何があっても敵ダンテを始末する、常にその気持ちに集中し他の事に気を散らすな、一瞬の迷いが負けに繋がるぞ」

ユート……私やりますよ………あの敵ダンテを…『始末します』

そして試験開始のゴングが鳴り響く

「瞬殺してやるぜちびガキィィィィ!」

「あなたを始末します、ご覚悟を」

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