《異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした》時間稼ぎとトシイエの対策

「さぁ…次は僕等の番だよ」

トシイエはそう言うと辺りに散らばった『神が降すは天啓也ドーン・オブ・ジ・サウザンド』によって出された武を二十本程の槍や槍の形に似ている武れていく

「それじゃあ…行くよ、ユートもどき」

トシイエはそう言ってれた槍の束を空中に浮かせて、目の前である程度視界が確保できる程度に防壁を作り、辺りに十數本程は常にそれに槍を向けている

「…マキ、後どれくらい保てる」

トシイエのその言葉に、しだけ息を荒くしたマキは答える

「…『天賦の賽ダイス・オブ・レイズ』なら三個までだな…他のでも出來てラスト一回だけだ…それを超えたら戻っちまう」

マキのその言葉に若干険しい表になるトシイエだが…そこで一つ作戦を思いつく

「マキ、アレは使えるのか?」

象的な単語でマキに尋ねるトシイエだが…過去に共に旅をしてきた仲からかその容を理解し出來ると答える

「なら僕が時間を稼ぐ…持って五分といったところかな?多く見積もっても七分が限界だ…行けるか?」

トシイエのその言葉に苦笑しながらも答えるマキに多の安心を覚えたトシイエは等々痺れを切らしてきたそれと相対するように槍をわす

『何を話していたか知らないが…二人がかりでないと俺を倒すのは不可能ではないか?』

それの挑発を軽く足った後、トシイエは徐々に徐々にコロッセオの壁の方へ詰めていく

観客達は既に避難している為問題は無い

「既に単なる暴徒と化した君程度なら僕だけで充分だ」

トシイエの槍はそれの皮を傷付け始め、遂に一二本程貫通する槍が出始めた

「このまま終わらせるのが最適なんだけどね!!!」

ゲイ・ボルクを構えてそれの心臓めがけて一糸れぬ完璧な調整で突くが…それは突き刺さる寸前で後方へ下がり避けた

『見事だな…流石にだけでは若干遅れを取るか…伊達にバスに選ばれただけはあるようだな…だが、俺に挑むのはまだまだ早すぎたようだ』

『もうお前の土俵にいる必要は無い…さっさと切り上げる』

それは指を弾き空中に青白い雷の塊が飛びい始める

「魔法を使えない奴に魔法対決なんて…とんだ鬼畜だね」

四賢者が一人前田利家は魔法が使えないのではなく、使う事が世界に許可されていないと言うのが正しいのだろう

前田利家は武神よりこの世界で最強の武力(暴力)を得る代償として魔法適正を剝奪され、後に自分を覚えて魔法を行使しようとしても…世界の、神の意思によって阻害されてしまうのだ

『終わりだ、ー轟く斷罪の神鳴ラース・グールエンドー』

それの雷の塊が一斉にトシイエに向かって放たれる

「…って魔法が使えないのに何も対策をしない訳ないだろ」

『ー確約された死の呪いゲイ・ボルクー』

トシイエはゲイ・ボルクを渾の力を込めて投げつける、その速度は音速を超え音を置き去りにするほどの速さであった

『……クソが』

それは仕方なく放っていた雷の塊を消滅させて目の前に飛んできたゲイ・ボルクを弾き飛ばす

「僕の槍の怖さをよく知っているだろう?…僕の魔法に対する攻略法は初見の相手では効力を発揮しないが…二度目、二度目なら相手は否が応でも魔法を解除し徹底的な防につかなければならない」

トシイエの魔法攻略法…それは単純でしかし100%防ぐことが出來る方法である

ゲイ・ボルクの技はスキル名をばなければ死の呪いを帯びていない為単なる槍であるが…その呪いの効力を知っている者なら防に徹しなければ必ず死ぬのだ

『小癪な真似を…』

それは爪を噛みながらトシイエの出方を伺っていると…マキの方から聲が聞こえてくる

「準備できたぜ!時間稼ぎはもういい」

マキを見てみると…右手にマキが所有する言わば『運』と呼ばれる存在が集まり神々しいを帯びていた

「それじゃあ…始めるぜ…」

マキはそう言って深く呼吸をし、手に貯めていたを一気に放出する

『化けじみた豪運ゴーストラックー表裏一の世界の理プリンシプルコインー』

その瞬間、一瞬だけ世界がひっくり返った様な覚をその場にいた者はした

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