《転生王子は何をする?》第42話 A.やはり力押しが単純明快でやりやすいでしょう

城壁の上に転移したトリスは、自のHPとMPに目を向ける。

「な、何じゃこりゃあ!?」

魔族侵攻の影響で、王都の中央付近に人が集められているため靜かになっている城壁近くにトリスの絶が響き渡る。

「おいおいおい!HPは兎も角、元々あって無かったようなMPの上限値が酷いことになってるじゃないか!!か、『鑑定』!」

トリスは久方振りに自に向けて鑑定をする。

名前:トリスタン・ラ・トゥール

種族:人間族(笑)

年齢: 5歳(現在18歳の

Lv: 1549

HP: 155100

MP: 309900

STR: 232500

VIT: 155100

DEX: 232500

AGI: 309900

INT: 464700

LUK: 464700

スキル: 武神 魔神 鍛冶神 蕓神 魔眼を統べる者 全耐 限界突破 超長 超回復 

稱號: 神を笑わせた者 限界無き者 生最強 創造神の加護

転生者 トゥール王國第三王子 自然災害 初級天然ジゴロ

魔族キラー 

「うん!超ツッコミどころ多すぎだな!何だよ人間族(笑)って!しかも稱號の自然災害ってもはや人じゃないじゃん!(笑)は異世界モノの定番ネタだけど、人じゃない稱號を付けてんのは初めて見たよ!」

城壁の上で膝を付き、地面を叩きながらぶ。そうこうしているに、魔族が城壁の上からでも目視できるような距離にまで近づいてきている。

そんな時、トリスの橫に転移時に転移先に現れるの塊が現れた。

「お?誰が來たんだろう?」

トリスがじっと見ていると、すぐにそのの塊から見知っている人が現れる。何と數十話ぶ…數日ぶりのアリアーヌである。

「ししょ「貴様!何者だ!?」え?」

何故かアリアーヌはトリスを睨みつけ、何時でも魔法を放てるように手に魔力を集めて此方に向けている。

呆気に取られたトリスに、アリアーヌは更に視線を厳しく向けながら再度問う。

「貴様、何者だ?お前のような化じみた魔力など、今までじたことが無い。正直私では足止めすら難しいだろうが、向かってくるのであれば腕の1,2本はもっていってやろう。」

覚悟を滲ませた聲で、トリスに言う。よく見ると目はし涙ぐんでいるし、足も心做しか震えているように見える。どうやら桁違いのトリスの魔力をじ取り、既に王都に魔族の侵を許したかと、撃退に來たようだ。

「いや、師匠。そんな事言ってるから、婚期を逃すんですよ。」

トリスは笑いを滲ませながら、フードを取ってアリアーヌに顔を見せる。

「な!?トリス!?魔力量がありえないくらい違うじゃないか!それと婚期については言うなと言ったはずだ!!」

アリアーヌが手元の杖で毆りかかって來たので、それを躱して軽く頭にチョップをれる。

「今はそんな事をしている場合じゃ無いですよね?」

「う。た、確かにそうだが、言っていい事と悪い事はあるぞ!」

「はは。さっきまで腕の1,2本がどうのと言っていた人とは同一人とは思えませんね。」

「そ、その話は忘れろ!それよりも!お前のその魔力はどうしたんだ?」

強制的に話を変えようとしてきたアリアーヌに、そうはさせまいとトリスは更に言葉を重ねようとしたが、殺気をじたため今はやめておくことにした。

そしてトリスは軽く経緯を話す。するとアリアーヌは非常に疲れた表で顔を片手で覆い溜息をつく。

「もうお前の非常識さには驚かされないつもりで居たが、今回ばかりは本當に信じられんな。…いや、トリスなら當たり前と思える自分もどこか居る気がするぞ。よし、もう諦めよう!」

「いやいや!諦めないで下さいよ!いや、今はそんな事よりも魔族が先です!」

「素晴らしいまでの切り替えの早さだな…。まぁ、いい。策はあるのか?」

「あ、勿論ありますよ。その為に魔力を増やしたんですし。」

トリスは、アリアーヌに自の策というか力技を説明する事にした。

    人が読んでいる<転生王子は何をする?>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください