《異世界に転生したので楽しく過ごすようです》第4話 お約束の冒険者ギルドのようです
森を抜けてきた俺とゼロ。ここまで全力で走ってきたため疲れが溜まっている。
『追いかけてくる気配はないし街まで回復しながらいくか』
『回復手段あるのー?』
『たぶん大丈夫だろ』
とりあえず回復って念じてみることにした。
《回復魔法を獲得しました》
おお。やっぱり回復魔法覚えた。で、どうやって使うんだ?とりあえず念じるか。むむむ!
『楽になったー!なにかしたのー?』
『たぶん回復魔法が発した。』
『たぶんってー?』
『ああ、ただ回復しろって念じただけなんだよね』
『無詠唱で魔法発出來るの!?マスター凄いねー!』
買い被られました。スキルでどうにかなってるだけです。
『そんなことないさ。詠唱の仕方を知らなかったから無詠唱してるだけだから』
俺は誤魔化した。転生してきたからとか言ったらこいつバカなの?って思われるからな。
そういえばゼロってスキルとか何持ってるんだろ?
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【魔法】
雷魔法・時空魔法
【スキル】
念話・粘・擬態・変形・奪取・理耐
【稱號】
伝説のスライム
従魔【ゼロ】
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やっぱり出てきました。気になったスキルがひとつ。
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〔奪取〕
に取り込んだ魔のHPを奪う。
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いつでも回復できるとな!?強いな。まあスキルを奪うとかじゃなくてよかったけど。それだとこいつもチートもちになるし。
魔法は直接聞けばいいだろう。
『ゼロって時空魔法つかえるんだよな?』
『なんで知ってるのー?』
『ああ、鑑定で。』
『確かにもってるよー』
『なら転移とか出來ないの?』
『1回行った場所じゃないと転移出來ないの。わたしあの森から出たことないの…』
『へぇ~。じゃあのドラゴンから逃げる時も転移してきた、と?』
『うん。ドラゴンに雷魔法を放って倒せないことが分かって転移したら、たまたまマスターがそこにいたの』
『そのまま森にいたら俺死んでたぞ。ありがとうなゼロ』
『わたしはなにもしてないの?逃げるのだって抱えられてるだけで』
『いいのいいの。俺がしたいだけだから。おっ著いたぞ』
無事に街に著きました。國審査的なのやってるみたい。まぁなるようになるだろ。
俺は守衛の人に話しかけた。
「あの、この街にりたいんですけど…」
「ん?ああ、それで分証明出來るものは?」
「いえもってないです。なにせ田舎から旅に出たばっかりなもので…」
「それはしょうがないな。それじゃ2000Gもらうけど大丈夫か?」
「ええ、それなら」
2000Gとか高くね!?とりあえずポッケに手を突っ込んだふりしてマジックボックスから2000Gを取り出す。
「よし、ちゃんとあるな。っていいぞ!」
「ありがとうございます」
「ちょっとまて、分証明だが旅人ということなら冒険者ギルドに行ってみるといい。ギルドカードを作ってもらえばそれが分証明になるぞ」
「そんな事まで。ありがとうございます。それでは」
「おう!がんばれよ!」
応援を背に街の中へ。
おお、結構賑わってるんだな。
『マスター!ここが街ってところなの!?人がいっぱいなのー!』
『俺も街は初めてだなぁ。確かに人は多いな。とりあえず守衛さんが言ってた冒険者ギルドに行くか。』
『うん!マスター!』
そういえば冒険者ギルドの場所教えて貰ってないな。まぁマップで見ればどこにあるか分かるし良いけど。
冒険者ギルドは目の前にありました。さすが創意工夫。パッシブで発中です。
俺は冒険者ギルドにった。
中は冒険者らしき人で賑わっていた。主に厳つい男で。
俺は付に直行して、ギルドカードの発行を願い出た。
「あのー?ギルドカードを作りたいんですけど大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫ですよ。ギルドカードの発行にはいくつかの規定がありますけど聞きますか?」
「んー?長くなりますか?」
「いいえ、そんなに長くならないと思いますよ」
「なら、お願いします」
「はい。では、さっそく。ギルドカードというのは冒険者の証のようなものです。また、街にる時の分証明にもなります。もし犯罪などをしたら履歴から分かるのでその時點でギルドカードが剝奪され、牢にいれられます。また、ギルドカードにはがあり、青→緑→赤→白→黒→銀→金となります。それに伴い青から順にE→D→C→B→A→S→SSとなっております。最後に、初回は無料ですが失くしたら発行料を10萬G頂きますのでご注意ください」
「わかりました。ギルドカードの発行をお願いします」
「こちらに名前と、今のレベルをお書き下さい。従魔がいる場合は備考の欄にお願いします。もし増えた場合はギルドに申告をお願いします」
「はい、わかりました」
俺は記をして付の人にわたした。
「はいたしかに。それではこの水晶に手をかざしてください」
俺は言われた通り手をかざした。するとあら不思議。青のギルドカードが出てきたではありませんか!
「ではこれがあなたのギルドカードになります。くれぐれも紛失しないようにお願いします」
「ありがとうございました!では、またお世話になります」
俺はけ取ったギルドカードを眺めた。青だ。んー青はやだな。せめて黒か白がいい。
とするとランクがBより上にならないといけないのか。大変そうだな。
『マスター?これからどうするの?』
『んー、宿に泊まるか。今日は疲れたし。ゼロもそれでいいか?』
『うん!』
ゼロとの話し合いで宿に泊まる事が決定したので、冒険者ギルドを後にする。
ギルドを出てすぐ、変な人たちに絡まれました。これは巻き込まれ質ってやつですかね。ほんと面倒くさい。
俺は路地裏に連れ込まれ、3人のチンピラみたいなやつに囲まれた。
「お前新人だろ?新人は歓迎しないとなぁ?」
「こいつの従魔スライムですよ!」
「なに?スライムだと?ぶはっはっは。雑魚じゃねえか」
『……マスター、わたしがこいつらやりたいの』
あら、ゼロが怒ってる。
『まぁまて。確認したいことがある。その後でやるからそのときに』
『うん。わかったの』
俺はしの時間を作ることにした。この間に鑑定で相手のレベルを確認しておく。
「あのー?どいてもらえません?」
「なんだてめえ?歓迎してやるっていってんだろ?」
「どうせ怖くて怖くて逃げたいんですよ!」
「スライムを従魔にするようなやつですしね!」
「「「ぶっ、はははっ!」」」
鑑定終了しました。リーダー格のやつが15、その他が10ですね。まぁたしかに俺より強い。だって俺まだレベル1だし。俺より弱い人なんていない。
だがしかし、俺のゼロは違う。レベル50という圧倒的な強さを持ってるんですよ。雑魚とか言ってられるのも今のうちだぜ。
俺はゼロを両手でもって前に突き出した。
「あ?なんだてめえ?スライムあげるから勘弁してくださいってか?そんな雑魚いらねぇよ」
「「ぶはははっ!」」
「何言ってんだ、お前ら?スライムだからって甘く見るなよ?」
『ゼロ、出番だ』
『まってたの!』
「は?お前なにをぐわぁぁぁぁ!」
ゼロが雷魔法を3人に向けてぶっぱなして、もれなく撃退。
「な、なんで…スライムが…雷魔法を…?」
もちろん、そんなことに答えるわけもなく。衛兵さんに3人をお願いして、俺たちは予定通り宿を取るとこにした。
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