霊族と悪魔族は対処的な存在である。

霊族は基本的にしか生まれないとされている。

そして、人間と契約をわし初めて本來の自分の持つ潛在能力を発揮出來る。

対処的な悪魔族は、基本的に男しか生まれない。

悪魔族は、あることをきっかけに魔力を高めることができるのだ。

それはーー 霊と口づけをわすと霊の持つ魔力を奪うことができるというものだ。

悪魔族と口づけをわした霊は、霊ではなくなり悪魔にり下がってしまう。

悪魔族と口づけをわした霊は死んでも消えない十字架を背負うことになる。

悪魔族はチカラがしいが為に頻繁に霊狩りを行っているのだ。

普段は、世界樹の加護により悪魔族の進出來ないが、一歩世界樹の加護から出てしまえば即餌食になりかねない。

悪魔族は、今か今かと世界樹の周りを頻繁に彷徨いているのだーー。

★ ★ ★

「あなた達、足引っ張らないでね」

「ルナ！ そうゆう言い方しないの。せっかく同じチームなんだからみんな仲良く協力してやろうね」

「ミリアは優し過ぎるんだよ。もう！」

ミリアは、茶の髪でふんわりボブカットの清楚な雰囲気を出している。世話好きでルナとミリアはなじみで凄く仲が良い。

いつも二人でいて気の強いルナは、周りから反を買いやすいがミリアがいつもサポートしてめ事がおきない。

ミリアの前だとルナも大人しくなってしまうほどミリアは、みんなの心を癒してくれる存在なのだ。

「私とミリアで攻撃を仕掛けるわ。エルザとリサは、障壁準備ね。シルフィーは、私とミリアの援護をしてちょうだい」

「・・・私の・・その」

リサは、障壁の事を言いかけた時だった・・・。

「ーー ルナ來るわよ！！」

「エルザ！ーー 障壁準備！！」

「えっ？ えっ？ なの、なの」

エルザは、パニックになり何をどうして良いのか分からなくなっている。

「ーーーーっ、リサ！」

エルザのパニックぶりに無理だと判斷しリサに障壁をお願いする。

しかし ーー、

？？？？！

「ーー リサ？？ 」

ルナが振り返るとリサは、下を向きぼーっと立っている。

無理も無い。リサの障壁は理的な條件下の中でないと発出來ないのだ。

それを説明しようと思って最中の襲撃だったのだ。

ミリアが何とか敵の攻撃を回避させた。

ルナが怒りをわに振り返ると、

「どういうつもりなの？！ ヤル気がないの？あなた達がそういう態度ならこっちはどうすれば良いわけ？ 」

鬼の形相でエルザとリサを睨み付けルナが怒鳴り散らす。

「今のは流石に私もフォロー出來ないわよ」

ミリアも肩をすくめて呆れた表をする。

「・・・けど・・・私の・・・」

リサが申し訳なさそうに弁解をしようとするが、

「ーー 言い訳なんて聞きたくない！！

ミリアと二人で勝手にやらせてもらうわ」

リサ達は、その言葉に対して何も言い返せなかった。

「ごめんなさいね。私もルナの意見に賛なの。やる気のない人達とはやりたくないわ。あなた達はここで見學していて良いわよ」

そう言い殘しルナの元に駆け寄り二人で仲良く何やら作戦でも立てているようだった。

取り殘された三人は置のように靜かにただ呆然と立ち盡くしていた。

その時だーーーー

凄い音が森全を震わせるように響き渡り、 の悲鳴が木霊した。

「ーーーー！！」

演習中の學生達もこれはただ事ではない事をすぐ判斷した。

ーー 今の悲鳴と音は如何に ーー