《世界がゲーム仕様になりました》めんどくせぇ〜
もう本當、勘弁してくれ。
何で関わり合いになりたく無い奴らがパーティ組んでて、それに気付かずピンチを助けたら、脅していたと言い掛かりをつけられなきゃならないんだよ。
「答えろ!なぜ彼等がここにいる!?」
「嫌だよ。お前、何言っても信じないし」
「ふん、何を當たり前のことを抜かしている。貴様のような奴が本當の事など言うはずがないだろう」
「俺のこと大して知らないくせによく言うよ」
あ〜、めんどくせぇ。
逃げていいかな?いいよね?ダメ?ダメか〜。
まだ何か喚いてるけど、だんだん何喋ってるか分かんなくなって來た。
どういう意味かって?豚の鳴き聲に聞こえるって事だ。
「ねぇ、黒鉄君」
「なに?」
「あの人に何かしたの?」
「何も。そもそも誰かも知らん。そこの3人組に俺がお前らを脅して仲間にしたとか言われて鵜呑みにした。知ってるのはそれくらい」
「何それ。ムカつく」
ちょっとむくれてる白亜。可い。
ダメだ。現実逃避に走ってる。
「あ、あの。助けて貰ったのは、本當です」
ナイス、前衛の子!!
そういや、名前聞いてないな。いや別にそんなに気になる訳じゃ無いけど。
「黙れ!君には聞いていない!!仮にそれが本當の事だとすれば、それは君の実力が足りていないせいだろう!このクズを庇う暇があるなら、とっとと強くなれ!」
悪い方向に想像が膨らむな〜。膨らむな〜。いっそ殺してやろうか、こいつ。
・・・ダメです。人殺しにはなりたく無いです。その逃げ方はいけません。
しかし、もしかしたら想像だけでは済まないかもしれないな。
まあ、関係ないけど。
「まあまあ、その辺にしておきましょう。これ以上攻め立てては、黒鉄が可哀想だ」
誰?あのガリガリ眼鏡。つーか居たの?全然気付かなかったんだけど?影薄!
よく見れば雅人も加耶も驚いてる。
「あの人、さっきまで居なかったよね?」
白亜に至っては突然現れたことになってるし。
さてさて、そろそろ現実逃避もやめてここから離れるか。
もちろん、みんなと一緒だとまた何か言われるんだろうから1人でだ。
キュッ
ん?白亜さん?制服の袖口握らないでくれません?
目で訴えてみる作戦。
「やだ。離れないで」
失敗。
てか、これはズルい。可いな。負けそう。
「・・・はぁ、分かったよ」
負けました。慘敗です。
だってしょうがないじゃん!可いんだもん!
想像してみよう。めちゃくちゃ可い子が自分の服の袖を摑んで離れないでと言ってきました。勝てますか?
答えはそう、勝てない!男なんてそんなもんです。
「黒鉄、今度こそ彼等を解放しろ。今すぐに!」
「解放も何も、そもそも今パーティ組んでないけど?」
端末のシステムでは。
「そういえば、忘れてたね」
「あんまり大きい聲で言うなよ?面倒だから」
「はん!貴様の噓など通用するか!」
「いや、本當だって。ほら」
端末の畫面を見せて、パーティ無所屬なのを証明する。
「端末を偽裝してるな?」
「してねぇよ!できるか!」
ねぇ、こいつ本當に殺していい?
ゾクッ!
え、何だ?悪寒が。
辺りを見回してみたら、ここから200メートルほど離れた建の影から、熊が。
200メートル離れているのに、かなり大きい事が分かる。そして、のが赤だ。
白亜の両親が言ってたやつだ。間違いない、特徴が一致する。
最悪だ。こっちを見てる。大人數なのが目立ったせいか。
奴が、笑った気がした。
ゾクッ!
再びの悪寒。ヤバい。
「くっそ、最悪だ!雅人、加耶連れて付いて來い!全力で走る!!」
「え!きゃ!」
白亜を抱えて、奴の居る方向とは逆に全力で走り出す。
「貴様、逃げるな!!」
「うるせぇ!!お前らも逃げ、なっ!?」
奴が、もうすぐそこまで來ていた。俺の主観で。
つまり、今朝の鬱陶しい男とその近くにいたガリガリ眼鏡が、吹っ飛ばされた。
真っ直ぐ、俺の方に向かって來ている?
だとすれば、ヤバい!
「白亜、ごめん!」
白亜を橫に投げ、10メートルほど進んでから、振り返る。
奴は、もう目の前だ。
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