《Lv.1なのにLv.MAXよりステ値が高いのはなんでですか? 〜転移特典のスキルがどれも神引き過ぎた件〜》マキナさんが元人間って本當ですか?
「暴帝様っ! いい加減おやめくださいっ!」
「えー、だーかーらー、マキナちゃーんは人間の男の子にモテなかったからサキュバスになったんだよねー!」
「あああああああ!?」
何が恥ずかしいことなのかよくわからないけれど、赤面を抑えて悶絶するマキナ。
「別にモテなかったわけじゃないですし、モテたかったわけじゃないですもん!」
必死の弁明とばかりにボブカットの黒髪を振りしながら、明らかに正気ではない目で周囲を睨んでいる。
まさかシルティスが彼の地雷を掘ったんじゃなかろうか。人の地雷を掘るのはあまりオススメ出來ないというかそもそもやろ目と言いたいのだが、シルティスの格上それは不可能なのだろうか?
格に俺のイメージが反映されてしまったためにこうなってしまったというのなら、マキナに謝っておこう。心の中でな。
本當の謝罪ってのは薄っぺらい言葉で飾るものじゃないと思うんだ。まぁただ言いたくないだけだけど。ただでさえ魔王倒しに行くーとかめんどくさい事に力使ってんのに、そんな無駄な事に労力割きたくないし。
「ごっしゅじーん、マキナの前であんま余計なこと考えない方がいいよ? この子人の心読むから」
わぉ、なんだ、それじゃあ思ったことを全部やってくれると。便利屋さんだね、喋るっていうことにこれから多く時間を咲かなくても良くなるわけだ。あれ? その分考える時間が増える? あ、これめんどくさいやつだ。
いやー、ゲーム的要素ないと退屈だなぁ、この世界。
「……あなたの思考は意識的に読まないようにします……頭が汚れそう」
ん、変なことなんて何一つ考えてないはずなんだけどなぁ。
「上半の男がの子のフィギュアに囲まれた部屋で嬉しそうにしてる絵面は変じゃないんですか?」
まったくもって変じゃないね、うん。人間が生まれた時から持ち合わせている素晴らしき能力だね。真面目な事考えてる振りしてもっと深いところで々考えてます、妄想してますってやつ。
「そんな調子いいことで騙されませんからね!?」
「いや、ご主人。いい加減喋ろうよ……マキナがそろそろ頭おかしい子にしか見えなくなってきたから」
「えー、仕方ないなぁ」
「え、これ私が悪いんですか? ねぇ私が悪いんですか!?」
あはは、誰が悪いとか考えたら負けだわな。
「てか、こいつが元勇者ってどういうことだよ」
「ヤン兄ナイスツッコミ」
「いや、お前がいつまでたっても突っ込まないから、俺がわざわざ突っ込んでんだろうが」
「だーかーらー、モテたい一心で魔族になったなんてことは無いですから!」
「まぁ、要するにこの子が魅了を覚えるためにはサキュバスにならなきゃいけなかったから、魔族にその場で生まれ変わる魔法をかけたわけよ」
「まぁ、そこまでは分かる。でもモテたかったのは人間になんだろ? どうしてこんなところでまだ立派に魔族してるわけ?」
「魔族は尾も角も隠せるから人間の中に溶け込めるはずなんだけど、この子失敗しちゃって人間にバレてね」
「どんな失敗を?」
「ああ、それは……もごっ、んくっ、ふー!」
「暴帝様、それ以上は言わせません」
マキナがまるでロボットのように無機質な顔をし、右手でシルティスの口を塞ぐ。
「んー! んーんー!」
必死に手を外そうと頑張るシルティスだが、マキナの手は全くこうとしない。マキナとシルティスではかなりのステータスの差があるはずなのだが、ブチギレたことでステータスに補正でもかかっているのだろうか。
「暴帝様、これ以上は何もおっしゃらないと約束してくださいますか? そうしてくださるのならこの手を離しましょう」
「んふふふー、『んんふんふふふ』!」
「な!?」
シルティスがなにかの魔法をその場で発したらしく、マキナの腕の中から一瞬で消えたシルティス。
「ぷはー、危なかったわぁ。あのままだと、ご主人の知識でいうと窒息死? ってやつになる所だったわ」
前に一時的に同化した時の記憶を未だに保持し続けるシルティスの記憶力に驚いたけれど、それよりもなんの魔法を使ったのかが気になるので聞いてみる。
「おい、シルティス。今なんの魔法を使ったんだ?」
「普通に瞬間移よ力技よ魔法じゃないわよ?」
えー、あったんだー、そういう魔法(理)が。瞬間移の魔法で魔王城まで、ポポポポーンって楽しいじで行けたりしないわけ?
「おい、その魔法(理)使って魔王城まで行けたりしないの?」
「流石に今出來る規模でそこまで巨大なものはできないわよ」
「さすがに無理か」
それさえ出來ればやること全てぽんぽんと終わりそうなんだけどな。いらないところで制限があるよね、この世界。ステータスには限界がないのに。え? それは俺だけ?
さぁ冗談はさておき、これで魔王幹部を何人倒したかの集計をしなくてはいけない。
魔王幹部の首筋には、必ずその魔王の紋章が刻まれているらしい。先程倒した魔王幹部をなのったやつの首を見てみると、しっかりと今まで通りに西の魔王の紋章が刻まていた。
「さて、これで西の魔王の幹部はあと10くらい?」
「つくづくお前を化けだと思う……」
「今更じゃない?」
項垂れるヤン兄と楽しげなコウジを橫目に、魔王幹部の死を火葬してアンデットとしての復活を阻止してからその場を離れる。
「さぁ、あとしだ、行くぞ」
もう目に見える場所にそびえ立っている西の魔王の城に向かって、俺たちの乗る馬車はゆっくりと進んでいくのだった。
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