《Lv.1なのにLv.MAXよりステ値が高いのはなんでですか? 〜転移特典のスキルがどれも神引き過ぎた件〜》打倒魔神軍ってスケール大きすぎやしませんか? 2
「まず魔族で前世が人間だったという記憶を持っているのは私をれて2人って言うのは知ってるわよね?」
「ああ」
エルンに変わって話し出したシルティスは、エルンと違って何を伝えるべきかという要點を分かっている説明の仕方で、まず俺の知り得る範囲の確認から始めた。
いや、記憶ならつい最近1回共有してるので大丈夫じゃ? とも思ったのだが、それだと俺がシルティスの中にあるはずのエルンの記憶のことを知らなかったのが謎である。
よくよく考えてみると、シルティスが知っているはずの他の魔王の報も俺の中には一切ないのだ。
記憶を共有するにあたっても何かの條件があるっていうことか? もしかして意識すれば無理やりシンクロされた時に重要な記憶を渡すことがないということかもしれない。
……今はひとまず置いておこう。いくらここで考えても埒が明かないし、何より今はこの現狀のことをちゃんとシルティスに聞くべきだ。
「もういいみたいね」
俺の思考が一旦停止されたことを見た目で確認してから、シルティスがの前で腕を組んで、々気怠そうにことを話し出す。
「まず、人間の魂はいろんな世界をいくつもいくつも周回するわけよ。だから転生っていう現象が起きるの。ただ、希に人間から他種族に転生してしまう、ご主人風にいうならば『バグ』ってやつ? それが私達」
要するにほかの世界に転生するはずがミスって魔族に転生してしまったとか、そんなところだろうか。
「いや、魔族って言うのは、魔に自我の強い人間の魂が宿った結果生まれた産よ。なくともこの世界ではね」
サラッととんでもないことを言われた気がするのだが気のせいだろうか。
「それに対して、その世界にしかいない生の魂は、私たちみたいな例外を除いてその世界で廻転生を繰り返すのよ。それがこのエルン。エルンは魔神と鬼神の封印の時に人間に味方した魔族の生まれ変わりなの。この世界の魔族はこの世界の原産、つまりこの世界で魂が廻し続けるの。私は何の因果か、本來別の世界でうまれかわるはずだったのにこの世界で魔族になったわけだけど」
「そーゆーことー!」
「それでお前も前世の記憶を持ってるから、魔神たちに恨みがあると?」
「まぁ、ざっくり言っちゃうとそんなじだねぇ。記憶があると言うよりは本能であいつらが嫌いってじだけど。しるっちたちみたいに超明確に記憶が殘っている訳じゃあないかなァ」
「わかりやすく説明すると、前世を覚えてる魔族たちは、生まれこそ魔神の祝福をけて生まれるものの、魔神や鬼神に大しての忠誠心はなく、むしろ恨みしかないわけよ」
「故郷滅ぼされたり、自分の家族殺されたりしちゃあ、もう恨みどころじゃないよォ、ぶち殺したいね」
「要するに、記憶がうっすら殘ってる奴らは魔神軍に反発してると?」
「はっきりいうとそういうじなのよ。そして私たち魔神反発派は表でちゃっかり魔人のためにきがてら、裏では魔神の封印を解かせないための工作をしているの」
「いやー、それもっと早く言ってくれた方が良かったんじゃ?」
だって、ねぇ……バルトラのとこにもそういう奴がいたかもしれないってことでしょ? それ、俺皆殺しにしてるんだけど? まぁ、半分はシルティスのせいだから良かったのかもしれないが。
「バルトラの軍のことなら心配しなくてもいいわ。事前に裏切り者だけをあそこに固めておいたから、言っちゃえばご主人は裏切り者の処刑を手伝ってくれただけよ」
楽しそうに喋るその姿はとてもらしいものがあるのだが、話している容が容なので正直ゾッとする。
リンクした間のシルティスの記憶など、たしかに今考えてみると多く報を持っていない。
……これはいいな、次からは誰かの報を盜む時に上手く利用をしていこう。さらに相手の意識に深く潛り込めるようになればいいわけだ。
ドラゴンボー〇のフュージ〇ンみたいなものかと思っていたのだけど、どうやらこれはかなり使い勝手のいい諜報スキルのようだ。『シンクロ』、しっかりと覚えておこう。
「そしてご主人に力を貸してもらいたいのはここからなのよ」
「おう?」
唐突すぎて、素っ頓狂な返事を返すことしか出來なかった。なんだなんだ、どうしたどうした?
「私たちの打倒魔神軍計畫に協力してほしいのよ」
「……」
……は?
いやさ、たしかに気持ちの上ではそうしてやろう的なじではいたけどさ、よくよく考えてみろよ?
魔王たちを倒す、ならまだ分かるけど、魔神軍を倒すってそれ、やべー神様も倒しますって言ってるようなものだよね?
俺、世界を一気に大量破壊できちゃうような化けたちを相手にして燃えるようなたまじゃないよ?
ワカル? ボク、タダノニンゲン。ユースィー?
「ボク達としてはもう協力してもらってるつもりなんだけどね、この子がどうしてもしのご主人様にお話したいっていうから、わざわざ噓の用事作って魔王城から抜け出してきたんだよ〜」
なんか々と一気に話が進みすぎて理解ができん……こういう時こそシンクロすべきか?
それが早いよなぁ……
「シルティス、シンクロしたら早くないか? これ」
「!?」
直後、ぼふんっ、と音がなりそうな程に一気に顔が赤くなって、シルティスの聲がし焦りのを見せ始めた。
「い、いや、ご主人、あれは急時の手段だからそんな容易に使っちゃだ、ダメよ……?」
なにか見られて困るようなものでもあるのだろうか。かなり気になるところだが、今知りたいのはそんなところではない。この計畫とやらと、シルティスを含む反魔神派の全貌だ。
「知りたい報がなすぎるからな。一気に解決させてもらうよ」
「あっ、ちょっとまっ……」
「『シンクロ』」
直後、俺とシルティスの心とが一時的に一化し、俺の頭の中には次々と報が流れ込んでくる。今回のシンクロの條件は、俺とシンクロをかけられる相手が會話中である事だった。タイミングはバッチリだ。
その中には、俺たちと過ごした日々のはずなのに、俺には見覚えのない人がいたり、見覚えのない景があったりでし戸った。
時々あいだに挾まれるよく分からない「お兄ちゃん」というシルティスの聲はなんなんだろう、話す度に恥ずかしそうにしている記憶の中のシルティス、『お兄ちゃん』とやらに何をされたんだ、後でお説教だな。
そんな彼の記憶プライベートを容赦なく見漁りながら、俺はゆっくりとシルティスの記憶を遡って、反魔神派の全貌についてをしっかりと調べていくことにした。
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