《死神と呼ばれた殺し屋は異世界に》第39話 圧倒的な力
「ん?今どこから剣を出した!いきなり魅せてくれるユウ選手!「死神と神」は驚くべき速度でAランクまであがっている新進気鋭の冒険者、どのような戦いを繰り出すのか!
それに対して「クアトロナイト」は今回で大會に4回出場しています。それで全員Aランク!Aランク同士の戦いがいきなり見られるとは!
果たして、経験がものをいうのか!それとも、勢いで乗り越えていくのか!見逃せません!皆さん、瞬き厳ですよぉぉ!」
2本の剣を作り出し、剣士に向かって走る。アルジェントは魔師だから、近距離での戦闘は難しい。そうなると、先に剣士を倒しておくべきだと思った。
「おおっと!ユウ選手、シュバルト選手に斬りかかったぁぁ!」
まず右手の剣で上から斬りかかる。すると、シュバルトは剣を上にもっていきその斬りかかった剣を防ぐ。そこで左の剣を脇腹に向かって突く。
シュバルトはを回転させるように紙一重で避け、防いだ剣を戻し、距離をとる。その瞬間、火と水のいくつかの玉が俺に向かっていくのが見えた。
「ファイアスピア、アイススピア」
しかし、魔師がいるのはこっちも同じだ。俺の後ろから火と水の槍が現れる。それらは相手の魔法よりも速く相殺するどころか、一方的にかき消していく。
なぜ、相のいい魔法を使わず上位の魔法を使わず、これらの魔法を選んだのか、俺には格の違いを見せつけるようにも見えた。
すると、盾を持つ剣士が魔師達の前に現れ、それらの魔法をけ止めていった。しかし、勢いは衰えずしずつ後ろに下がっていく。
「なんと、アルジェント・クレアーレ選手!2種類の魔法を扱えるのか!しかも同時!」
さて、このままだと魔法に挾まれてけないな。
「加速時間Ⅱアクセルタイムダブル」
魔法と魔法の間をうように避け、そのままシュバルトの後ろに向かう。後ろに立たれたシュバルトは驚いて振り向くが俺はその首もとに剣を置く。
「な、今のは目の錯覚か!いきなりユウ選手が速くなったように見えた!そして、シュバルト選手の首もとには剣が!しかし殺してしまったらその時點で失格となります!どうするのでしょう!」
そう、殺してしまえば失格。それなら戦闘不能にすればいい。どうやって戦闘不能させるのか。俺は左の剣を解除した。
「形狀フォルム・スタンガン・創造クリエイト」
左手に覚をじた瞬間、首に向かって左手をばし、スイッチを押す。
バチバチバチッッ!
「グァァァァァッ!」
悲鳴をあげながら、糸がきれたように倒れた。気絶しているのではない。行不能になっただけだ。気絶するほど強いと死ぬ危険もあるんだよな。
あくまで護用だけどきちんとできて良かった。……あのときもこれを使っていれば。駄目だ目の前のことに集中しよう。
「なんと、シュバルト選手は倒れてしまった!一何をしたんだユウ選手!」
まだ加速時間アクセルタイムの制限時間まで時間がある。すると、危険な気がした。ただの直だが、戦場では直の鋭さがものをいう。
振り向くと、水流が驚くべきスピードで襲いかかってきた。
「形狀フォルム・盾シールド・クリエイト」
すぐさま盾を作りだし、スタンガンを解除して左手で盾を摑む。伝わる水圧で吹き飛びそうなのを必死に耐える。
すると、しずつではあるが勢いがなくなっていくのをじた。俺は足をかし、距離を詰めていく。
押し返すような水圧をじなくなり、走り始める。
「何ーー!?あの水流を耐えきった!いや、それよりもその盾はどこから出した!そして、距離を詰める詰める!」
しかし、あの盾持ち剣士が前に現れ、盾と盾がぶつかる。
「ラルド!」
「二人はあの魔師を倒せ!」
すると、魔師達はアルジェントに向かって走りだす。俺はラルドとの一騎討ちとなった。盾を解除する。
「ダークチェーン!」
唱えた瞬間、暗い紫の鎖がラルドに絡みつく。相手のきを封じる。
「形狀フォルム・スタンガン・創造クリエイト」
そして、またスタンガンでラルドを行不能にした。
◆◇◆
アルジェントはタイミングを見計らっていた。この魔法は強力だが使える範囲がかなり限られている。二人がその範囲にるタイミングを見計らわなければならない。
それに対して二人の魔師は、魔法をとにかく連発していた。下手な鉄砲も數打ちゃ當たるという言葉はあるが、アルジェントの前では全くの無力と言っても良かった。
二人がかりの魔法を一人でそれを上回る數でかき消していったのだから。そして、アルジェントは一言呟いた。
「グラビティ」
特殊魔法の1つ、重量魔法。単純かつ圧倒的な力で二人はひれ伏した。
「降參しますか?」
その言葉は悪魔の囁きのようにも聞こえる。その返答は重なった。
「「します」」
「勝者!「死神と神」初戦から圧倒的な力を見せつけました!」
「ウォォォォォォォ!!」
観客席から凄い量の歓聲がわき上がる。勝者の二人はお辭儀をしながらコロシアムから消えていった。
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