《ヘタレ魔法學生の俺に、四人もが寄ってくるなんてあり得ない!》パーティーを始めよう
「ハロウィンだよ!」
クラッカーを鳴らしたのはケイト。予想通りテンション高いっすね。
「ねえお菓子まだー?」
これは和水。俺も早くお菓子しい。まだかな……。
「待ってなさい。ケーキ食べ終わってからよ」
母さんが制止する。お菓子……。
「……雨宮さん……。が顔に出てますわよ?」
「え?そんな事無いですよ。それより先輩お菓子くださいよ。イタズラしますよ?」
「思い切り出ているではありませんか!」
しまった。俺としたことが。……あれ?いつだったかに俺の事『暁さん』って呼ばなかったっけ?
「先輩。いつかに俺の事、下の名前で呼びませんでもごっ!?」
口塞がれた。痛い痛い首絞まってるから!あと背中に何か當たってるから!!
「(そ、それはその……そう!誤変換ですわ!攜帯の!故意に呼んだ訳ではありません!)」
噓つけ絶対わざとだぞ。……あと首絞まってるから。俺の背中が幸せになってますよ先輩。
「暁お前このやろー!!」
溢れ出るリア充オーラに我慢の限界を迎えた井藤が毆りかかって來た。
「あっ!バカ毆りかかって來るなよ!ちょ、荒らされる!荒らされちゃうからー!!」
っていうかお前學園祭の時の彼は?まさか速攻別れたとか……。
「おま、お前、彼は?別れたのか?」
「な訳ねえだろ。ただお前のリア充オーラに我慢ならなかったから毆りかかった。以上」
理不盡過ぎる……。まあ、関係は良いみたいだし、良いや。
「はい。パンプキンケーキ。まだまだ々あるから、一杯食べてね?」
ケーキが出た瞬間、それを切り分け口に放り込んだケイト。あ、地味に華もやってる。……今のは魔法か?
「ケイトさん、華さん。はしたないですわよ。もっと行儀よくお食べなさいな?」
「そんな事言ってたら、ケーキが無くなっちゃいますよ!」
今俺が思ったことをほぼ代弁してくれた。ありがとうケイト。
フライドチキンとかポテトサラダとか、何かもうほとんどオードブルじゃんか。
「(……國際魔法流フォーラムか……)」
ふと、病院で見たニュースを思い出した。
ロシアでやるってことは、先進魔法技の博覧會的なじになるのかな?
「(ロシアって大國だけど、魔法分野はそんなに進んでる訳じゃない。……たまにえげつない魔法生み出したりするけど)」
『極圏の天使の舞』マグニフィセント・エンジェルダンスとか、あれもう戦略兵級だろ。半徑十キロ以のを瞬間凍結とかチートにも程がある。
……アメリカと日本はほら、昔々あったから、『魔法の軍事利用止條約』に真っ先に批準したんだよな。ロシア……當時はソ連だったかは、冷戦中だったわけだし、批準しなかった。っていうか、軍用魔法を主軸にした戦の研究なんてしてたし。
以上、歴史の教科書からのパク……引用な。
「雨宮さん?難しい顔をしていますが……」
「え?あ、ああ、何でも無いですよ。ほんとに」
そんなに難しい顔してたのか。何かすいません。
「おい暁しけた顔してねえで食えよ!ほら!」
「ぐぶっ!?」
パンプキンケーキ口に突っ込まれた。井藤め。お前には皆の倍お菓子をもらうから覚悟しとけよ。
「あら、暁。大丈夫?」
「だ……大丈夫……」
母さん、とりあえず顔拭きたいからタオル持ってくるよ。……顔全がオレンジになってんだろうなあ……。
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