《とても人気ある生徒會長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)》著きました、海です
目の前に広がるのは砂浜に広い海。そして他の海水浴客。うん、海に來たんだな。俺は荷を抱えながらしみじみと思った。
海まではバスの乗り換えを繰り返して大三時間くらいで著いた。ここの海は結構人が來るところでちゃんと海の家まである所だ。そして主な荷などは男子陣が持たされている。まぁ、これは流石にしょうがないか。
そして今は著替えるためのロッカールームに居る。
「ほら、2人とも早く行くぞ」
「おう、今行く」
「....おー」
2人から返事が帰って來る。だけど武田の聲には覇気がない。まぁ、仕方ないか。
何故武田の元気がないかと言うと理由は簡単。
それはバスに乗った時に起こった事だ。
武田は一緒に來ていたゆずに一目惚れしてしまったのだ。そして武田は行を起こした。
「名前を教えてくれませんか!」
「え、如月 柚木ですけど...」
「よ、よかったら連絡先換しませんか?」
そう言われたゆずはし戸っていたがすぐに通常運転に戻り笑顔でーー
「嫌です」
と言われていた。
それからこの調子である。
「まぁまぁ、元気出せよ。初めてあったばかりだろ?しょうがないって」
「そ、そうか?」
「そうそう。だからそんなに気を落とすなよ」
「...そうだな。俺はまだ諦めないぞ!」
うん、チョロいな。結構苦し紛れに言ったんだが...これ程までに武田の馬鹿さが際立った事はないな。
そんな訳で俺達は外に出た。
「これでよしっと」
砂浜に移してレンタル用のパラソルを建ててっと。これで完。
ちなみに今この場には俺1人しか居ない。直人は飲みの調達に行っている。武田は...海に突撃して行ったよ。それにしても...
「遅いな、あの3人」
子は準備に時間が掛かるものだが...まさか此処でものなか。
俺が謎の戦慄をしていると、丁度そこに直人が帰って來た。
「今戻ったぞーって、どうした?」
「いや、子って何処でも変わらないものだなって思って」
直人はよく意味がわかってないのか頭の上に?を浮かべている。そんなやりとりをしていると周りが何やらざわざわしているのに気が付いた。
俺と直人はその方へ顔を向ける。するとそこには見知った3人が居た。
「おーい、和ー樹ー!」
「あ、ちょっと待ってくださいよ未音先輩」
「和兄さーん!」
「え!柚木めっちゃ早い!?」
あの3人はほんと仲良いよな。
「和樹、私の水著似合ってる?」
姉さんの水著は黒のビキニでしかも今はを強調するような勢をしているから目のやりどころに困る。
「前も見たよ。それと似合ってるんじゃない?」
「全く投げやりな返答だな」
そう言って姉さんはし頬を膨らます。このコンボは流石に直視できねぇ!
「和兄さん、私のはどうですか?」
し顔を背けると次はゆずが俺に聞いて來た。あれ?これって俺全員答えなきゃいけない系ですか?
「どうですか?」
あ、答えないといけない系ですね〜。
さて、ゆずの著ている水著は...確かテレビで前見たぞ、そうだ!パレオ系だこれ。は黃緑でとても似合っている。そしてマジでまだ中學生なんだよな?姉さんより大きいんじゃね?とりあえず一言正直に答えよう。
「結構似合ってるんな」
「そうですか!やった!」
「柚木ちゃんとても似合ってるよ!」
うわ!いつの間に來たんだ武田のやつ。そしてゆずが誰だっけ?って顔してるんだけど...可哀想だな。
「え、誰ですか?ナンパですか?」
あ、言っちゃったよ。しかも辛辣な追加文付きで。言われた本人である武田は膝から崩れ落ちていた。殘酷かな人生、南無。
そんな武田を見ているとチラチラとこっちを見ている千紗都に気が付いた。想でも言ってしいのか?ちなみに千紗都が來るのは白のビキニでその上から確かラッシュガードだっけ?それを羽織っているじだ。2人とは違うじで結構いいじである。
「水著、似合ってるな」
「え、あ、うん。ありがとう」
褒めると顔を背けてお禮を言った千紗都だが耳まで真っ赤なので照れてるのがとても分かる。
「そろそろ何かやろうぜ」
直人にそうわれる。そうだな、なにからやろうか?
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