《とても人気ある生徒會長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)》なんか、勝負を仕掛けられた
三年生の話が終わり、四時間目の授業も終わり俺たちは教室に戻って弁當を食べていた。(姉さん特の普通のお弁當を)
「にしてもさ、俺たちが決めるんじゃないのはびっくりだよな」
突然、武田から話を振ってきたから何のことかと思ったらさっきの三年生の話か。
「確かにな」
四時間目の三年生の代表として茜さんが話していたけど、この団では三年生が一、二年生の競技を決めるらしく、當日知らされる...らしい。
これはクラス全での話題なので他のグループになってる所も似たような事を話していた。
「おい、しいいか」
そろそろ弁當を食べ終える。という時に背後から聲を掛けられ振り向くとそこには1人の男子生徒が居た。あれ?どっかで見たことあるけど...
「どちら様で?」
「一度名前を教えただろ!生徒會所屬の長岡 秀しゅうだ!」
長岡 秀?聞き覚えがあるような無いような...あ!
「あの時居た人か」
「ま、まぁ僕が覚えられてないのは不本意ではありますが、今は別にいいでしょう。それより、僕は君に言うことがあって來ました!」
は、はぁ。
「この育祭で僕と勝負をして下さい!」
.........はい?
「どういうことだ?」
「會長の口から出てくるのはいつも君だけだ。そんな會長を誑かすお前を負かして目を覚まさせる!」
俺がそう聞くと、秀はさも當たり前だろ?みたいなじで自信満々に答えた。
あ、うん。なんて言えばいいんだろうね。
何か俺が返事を言おうとしていると、近くに居た千紗都が核心を突く一言を言う。
「つまり、未音先輩のことが好きってこと?」
「なぁ!?」
千紗都にそう言われた秀は顔を赤くする。
なるほど、そう言うことか。
「まぁ、頑張れよ」
「ッ!さっき言ったこと覚えてろよ!」
そう言って秀は教室から出て行った。あ、
「クラス聞くの忘れてたな」
「そこ、今気にする所じゃないでしょ」
とりあえず千紗都のツッコミはスルーするとして、また変なことに巻き込まれたな。
俺はため息を1つ吐いた。
「私のために爭わないで!」
家に帰って姉さんに今日のことを話したらそんな返しが帰ってきた。まぁ、合ってるけども。
「はいはい。それよりも姉さんは育祭出る競技とか知ってたりする?」
「え?いや、全く」
生徒會経由で茜さんから聞いてないかなと思ったけど、そう簡単にいかないか。
「それよりもちゃんと勝ってくれるんだよね?」
秀との勝負のことか
「まぁ、なんかり行きで斷る隙もなく今の狀態になったけど...負けるのもあれだから頑張ってみるよ」
「うん。ありがとう和樹」
そう言って姉さんは笑った。なんか、最近甘くなったかなって思いながら俺は姉さんと話を続けた。
それから一週間、育祭の練習などをしてとうとう當日になるのだった。
冥府
山中で夜間演習中だった陸上自衛隊の1個小隊が消息を絶った。 助け出そうと奔走する仲間たち、小隊を付け狙う地獄の使者、山中一帯に伝わる古い伝承。 刻々と死が迫る彼らを救い出すため、仲間たちは伝承に縋る。 しかしそれは、何の確証も一切ない賭けだった。 危機的狀況で生きあがく男たちの戦いを描きます。 カクヨムにも掲載しています。
8 140【完結】辛口バーテンダーの別の顔はワイルド御曹司
ナンパから自分を救ってくれたタクミというバーテンダーに淡い戀心を寄せる道香だったが、タクミが勤めるバーで出會ったワイルドなバーテンダーのマサのことも気になり始めて…
8 89小説家の作詞
作者が歌の詩を書いてみました。 どんなのが自分に合うか まだよく分かってないので、 ジャンルもバラバラです。 毎月一日に更新してます。 ※もしこれを元に曲を創りたいと いう方がいらっしゃったら、 一言下されば使ってもらって大丈夫です。 ただ、何かの形で公表するなら 『作詞 青篝』と書いて下さい。 誰か曲つけてくれないかな… 小説も見てね!
8 160王子様は悪徳令嬢を溺愛する!
「スミマセンお嬢さん」 ぶつかって來た彼は、そう言って笑った。 女遊びにイジメは見て見ぬ振り、こんな調子じゃ結婚したらなおさらでしょう。 アリエノールは國王に宣言した。 「たとえ、これから良家からの縁談が無くなったとしても、私はこの馬鹿王子との縁談を破棄させて頂きとうございます」 謎の留學生マリク。彼は一體何者なの!?
8 165この美少女達俺の妻らしいけど記憶に無いんだが⋯⋯
「師匠! エルと結婚してください!」 「湊君⋯⋯わ、わわ私を! つつ妻にしてくれない⋯⋯か?」 「湊⋯⋯私は貴方が好き。私と結婚してください」 入學して二週間、高等部一年C組己龍 湊は三人の少女から強烈なアプローチを受けていた。 左の少女は、シルクのような滑らかな黒髪を背中の真ん中ほどまで下げ、前髪を眉毛の上辺りで切り揃えた幼さの殘る無邪気そうな顔、つぶらな瞳をこちらに向けている。 右の少女は、水面に少しの紫を垂らしたかのように淡く儚い淡藤色の髪を肩程の長さに揃え、普段はあまり変化のない整った顔も他の二人の様に真っ赤に染まっている。 真ん中の少女は、太陽の光で煌めく黃金色の髪には全體的に緩やかなウェーブがかかり幻想的で、キリッとした表情も今は何処と無く不安げで可愛らしい。 そんな世の中の男性諸君が聞いたら飛んで庭駆け回るであろう程に幸せな筈なのだが──。 (なんでこんな事になってんだよ⋯⋯) 湊は高鳴ってしまう胸を押さえ、選ぶ事の出來ない難問にため息を一つつくのであった。 十年前、世界各地に突如現れた神からの挑戦狀、浮遊塔の攻略、それを目標に創立された第二空中塔アムラト育成機関、シャガルト學園。 塔を攻略するには、結婚する事での様々な能力の解放、強化が基本である。 そんな學園に高等部から入學した湊はどんな生活を送っていくのか。 強力な異能に、少し殘念なデメリットを兼ね備えた選ばれたアムラト達、そんな彼らはアムラトの、いや人類の目標とも言える塔攻略を目指す。 一癖も二癖もある美少女達に振り回されっぱなしの主人公の物語。
8 103婚約破棄された『妖精の取替え子』
『妖精の取替え子』であると伯爵家で信じられていたセシルは、療養という建前で実は領地で虐げられていた。王太子の婚約者となったことで急遽王都の學園に來ることになったが、すでに戀人のいた王太子は、爵位の低いセシルを蔑んで馬鹿にする。そして、卒業パーティの日、セシルはとうとう婚約破棄を告げられた…。 虐げられていた少女が幸せになる物語13話。 ★完結しました。誤字報告本當にありがとうございます。 番外編3話追加しました。全16話です。
8 103