《非リアの俺と學園アイドルが付き合った結果》私のメロメロ作戦と俺の―(出番無し)
十八話
私は左道真結。
新聞部の部長を務めている。
今、部室で円香さんから、とある相談をけていたのだ。
そう。
先ほどの休み時間に教室に響き渡った「好きです」の言葉。
どうやら彼はあの言葉を自分への言葉ではなく、男が好きという意味と捉えたらしいのだ。
まぁ確かに屋上で勇人さんのホモ臭いセリフを聞く姿を見たあとだとそのような思考になってもおかしくはないと思うが、この子本當に勇人さんのこと好きなのかな?
「だってだって、勇人くんはあんなこと言ってくれる人じゃないもん!」
だそうだ。
もうちょっと自分に都合が良いように考えられないものか。
いや……待てよ?
………ふふふ…これは面白いな。
「じゃあ本當に男の人が好きだったらどうする?」
「そ、それは……」
私がそう尋ねると、視線を下げて言い淀んだ。
「素直にを引くのですか?」
ダメ押しの一言。
既に私の頭の中には、作戦が功した時のビジョンが見えてる。
「うぅ〜……」
はぁ。全く。
本當にこの子は何がしたいの?
もういい。
はっきり教えてあげる!
「勇人さんを円香さんがいないと生きていけないようにしてあげればいいのでは?」
ハッ!と勢いよく顔を上げた新天さん。
次第に顔全が真っ赤に染まっていき―
「虜に……勇人くんを虜に……私の…虜……んふ」
取り憑かれたように、そう呟き始めた。
今だ!
と思った私はここで畳み掛けるようにして言葉を投げかける。
「円香さんならできる!もう円香さんを見た途端勇人さんは目がハートになりますよ!メロメロです!!」
さて、どう出る円香さん……?
「―真結さん……いえ…真結!そのことについて詳しく話を聞かせて頂戴」
「ガッテン!私に任せて!」
円香さんも私も変なテンションになってしまいましたが、これにて作戦完了です。
ふふふ…円香さんが恥ずかしさに悶えながら勇人さんをしている未來が見えるわ……ふふふふふ…♪
「作戦の容はこうよ」
「はい!」
私は今、勇人くんを私の虜にするための作戦とやらを真結から聞いてます。
なんか流れで呼び捨てにしてしまいましたがしっくりくるので大丈夫ですよね?
「まず一つ―」
そう言ってノートにスラスラと文字を書いていきます。
【異様にボディタッチをする】
と、書かれました。
「ま…真結…?」
「はい?読んで字の如く。肩などをえげつないほどってやるのです」
「む、無理です!だ、だっていくら勇人くんといえど男の子ですよ!?」
男はみんな獣ってお母さんが言ってました!
「大丈夫です。勇人さんなら後先考えずにしたりしませんよ!それに円香にはがないんだし」
さーってどうしてやりましょうか。
そこまで貧をバカにするならどうしてやりましょうか!!
「まぁ、これは一つ目なのでまだまだありますよ」
「は、はぁ…。」
既に我がをバカにされたことによってテンションはガタ落ちなのですが。
そしてそんな私には目もくれず、次に書いた作戦は―
【顔の距離を近づける】
「バカですか!?」
「大真面目ですけど?」
いやいやこれはマズいですって!
だってこんなの……
「も、もし何かの間違えでき、ききキスしてしまったらどうするんですか!?」
よくそんなドラマを見ます!
NARUT〇だってナ〇トとサ〇ケくんがアクシデントでキスしてました!
ですが真結は、口角を吊り上げて、
「あっれぇ〜?天下の新天円香さんがそんな破廉恥な事考えてるんですかぁ?わーぁえっちぃー」
「ちょ聲大きい!―それにえっちじゃないです!」
ニヤニヤとしている真結。
ぐぬぬ…絶対楽しんでます。絶対楽しんでますよこの子!
「ま、キスしたければすればいいんじゃないですか?」
「し、しませんよ!……したくない訳ではないですけど……」
マズいです!
まんまと乗せられてます。
ほらぁ!すごいニヤニヤしてますもん!
「もー!次はなんですか!?」
こうなったらヤケクソです!何だってやってやりますよ!
【があくほど見つめる】
「ごめんなさいさすがにそれは恥ずか死にます」
「へー。じゃあ彼を男に取られていいと…。」
「っ!そういう訳では…」
ぐぬぬ…今までは“回數制限”は無かったから“一回やれば”終わりだったのに、が開くほどって指定されたら長時間見つめることになるじゃないですか!
いやね?そりゃあ勇人くんを合法的に長時間見つめられて嬉しいこと限りないですけど、その視線に気づかないほど勇人くんはバカではないわけで、気づかれて目が合ってしまった瞬間心臓止まりますよ!
まぁ死因が“勇人くんと目が合った”というのも悪くはありませんし、むしろ本だったりしますが、まだ彼と々やってないし死ねないのです!
「はい、じゃあこれを放課後に実踐ね」
「えぇ!?ぜ、全部ですか!?」
無理ですよ!そんなの私がいくらいても足りません!!
それに私の魅力じゃこれっぽっちの作戦で―
「大丈夫です。円香は可いし綺麗だから勇人さん絶対に落ちますよ!」
「あ、本當?」
「はいはいできます!すぐですよすぐ!円香から目が離せなくなります!」
勇人くんが私をずっと見てくれる……。
あっ、どうしましょう。幸せすぎて溶けそうなんですけど。
「それでは放課後に実踐ですよ!」
「は、はい!私頑張ります!」
なんかうまーく乗せられた気がしますが気にしません!
だって勇人くんがメロメロになってくれるというのだから!!
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