《非リアの俺と學園アイドルが付き合った結果》私の大寶探索と俺の大好き宣言
三十九話
【新転勇人】
「えへへ、來ちゃった……♡」
オープンスクールから數日。
降り注ぐ猛暑が八月の訪れを伝えている今日このごろ。
目を覚ましたら俺の彼こと新天円香が部屋にいた。
「目を覚ましたら目の前に彼がいるドッキリです!」
ドッキリというかなんというか……。
その右手に持ってるのって…。
「あ、これですか?」
俺の視線で何が気になるのか気づいた様子の新天さん。
「アルバムですっ♪」
「結花ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
目が覚めたら新天さんがいるだけならまだしも、なんでアルバム持ってるの!?驚き百倍増しなんですけど!
それに、
「あのぉ…本日はパンツの方は……」
アルバム持ってるならパンツも保持してる可能が……。
「今はアルバムだけです……」
何で悲しそうな顔してるの!?
しかも“今は”ってことはあとから貰うつもりだったんですよね!?
俺のパンツは駅で配ってるポケットティッシュ同然何ですか!?
ていうか―
「よく結花と真奈姉が家にれてくれましたね」
「はぁい!それは今の勇人くんの報を差し出したらスグでした!昔の話も聞けたので一石二鳥でした!」
俺は-3くらい損してるけどね!!
小・中のアルバム見られる。-2
新天さんと出會うまでの過去をすべて話される。-16
あれ?
よく考えたら新天さんが一石二鳥をじるうちに-18も損してる?
―待て。
真奈姉と喋ったのか……?
「あの、真奈姉とはあんまり関わらない方がのためですよ。あの人以外と喋る時は―」
「真奈さんいい方ですね!いい匂いもしますしきっとモテモテに違いないです!」
既に毒されてる……ッ!!
「言葉遣いも綺麗で、仕草の一つ一つが魅力的で……。憧れの像ですね!」
やっぱりか…ッ!
真奈姉の【世を渡るため偽りの自分を作り出す隠れの】。
通稱【YDK】。
「あのぉ…勇人くん….」
「どうしました?」
新天さんはアルバムを抱きかかえながらモジモジと言葉を詰まらせている。
「私のお願いを聞いてもらえますか…?」
私はとりあえずアルバムを手放してほしい願いででいっぱいなんですが。
「願いですか?俺としては―」
「私を下の名前で呼んでください!!」
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「……円香…?」
「ズッキューゥン!!」
「新天さん!!?」
擬音を口に出しちゃうほど嬉しかったの!?
なかなかいないよ?
ドラ〇エの“ぱふぱふ”でしか聞いたことないよ!?
「勇人…♡」
「ズッキューゥン!!!」
おぉっ……確かに擬音が出ちゃったわ。
「出來ればずっと円香って呼んでもらいたいんです……」
顔を真っ赤にして、誰が見てもわかるくらい照れた様子の新天さんが言った。
「勇人……ダメ?」
「ズッキュ―違う違う。全然オッケー!」
危ない。
もう一回擬音を口にしちゃうところだった。
「ありがとうございます!!」
ちょ…抱きつかな―。
まさか…このじ……。
この前玄関でもじたこの力加減と包容力は……。
まさか……ッ!
―あ、新天さ―円香なかったんだ。
あーいい。真奈姉の知ってるから余計く―。
「むぅ…」
「あ、いや…ま、円香……?」
「やっぱりなんですか……?」
「いやぁ…そんなこと……」
目が怖いです目が!
「私が貧だからですか?」
ちょっ―痛い痛いぃ!!背骨が!これ知ってる!この痛み知ってるやつぅ…ッ!!
「貧最高…です……」
ね?離して?背骨がお逝気になるから!!
「じゃあ私は?」
「大好き!大好きですからーーッ!」
「―ありがとうございます♪」
はぁはぁ。
何とか背骨は無事だ…。
やっぱり真奈姉が何か吹き込んだな…?
新天さ―円香は純粋すぎて全部吸収してそれが“正しい”と思って行するからそういうのは勘弁して……。
ヤンデレ(弱)
養ビッチ(弱)NEW
モテモテ(強)
秀才お嬢様(強)
屬が渋滯起こしてるから!
ポンポン屬付け足さないで!困る!!
「でもぉ…」
そんな中、円香は笑顔で言った。
「今度巨に気がいったら本気で背骨を……んふふ♡」
無意識じゃなかったのか……ッ!!
【新天円香】
やった!やりました!
下の名前で呼んでもらえます!
勇人くんは私を部屋に殘して朝食を食べにリビングへと向かいました。
―私を置いて。
「どうしましょう…今なら部屋を捜索するのに邪魔がりません…」
今なら前回手にれることをできなかった大寶を……。
「―円香、やっぱり一緒にリビングまで來て?」
「なっ―」
何で勇人くんが!!
さっき部屋を出てったじゃないですか!
一緒に來てって……大寶は?
この前貰うことのなかった大寶は!?
「パンツとか漁られたら困っちゃうし、さっき騒なこと言ってたからね♪」
「うぅ…分かりましたぁ…」
鬼です!
勇人くんは鬼です!
ドアの前で聞いてたんですか!?私が大寶を探すと見越して!
これは背中に大きく【正義】って書いてあるに違いないです!
大寶を求めるものの行く手を阻―
「じゃあ一緒に行きましょう。円香。」
「はい♡…待ってください勇人くん♡」
円香って呼ばれる度にけてしまいそうです♡
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