《非リアの俺と學園アイドルが付き合った結果》私の新知識と俺のパンツ
久しぶりのためいつもより文章に不備があるかもしれません。
百六十話
【新天勇人】
俺は夢を見ていた。
それは俺の夢ではなく、ましてや俺の知る人間は一人として出てこない夢だ。
俺はその世界を空の上から見ていた。
“そいつ”は、いつもいやいや勉強を始め、時間になるとバイトへ赴く。そんなバイト中でさえ何かが頭から離れないといった様子だった。
そして勉強の合間などの暇な時間に攜帯を開き見知らぬアプリを開く。
そしてそいつは笑うんだ。
攜帯には「ブス」「薬キメてる?」「嫌い」など、心のない誹謗中傷が書かれているのに。それなのに笑うんだ。
そういう癖を持つ人間なのかもしれない。
…………まぁたしかに、円香に罵られたいとは思う……全力でバカにされるのもありだし、オドオド罵られるのもアリ。
……うん。話を戻そう。
そいつはそれを見て寢るのだ。
「……とくん…………」
俺はそいつのことを微塵も知らない。
「――やとく……」
なんだか俺まで眠くなってきた。
「勇人くん!!」
そいつは夢を見る。
俺と同じように。
俺もまた、そいつと同じように。
□
「ん……」
目覚めた俺は、見知らぬ天井を見上げていた。
…………あ、修學旅行で京都に來てるんだったな、忘れてた。
「勇人くん!!」
「ん、円香。おはよ」
「はい!おはようございます!」
あー……かわい。
朝から隣で天使が寢てるとか。最高。
「うん。」
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「うん?」
あれ?なにかおかしくない?
「どうしました?」
もぞもぞとをかして俺へを向けてきた円香。
「いやおかしいよね?」
「はて?私わからないです……」
博識な円香でも分からないのかあ。
「そっかぁ困ったなぁ。」
「なにがです?」
寢ぼけまなこには強烈すぎるご尊顔を向けてくる天使こと新転円香は、一切何も知らないですよと言わんばかりの表で俺へ問う。
「そしたら、部屋のそばにいる由ちゃんに引き渡さないといけなくなっちゃうなぁ」
「あー!ごめんなさい!忍び込んだのバレたら怒られます!!」
「そりゃ部屋だけじゃなく布団にも忍び込んでるからねぇ!」
「んぅ……朝から夫婦漫才かよお前ら……」
「そうですけどなんか文句ありますか!!?」
…………いやね?マンガとかラノベだったら「ち、違います!変なこと言わないでください!」「やめろよ!そういうんじゃねぇよ!」って口を揃えて言うと思うんだけど、円香も言わないあたり揺るぎない意志をじるし反論出來ない俺も円香に洗脳されつつあると思うんだよね。
「いや、別に文句ないはないんだが……」
「なんです?」
なんでこんなに神妙な面持ちになってるんだ?
扉が開いた音もしてないから由ちゃんがいる訳でもないし…………、
「新天がいいならいいんだけどな?ただ……」
「ただ?」
ただ?
――あ。
「勇人パンイチだぞ……?」
「あ、あぁあああ……」
そう、円香は俺がパンイチなのに気づかずに布団の中に潛り込んできて、俺が起きるまでずっとぬくぬくしてたということだ。
「てか淺見くんもパンイチじゃなかったっけ?」
「あ、わりぃ、まだ布団の中いるわ。」
そう言った淺見くんはさらに布団にくるまる。
さすがの淺見くんも気をつかってくれたようだな。
「二人ともパンツ一枚……あゎゎゎゎわ……」
なんだかいつもの円香と違って落ち著きがないな。この子パンツ取ろうとしてたんだからね?なんなら俺の知らないところで下著の盜難が行われているのかもしれないから。
そのレベルでパンツに対しての執著心とが強いのに今うんともすんとも言わないなんてありえないだろ。
いつもなら「私的にはオールオッケーです!バッチコイです!」とか言うはずなんだけど……。
「男二人が同じ部屋で夜を明かし、さらにパンツ一枚で……あああああああああああ!!」
おいちょっと待て。
なんだ?なんだこれは?
もしかしてだけど、「勇(人)×冬(彌)」ってこと!?
なぁ。
絶対あの人だな。
いやもうあいつって言うわ。
絶対あいつだよな。円香にこんな悪知恵仕込ませるのあいつしかいないよな。
「勇人くん。私大抵のことは容認しますけど、さすがに浮気は許せないですよ……?しかも互いに彼いるんですよ?」
あいつのカメラ壊すか。お湯につけた後そのまま地面に叩きつけてやる。
「円香、一旦落ち著いて考えてみてくれ。」
「あ……そういえば前買ったゲームに淺見くんに良く似た男のキャラが……」
「あのことは水に流してくれたんじゃないの!」
「水に流す!!?破廉恥……」
「いやどこが!?」
円香はおかしくなってしまった。
……それにしても由ちゃんどうしたんだろ。
あの人がこんなこと許すはずがないのに……。
そんなこんなで修學旅行二日目が幕を開けた。
あ、円香は外に放り出しました。
あったけぇな。
またしずつだけど更新していこうと思います。
去年毎日投稿してたし許されるよね?
ね!
ね!!
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