《俺の馴染2人がメンヘラとヤンデレすぎる件》學校生活3日目……
 學校生活3日目を迎えようとしていた俺は心地いい朝を迎えていた。
 靜寂の中をフカフカのベッドで寢る、これは俺にとって最高の時間であり、ひと時であった。
 いっそ、このまま生涯をベッドに捧げてしまおうか、いや、いやらしい意味じゃないよ?
 ……本當だよ?信じてよ!
 俺がそんなバカな事を1人で考えているとガチャっとドアが開いた。
 「お兄ちゃん〜珍しく私より起きるの遅いね〜高校生活が忙しくて、疲れてるのかな?」
 部屋の扉を開けひょっこりと妹が顔を出してきた。
 相変わらずノックをしないやつだ。
 「すまん妹よ、俺は今、修羅場ってやつに突していてな……」
 みだらな格好をしている妹の姿はピンクのパジャマに萌え袖をしていたのでなんとなくお兄ちゃんがしっかりしてないとダメだなと思った。
 守ってあげたい!
 「お兄ちゃんも大変だね〜朝ごはん今から作るから待っててよ〜」
 あくび混じりに妹はそう言って臺所に向かった。
 「すまんな、俺もすぐ準備する」
 妹のあくびが移ったせいか俺もし眠くなった。
 「ふぁ〜っあ〜〜……著替えるか」
 ふと部屋の片隅にあった雑誌に目が移った。
 【極楽溫泉激安!!】
 俺はその雑誌を拾い上げパラパラっとめくった。
 溫泉か〜1人でのんびりとりたい気もするな〜しばらくってなかったし。
 ……だがすごく嫌な予がしたので俺は黙って制服に著替えた。
 「お、おはよう雪くん、別にあなたのために待ってた訳じゃないけれど、たまたま!寄ったから一緒に行こうと思ってね……なに?何か文句でもあるの?」
 俺が玄関を開けるとそこには志保と代が待っていた。
 俺はまだ一言も喋っていたないのですが……。
 「いや、文句はないけど朝からよく喋るな〜と思って」
 「はい?」
 鋭い目つきで俺を睨んできた志保はまるで獲を捕らえる鷲のようだった。
 こわっ!
 「いえ!なんでもございません!さぁ、行きましょうか!」
 すると代は俺の腕をがっしりとつかみやたらを強調するかのよう押し當ててきた。
 「代も行く〜それでさ〜雪くん」
 俺は代にグイグイ引っ張られながら學校方面に向かった。
 「ちょっと!まだ話し終えていないのだけれど……」
 これが毎朝続くのか……やはり書は予備にいくつか書いておこう。
 「ちょっと代は雪くんにベタベタし過ぎよ」
 「え〜、そんな事ないよ〜」
 俺たちはこうして學校へ向かった。
 
 「今日から授業が始まります!皆さんは進學すると思いますが〜くれぐれも無駄な時間を過ごさないように!それではロングホームルームを始めます號令を」
 一時間目はロングホームルームでは、この學校の施設や方針について詳しく説明された。委員會なども決めるらしいが、ほぼこの2人と一緒になるのは間違いないだろう。
 「それでは図書委員やってくれる人〜」
 図書委員か楽そうでいいな……本読めば終わりそう。
 俺はすかさず手を挙げると、志保と代もそれを見逃さずに素早く手を挙げた。
 はやっ!
 俺は2人の方を見ると志保が髪のをくるくるさせながら頬を赤らめていた。
 「べ、別に雪くんと同じ委員會にりたいわけではないけど……そう!私は本が好きなのよ!」
 いや、明らかに俺が手を挙げた後に挙手したよね?あとこっちチラチラ見るのやめてください、がドキッとしますから。
 顔を赤らめた雪を見て代は嫉妬したのか雪の機を叩くと……
 「代は雪くんと同じ委員會にりたいって思ったから挙げたけど嬉しいよね?ねぇ?どうなの?」
 やめてぇ!どんどん顔を近づけないで!そろそろ心拍數の限界が來ちゃうから!
 「う、嬉しいです」
 俺はどんどん加速する心臓をなんとか抑えながら目をそらして代にそう言った。
 「そう?よかった」
 代はニコッと笑うとを左右に揺らしながら鼻歌を歌っていた。
 これは一般男として張しているわけで別に代の事なんか好きなわけじゃないんだからね!
 ……なに言ってるんだよ。
 男子の目線が痛い!
 「あの高橋ってやつ俺らに見せつけるかのように學園のアイドル代様と志保様にいちゃいちゃしやがって……」
 「私代さんと志保さんに話しかけたいのに……友達になる機會が全くないのよ、いつもあの高橋って人といるから」
 そんな聲が教室中から聞こえてきた。
 これは……俺が悪いのか!?
 「そ、それじゃあ図書委員は高橋くん達って事で決まりで〜す」
 この変な空気を素早く切り裂いてくれた先生、ありがとうございます!
 「この調子なら雪くんと同じ部活にも……それなら早く計畫を立てなくちゃ……」
 志保は隣でブツブツと何か言っていたが俺には聞き取れなかった。
 こうして俺は志保と代と仲良く図書委員になった訳だが……。
 「それでは以上のペアでやってもらう、解散」
 図書委員會、會長の號令とともにそれぞれが席を外していく中……
 「えっ……」
 「やった〜代大勝利〜」
 志保は手元の資料を見ながら驚愕し代は椅子から飛び上がって喜んでいる。
 なぜ2人がこうなったのかというと……。
 図書委員の役目は一週間に一度、け付け係になりその責務を果たす訳だが2人ひとペアに分かれる。この先は言わなくても分かるだろうが俺と代は同じ木曜日に志保は隣のクラスの人と金曜日になった。
 「あの、同じ金曜日の志保さんですよね?よろしくお願いします」
 「え、ええっ……よろしく」
 志保さん!プリント破れてますよ!あと挨拶しにきた人がびっくりしちゃってますよ!
 これは後で何か奢りでもしなくては機嫌を損ねたままだろう……。
 帰りに喫茶店でもうか〜。
 その後なんとか志保の機嫌を直し1日を終えた。
note+ノベルバ+アルファポリス+電子書籍でエッセイ、小説を収益化しつつ小説家を目指す日記
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