《俺の馴染2人がメンヘラとヤンデレすぎる件》あの日の……
  日が落ちかけ辺りは一面オレンジに輝きいつもより世界が広く見えていた。
 「雪くん!早くしてよ!」
  ん?ここは一……。
 そこは昔よく遊んだ公園、そこにはい志保や代が俺の事を呼んでいた。
 「あ、ああ、ごめん」
 俺は志保と代の三人がいる砂場の方に近寄ると、どうやらおままごとをしているみたいだ。
 なんとも微笑ましい景、普段なら2人で並ぶ事も滅多にないくせして。
 「お帰りなさいあなた、ご飯でする?お風呂でする?そ・れ・と・も……」
 うん?何かおかしいんだが?俺の気のせいなのか?
 「ちょっと!明らかに今のはおかしいでしょ?」
 すかさず突っ込む代、それに対し志保はなんの違和もじていない様子だが。
 「何?私変なことでも言った?」
 「言ったじゃない!明らかに志保ちゃん本音混ざってたし!てゆうか、なんで奧さん役が志保ちゃんなのよ!私が奧さん役やるって言ったじゃん!」
 「雪くん、それでどっちにするの?お風呂?ご飯?もちろん私はどっちでもいいけど」
 「無視しないで!」
 代は頬を膨らませジッと志保を見つめた。
 本來なら子供のままごとで和むはずなのだが……どことなく2人とも目がマジだった。
 「ちっ……そうね、確かにあなたには雪くんの奧さん役を演じても構わないと言ったわ」
 そう志保が言うと代は目を輝かせ……
 「それじゃあ、私がやってもいいのよね?」
 「ええ、代ちゃんは奧さん役を演じればいいじゃない、私はもちろん雪くんの奧さんを擔當するから」
 なるほど、そう來たかこれは志保の方が一枚上手だな。
 すると志保は俺に近づき靴下をしだけぐと俺の方にさらにぐいぐい近づいて來た。
 「え、ちょっと」
 何この展開、子供がこんな遊びを覚えて良いのか?
 
 「ほら雪くん?あなたはこう言うの好きなのよね?ほら、もっと足を広げて」
 「いや、無理だから!てか誰だそんな噓ついたやつ!」
 「うるさいわね、早くしなさい、さもないと無理やりにでもがすわよ、それに私の作っておいたそこの泥団子、早く食べてちょうだい」
 まさか、そこにある泥団子を俺に食べろと!なんて無茶を言うだ!
 俺はしずつ後ろに下がって行くとそれに比例し志保もこちらにゆっくりと近づいて來た。
 「おい!なんとかしてくれ代!〜〜!」
 俺は2人になんとか助けを求めてようとしたが志保はすでに目と鼻の先にいて吐息が俺の顔にかかっていた。
 「雪くん?〜〜ちゃんに助けを求めるなんてよくないじゃない、あなたは男の子でしょ?」
 〜〜は微笑みながらこちらを見ていた、きっとこいつはこの狀況を楽しんでいるのだろう。
 普段と変わらない景のはずなのに……特に違和がある訳でも無いのに……。
 當たり前の景に何故か俺は疑問をじてしまった。
  あれ?誰だっけ?この子……昔仲が良かったはずなんだが……。
 〜〜は代に気を使っている様子だったがとにかく笑顔で楽しそうだった。
 「あ、あのさ」
 俺は立ち上がり改まって聞くことにした。
 「誰だっけ?その子?凄く仲が良かったのは覚えているんだけど……」
 すると辺りは突然暗くなり三人とも表が強張った。
 その場にあった泥団子はぐちゃぐちゃになり、ブランコの鎖は外れ、木々の葉っぱは枯れ落ちていった。
 「やっぱり雪くんにとってはその程度の友達関係だったんですね」
 「い、いやそうじゃなくて……」
 駄目だ!思い出せない!
 「雪くん……それはいくらなんでも酷すぎるんじゃ」
 「代も良くないと思うよ?」
 俺は必死で脳を駆け巡らせた、頭を抱えて必死に、必死に考えた。
 違う、これは忘れたんじゃない……
 消されたんだ。
 思い出せ……思い出してくれ!
 昔よく遊んだはずだろ!
 うつむきながら俺の視線の先には額から鼻にかけてゆっくりと汗が落ちて行くのが見えた。
 その子はゆっくりと口を開けこう言った。
 「……人でなし」
 まっ……!違う!
 彼は今までずっと我慢していたかのように、溜め込んで來たんなが混ざり合って必死に出した言葉がこれだった。
 を噛み締めきっともう彼は、俺とは二度と話てくれないのでは無いのかと……。
 そんな風に思えた。
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