《非リア充の俺がまともになんてできるはずがないと思った》だから由香里の気持ちは屆かずに終わる
喧嘩も終わりいつも以上に気を使うようになった彌。
とりあえず今回の件は、澤野と話し合い解決した。
それにキスもした。
「 彌今から寄り道しない?」
「いいけどどこに行くの? 」
「まぁ々買いかな 」
「分かった 」
帰り道に寄り道なんてアニメグッズを買いに行くぐらいだけだ。
早川とのデートを2回目にしながらワクワクしていた。
校門を出ていつも帰る方向と逆の方向に向かった。
「私ね彼氏と放課後制服デートするのが夢だったんだよね 」
「 そ、そうなんだ。俺も出來るなんて思わなかったけど出來たから嬉しい」
こうやってデートをするなんてありえないと思っていたからだ。
洋服屋に來た。
中にるとものばかりで男子がるような店じゃなかった。
「早川さん俺がるべきじゃない店なんだけど 」
「大丈夫よ。私達カップルなんだから 」
そう言われ強引にも店にれられた。
ものばかりで、店員がし苦笑いなのが分かってしまった。
彌
なんだろう、なんか俺だけ場違いのような。
「 あれ、彌じゃん」
気軽に聲を後ろから掛けられふと後ろを見ると、由香里が両手に荷を持っていた。
「ゆ、由香里。どうしてここに? 」
「いやぁ私しさ中學の友達と遊びに行くんだよね。彌われなかった?だから服買おうかなと。彌は?ってここものばかりだけど……あっなるほどね 」
彌
中學の友達とかいないし。そもそも連絡取ってない。それにこんなところ早川さんに見られたら結構やばいな。
何かを察したのかアハハハハと苦笑いをしていた。
「どうしたの彌? 」
彌のところまで來た早川は、ため息をつきながら飽きれたように視線を送ってくる。
「あの、早川さんこれは…… 」
「 彌」
名前を呼ばれるたんびにぐっと鼓が早く打ちこの場から逃げ出したくなった。
「えっと、ゆ、由香里さんだっけ?前會いましたよね 」
「 は、はいすみません私邪魔ですよね帰りますね」
何だか微妙な雰囲気になり、察したかのように由香里は、荷を持ってその場から立ち去ろうとした。
「 待ってください。し話をしませんか?」
「 えっ?」
彌
どうしてこうなったの?
何故か2人とも知らないうちに仲良くなっていた。
「 ところで中學の時の彌ってどんなじだったの?」
「 う〜んまぁずっとアニメばっかり見てたな。私にずっとオススメしてくるんだけど全く分からなくてさ。でもやっぱり私が困ってる時助けてきて本當にかっこよかったかな」
「うん、それ分かる。私が熱出した時も1番最初に保健室來てくれたし彌案外カッコイイ 」
彌
なんか照れるな。んでなんで由香里は、早川さんと仲良くしてるんだろう。普通こういう時アニメじゃあ今カノと元カノって出會ったらなんか変な雰囲気になって終わるところでしょ?おかしいじゃん。
「あっ、由香里さんごめんねもう5時過ぎてたね。彌帰ろ 」
「 あ、うん。由香里どうするの?」
「私は、一人で帰るよデートだったんでしょ。悪いことしたと思うから。早川さん彌またね 」
手を振りその場は、解散した。
彌と早川は、2人で真逆に來た店を引き返し帰って行った。
「彌どうして由香里さんと別れたの? 」
帰り道に唐突に聞いてきた。
多分早川は、2人が別れた理由を知らないからだ。由香里に聞きたかったんだろうが聞き出せない狀況にあったのだろう。
「 えっとそれは、まぁ中2の頃は、大良かったんだけどある日、ぎくしゃくしてしまって、俺こんな格だからあまりガって行けないタイプだから由香里が浮気じゃなかったんだけどそれに近いものをしてしまって、それから何となく人という関係が消滅してしまったって訳。それから由香里との壁が出來てしまってそのまま高校も別になり連絡も取ること無くなった。由香里は、あんな格だからあまり気にしてないのかもしれないけど俺は、高校ってからも気になってた」
何故か橫に歩いていた早川は、足を止めオレンジの瞳がこちらをしっかりと見つめてくる。
「 なるほどね。私達1度あんなことになって、喧嘩したでしょ。でも仲直り出來た私は、それが彌に対して本気って事。彌のこと本気で好きだから」
彌
やばいやばいやばいやばい心臓が早くなってる。
「 ……うん」
そう言い首を下に向けた。
「 まぁ別れた理由も知れたし私が聞きたいことがなくなった。じゃあ帰ろっか」
「そうだね 」
「 彌まだ由香里さんに未練あるの?」
「正直はっきりとさせたい気はする」
「そっか 」
早川との分かれ道が來るまで一言もそれから口を開かなかった。
彌は、近くにあったコンビニによりジュースを買いに行った。
ジュース売り場に向かいジュース選びをしていた。
「彌なんでここにいるの? 」
隣で由香里がジュースを選んでいた。
「 由香里……。お前こっちだっけ?」
「 うんん。こっちじゃないよ。でも今日姉のところ行くから」
「 なるほど。由香里しいい?話があるんだけど」
このチャンスを逃しては、ならない無い。
ここでハッキリさせよう。
ジュースを買い近くの公園に來た。
「 話って何?」
「実はさ中2の頃んなことあって別れたよね。それについてなんだけど 」
「それについてね。私が浮気らしきものをしてから自然消滅したやつでしょ。あの時私実際浮気なんてしてなかった。告白されたけど。友達に相談したら……嫉妬されてその友達の好きな人だっから。それから浮気したよみたいな噂されてさ だから別れることも無かったんだけどあのままだと多分上手くいかなかったから私も何も言わないで自然消滅させた」
「そっか……理由は、分かった。俺もなんか変なじだったしだからはっきりさせたい 」
「うん分かった。でもその前に1つだけお願いがある 」
黒い瞳がこちらを真剣に見つめてくる。
一旦深呼吸をしてから口を開いた。
「 私実は彌のことまだ好きなの」
ぐっと両手を握り顔を真っ赤にしながら彌に、伝えた。
その瞬間時間が止まり公園は、彌と由香理を抜いて誰もいない。
風がざわざわとざわつきだす。
そして彌は……
「由香里ごめん俺早川さんが好きだから 」
由香里は、泣くのを我慢しながらうんうんと頷く。
その瞳は、夕日に照らせれ一段と輝いていた。
だから由香里の気持ちは屆かずに終わる……。
note+ノベルバ+アルファポリス+電子書籍でエッセイ、小説を収益化しつつ小説家を目指す日記
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