《冷たい部長の甘い素顔【完】》第4話 合コンに行く理由
それから私は、毎週末、合コンに參加している。
私は、別に新しいをしたいわけじゃない。
ただ、私にもちゃんと価値があるという実がしいだけ。
こんなにモテる私を捨てるなんて、もったいない事したわねって言いたいだけ。
二度と彼に會うことはないけれど……。
だから、毎週、大勢の男から連絡先をもらい、そのうちの何人かの男からデートのいをけると、私の承認求は満たされて、傷ついた心がし落ち著いた気がした。
我ながら、病んでるなぁ…とは思う。
だけど、実際にデートに行く事はない。
もうは、したくないの。
あんなに辛い思いをするのは、もうこりごりだから。
下手にデートに行って、つきまとわれたり、勘違いされたりするのもいや。
あくまで、好意を寄せてくれれば、それで十分。それで終わりにしたい。
所詮、合コンだもの。
男の方も、その段階で脈なしと分かれば、さっさと次に行けるでしょ。
それがせめてもの私の親切だと思ってる。
だいたい、私は、決して人じゃない。
見るに耐えないほどの不細工だとは思わないけど、どんなにひいき目に見ても、せいぜい中の上くらいだと思っている。
だけど、合コンでモテるのは、中の上。
あまりに人だと、今どきの男子は、怖気付いて勝負に出られない。
だから、ごく普通だけど、見ようによっては、ちょっとかわいい位が、手を出しやすいらしい。
だから、合コンは、私の承認求を満たして、心の傷を癒してくれる。
今日もみんなから連絡先をゲットして帰ろう。
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