《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「友達ってものは意外なところで出來るという不思議」
「いやー、話してみるとこんなにも気が合うとは思いませんでしたよね!」
「あぁ、こうなるとは俺も思ってなかったよ」
髪の雙子の姉が我が家に再びってきて數時間経ったころのこと。
気付けば俺たちは意気投合していた。なんだろうね世界って、何が起こるか分からないし、そもそも俺がまさか神の親族と仲良くなってしまうなんて思いもしなかったよ。
まぁ俺が嫌いなのは神本人だけだからな、そもそもコイツを恨むのが間違ってたってわけだ。
それにどうやらコイツは俺がTSしたことによる様々な不利益が発生したため、その埋め合わせによく飛ばされたんだと。
ハハハ、いつの世も面倒を被るのは姉もしくは兄なのね、と思ったよ。
だって俺も時々亮太の忘れ屆けさせられるし、弁當やらなにやら作っているのは(ただし作り置きとテンプレによる手抜き弁當であることは忘れるものとする)俺だからな、どういうわけか一年早く生まれただけでこうも保護者的役割をせにゃならんのだ。
不條理だぜベイベー。
と、心中でぼやいていたところに亮太が復活してやってくる。
ようやく、というかコイツの場合はこんなにも早く、の方だが………目覚めるとはな。
俺個人としてはそのまま明日まで眠っていてくれれば良かったと本気で思わざるを得ない。
お前が眠っているだけで俺はいつもより飯をのんびりと食えるし、食費が大幅に浮くし何より作る量をある程度減らせるから楽になる。
いいことづくめで悪いことなんて明日朝作るべきマシが増えることぐらいなのに、何故起きてきたんだ亮太。
「とりあえず突っ込むことが多すぎるが、知らない奴が居る事より何より………腹が減った、なんか作ってくれ」
「わーおこの野郎深い深ーい事とかさらっと無視して空腹の方優先しやがった」
そこに痺れる憧れるぅ、と続けたかったが、俺も何かと腹が減っているのは事実。
とりあえず軽く夕飯を作るとしようか。
我が家の夕飯テンプレこと、俺の頭の中に存在する思いつき獻立表によれば今日は魚料理の日だから………焼き魚は先週やったのでパス、サバの味噌煮も良いけどサバがない、刺なんてそもそも買うことがない、いっそ雑炊………いや、亮太の場合〆の方をごっそり取っていくし、ここはあえて………そうだ、なんかの切り買ってたし、それを使おう。
俺は脳でそう決めると、実は20年くらい使っているのにいまだ不調1つない我が家の冷蔵庫を開けて切りを取り出す。
ちなみに魚の種類としては鰆さわらである。あとは適當に付け合わせのアスパラ………は、ないのでブロッコリーで代用、といくつかの材料を出して、料理に取り掛かる。
まぁやることはそこまで難しくはない、作る料理はここ最近作った気がしないムニエルにする予定だが、あとは鰆を洗って水気を取って小麥をかければ焼くだけだ。
別に慣れれば難しいことじゃない。
まぁ面倒くさいがな、正直作るだけと言っても三人分になるし………あ、まずった。
「材料が足らん」
「なにぃ!?」
「二人分ならギリであるが一人分足らんぞこれ」
いや、元々我が家は基本二人分ばかり作っているから三人分作ろうとしたら足りなくなるのは明白だけどさ。
………どうしたものかね。
「あ、それなら私は大丈夫です。飲まず食わずでも100年くらいは健康でいられるしてますので」
「人外か!?人外なのか!?」
ほー、そりゃすげぇや。神のってそんな便利なのかよ。
100年飲まず食わずなんてなることはなさそうだが、なくとも食費が増加することはなさそうで良かったよ。本當にさ。
「兄貴、ところでコイツは何者なんだ?」
「昨日の腐れ神の雙子の姉」
俺が神様(の親類)スペックに嘆していると、亮太が面倒事のタネになりそうなものを放り込んできたので簡潔にバサッと切り捨てる。
面倒事はやっぱり切り捨てに限るよね。
まぁ、ひとまず一人で混している様子の亮太は放っておいて料理するとしましょうかね。
あれ、なんで俺こんなに女子から見られるの?
普通に高校生活をおくるはずだった男子高校生が・・・
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