《家庭訪問はのはじまり【完】》第65話 最後の授業參観
週が明けて、授業參観の日がやってきた。
子供たちは、し張した様子で休み時間も練習をしている。
私は、朝の會でみんなに聞いてみた。
「今日、お家の人が見に來てくれるよ〜っていう子、手を挙げて」
「おばあちゃんでもいいの?」
そう聞いたのは、10日前に弟が生まれた明あけみちゃん。
「もちろん」
私がそう答えると、クラス全員の手が挙がった。
つまり、瀬崎さんと岳さんと私がひとつの教室に揃うという事だ。
私もいつもとは違う張が走る。
だけど、こればかりは逃げられない。
短日課の午前中を終え、給食、掃除の後、教室の機を廊下に出した。
椅子だけ殘して、縄跳びやこま回しのためのスペースを確保する。
5時間目がやってきた。
日直の號令で授業を始める。
司會は、立候補者の中から挙手投票で選ばれた瑠奈るなちゃんと貴博たかひろくん。
「これから『がんばったよ発表會』を始めます」
「たし算カードをする子は、前に出てきてください」
たし算カードの2人が前に出て、順に読み上げていく。
スラスラとたし算をする2人に拍手が送られた。
そのあと、ひき算が続き、漢字の子は黒板に得意な漢字を3つずつ書いていく。
生活でやった昔の遊びから、お手玉の子、けん玉の子、こま回しの子…と続く。
英語での名前を言っていく子もいる。
最後に縄跳びの子。
あや跳びの子、差跳びの子、最後に二重跳びの子と続く。
嘉人くんは、もちろん二重跳び。
教室の窓側から瀬崎さんが見守る。
廊下側には岳さん。
今日はおしゃべりはしていないが、視線は真奈ちゃんのお手玉以外は、やっぱり瀬崎さんを向いている。
嘉人くんが二重跳びを20回跳ぶと、子供からも保護者からも「おお!」と低い聲で歓聲が上がった。
瀬崎さんは、嬉しそうに我が子に拍手を送る。
「これで『がんばったよ発表會』を終わります」
司會の2人がそう言って、1年生最後の授業參観が終わった。
血が繋がってないからあなたに戀してもいいよね
頑張ってみましたが変だと思います そんなでも見てくれたら嬉しいです
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